あなたはこんな悩みはありませんか?
「転職したいと思ってるけど、自分にいいところは無い」
「目立ったスキルもなければ、至って平凡である」
「強みはみんなと一緒です!」
でも就職活動ではよく、自分の強みを見つけなさい。と言われますね。
筆者である私も、転職の時は自己PRを3行以上書けない状態でした。
簡単に自己紹介

今回の記事は、強みを見つけ、面接でアピール出来るまでを解説します。
- なんで就職活動で強みが大切なのか?
- 強みの見つけ方を3方向から解説
- 素晴らしい強みじゃなくても面接でアピール出来る方法
- 面接で重要なことは伝え方である
それでは行きましょう。
そもそも強みとは何か?
強みとは、あなたが持っている、転職市場で有利になるものです。
強みの例としては以下の通り
強みの例
- コミュニケーション能力
- 問題解決能力
- 技術的なスキル
- リーダーシップ
あらゆるものがあげられます。
強みやスキルはすべて、あなたを際立たせ、面接官に一目置かれるために利用することができます。
さらに、自分の強みを自覚し、面接でそれを自信を持ってアピールすることで、好印象を与えることができるでしょう。
面接で強みを聞かれるのはなぜ?
なぜ面接では強みや長所を聞かれるのでしょうか?
あなたが会社にとって存在価値があるかどうかを知るためです。
そもそも面接は「自分に何ができるかな?」と自分主体で考えるのではなく、「会社があなたをどう利用したいか」が大切です。
そのうえで、理由は以下3点が考えられます。
- 会社にどのような貢献ができるかを理解するため
- 仕事への適性をより適切に評価するため
- 性格や就業意欲をより深く理解するため
それぞれ解説します。
会社にどのような貢献できるかを理解するため
あなたが会社に対して利益をもたらしてくれるのかを知りたいんですね。
面接官は通常、あなたの才能や能力が職務内容とどのようにマッチするかを評価します。
そして、あなたがその企業に適しているかどうかを判断するために、強みについて尋ねることでしょう。
自分の長所について話すことは、面接官があなたのスキルや今までの業績をより詳しく知る機会にもなります。
さらに、自信を示し、あなたが会社に貢献できる強みを面接官にアピールする絶好の機会にもなります。
仕事への適性をより適切に評価するため
会社は退職をされることを最も恐れるんですね。
仕事に適性がない場合「嫌になって辞める可能性がある」と面接官は思ってしまう傾向があります。
だからこそ、その職務の要件を満たすために必要な適性がある候補者を探しているのです。
強みについて質問することで、面接官は候補者の能力とその仕事への全体的な適合性をよりよく把握することができます。
性格や就業意欲をより深く理解するため
強みを伝えられるということは、自分自身をしっかり理解しているということです。
理解しているということは自己分析をしっかりしているということ。
仕事に対しての向き合い方や性格が現れるんですね。
もちろん全員が同じ発想にはなりませんが、強みを明確に語れる人は就業意欲も高いと見られる傾向があります。
強みは一つに絞っておく
なぜなら、強みを一つに絞ると、話題の幅が狭まり、話がまとまりやすいからです。
コミュニケーションが取りやすくなります。
さらに、一つの強みに焦点を当てることで、面接官があなたのスキルや適性をより理解する機会となり、結果としてライバルに差をつけることができます。
人によっては強みはいっぱいあった方がいいと考える人もいますが、強みは1つでいいです。
欲張ってはいけませんね。
自分の強みの探し方
ここからは自分の強みの探し方を4つの角度から探してみましょう。
強みの探し方4つ
- 自分の過去から探してみる
- 嬉しかった時の感情から探してみる
- 他己分析から探してみる
- 転職エージェントに話を聞いてもらう
それぞれ解説します。
自分の過去から探してみる
自分自身の強みを見つけるには過去から探してみることが大切です。
そのためには、自分の仕事や個人的な経験を棚卸しすることが有効です。
過去に経験した役割(仕事でのポジション)と、その役割で成功した事について考えてみてください。
また、自分が楽しんでいる趣味や活動、その活動で成功するために必要な才能や能力についても考えてみましょう。
ここで大事なポイントは、「思い出したら片っ端からメモに書いていく」ということです。
人は面白いもので、思い出したら1分以内に忘れます。
だから残しておいてください。
あとで書いたものから選ぶだけです。
自分のスキルや強みが分かったら、履歴書の自己PRや志望動機に、その強みが仕事にどのように関連しているかを書いていきます。
嬉しかった時の感情から探してみる
過去に嬉しかったこと、誰かを喜ばせた時、充実感があった時、この時を思い出すといいです。
例えば相手が喜んでいるとき、あなたも嬉しかったと思います。
その嬉しいと感じるまでにどんな行動をしましたか?
きっと時間を使って何かをしていたはずです。
もしかするとこの「嬉しかった時」を想像すると自分の強みが見えてくる可能性が高まります。
あなたはどんなことを相手に与えたかったですか?
どのような感情を抱いて作業していましたか?
これらの質問に対する答えから、あなたの強みが何であるかが見えてくるはずです。
また、チームに与える影響、問題解決への情熱など、前職の仕事には反映されていない、あなたの得意とする分野について、より幅広く考えてみてください。
他己分析から探してみる
家族や友人に相談するのもよいでしょう。
“私の一番の強みは何だと思う?”
“他の人と違うところは何だと思う?”
といった質問をしてみてください。

ちょっと恥ずかしいけどね!
相手に自分の長所について話し、フィードバックを求め、改善の機会について話し合う時間を取るとより良いものになりますね。
そうすることで、自分が伸ばせる分野に磨きがかかり、結果的に就職活動で有利になるのです。
転職エージェントに話を聞いてもらう
最終手段は転職エージェントです。
転職エージェントに相談すれば、専門的なアドバイスや転職市場に関する貴重な意見を得ることができます。
心理テストや職業適性検査などのツールを使って、どの職務が自分に最も適しているか、どのように自分を売り込むべきかを判断することもできます。
あなたの強みを客観的に評価してくれる転職エージェントは強い味方になってくれると思いますよ。
無料という点も嬉しいですね。
自分の強みを持っておくとどういうメリットがあるの?
強みを持っておくことで3つのメリットがあります。
- 自分の価値観を理解出来る
- 自分の価値を相手に伝えられる
- 自分の得意分野が分かる
詳細は以下の通り
①自分の価値観を理解出来る
自分の強みを明確にすることで、自分自身、自分のスキル、自分の価値観をより理解することができます。
その結果、より自分に合った、自分の強みを活かせる仕事を見つけることができます。
また仕事で大事にしたいポイントといった自分の「軸」が見つかり、相手に流されにくくなります。
②自分の価値を相手に伝えられる
自分自身と自分の強みをよりよく理解することは、面接の際に、自分の明確な価値をよりよく伝えることにも役立ちます。
これは仕事中においても同様で、受動的な仕事は長続きしません。
自分の価値を相手に与える(能動的に仕事をする)ことにより、キャリアアップにも繋がるということです。
③自分の得意分野が分かる
自分の強みをよく理解することで、自分が最も得意とする仕事に就くことができ、より大きな成功と満足を得ることができる。
自分の強みを知らなかったらどうなるの?
強みを分からないままだと以下3つが考えられます。
- 数いる転職希望者に埋もれる
- 面接官から注目されない
- 結果就きたい仕事に就職しにくくなる
能力を理解している人に負けて、大勢の就職希望者の中に埋もれてしまうでしょう。
面接官の目に留まることもなく、わずかな特徴も見落とされてしまう確率が上がってしまいます。
企業は自信とスキルのある人材を求めるため、希望の仕事に就くことはますます難しくなります。
また自分の強みが分からないため、今後出世を目指した時も、役職には就きにくいでしょう。
どういう組織になるか分からないからです。
会社は安心できる人や未来を予想できる人にキャリアアップを与える傾向があります。
自分の強みが分かっていない、もしくは言語化できない場合、会社も「よく分からない」ため、放置される傾向にあると認識しましょう。
自分の強みをアピールに変える方法
それでは自分の強みはどうやってアピールしていくのか?
ここでは2つの方法でアピールをしていきます。
PREP法を使ってやってみよう
この型に当てはめて話をするだけです。
最も相手に伝わりやすい型です。
まず自分の強みについて明確な結論を出し、その強みを持つ理由を述べ、さらに具体的な例を挙げて説明するのがよいでしょう。
例えば、次のような感じです。
PREP法を使って忍耐力アピール
私の強みは忍耐力です。
今まで過去に大きな失敗しても、そこから這い上がることをしてきたからです。
具体的には、前職にて個人情報流出という大きなトラブルを起こしました。
その中でクライアントからも社内からも詰められ、居場所はどこにもありませんでした。
そこからは毎日「絶対に見返してやる」と這いつくばっていたことを覚えています。
結果としては〇〇で~
だからこそ私の強みは忍耐力です。
どんな文章にも応用が出来ますので、是非とも使ってみてください。
伝える内容よりも、伝える雰囲気が大事


メラビアンの法則です。
- 言語情報が7%
- 聴覚情報が38%
- 視覚情報が55%
なんと伝える内容は7%なんです。
メラビアンの法則では”何を伝えるかよりも、どう伝えるかが重要である “とされています。
つまり、面接では話す内容だけでなく、全体的なトーンや自信、言葉の運び方も重要なのです。
面接官は全体的な空気を読んで、あなたが自分が会社にどのようにマッチするかを見定めています。
しかも見定めるのは雰囲気なんですね。
試しに友達にやってみると面白いです。
すごく重たい空気で、声のトーンを下げて「昨日の楽しかったこと」を話してみましょう。
多分友達は「どうした?」と反応するでしょう。
それほど空気って、話す内容よりも大切なんですよね。
自分の強みがショボいと感じても自信を持って伝える
自分の強みがあまりにも平凡すぎる!
こう感じる人が9割かもしれません。
言葉は同じでも、内容は違いますよ。
「自分の強みは〇〇です。」
ここは同じだったとしても、その後に続く「理由」と「具体例」が全く違うんです。
だからこそ、自分の強みがしょぼいと言うまえに、プロセスにストーリーを持たせた方が100倍いいです。
【面接の肝】話にストーリーを持たせる意味
例えば
Aさん:父が大富豪
Bさん:父が借金まみれ
300万の新車を購入したとなった際、どっちのストーリーを聞きたいですか?
大抵はBさんになると思います。
要はストーリーはギャップが大きい方がいいんです。
これは強みを伝える時も一緒。
結果は同じでも、それまでの道のりが険しい方が聞いている方は同情して心を打たれるのです。
面接ではこれを利用すると上手くいきますよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は自分の強みの見つけ方と強みのアピール方法について解説しました。
大事なポイントは以下の5つです。
- 強みは過去の経験や、他人の意見から見つけていく
- 強みを思いついたら取りあえずメモに残す
- 強みは一つで良い
- 面接はPREP法を使って伝えよう
- 面接での伝え方はストーリーが命
あなたの転職活動が上手くいくことを願っています。
応援しています。