- 派遣社員に言ってはいけないこと8つ
- 派遣社員との仕事の関わり方
- 派遣社員に対しての注意の仕方
- 派遣社員へ業務指示をするうえで気をつけるこ
これから派遣社員を受け入れる際、派遣社員が不安を抱えないよう、言ってはいけないことを抑えておく必要があります。
派遣社員は繊細です。
派遣社員へ行ってはいけないことを無意識に使っていたり、注意の仕方、業務指示の仕方を正社員同等にしてしまうと、結果として定着しない会社になってしまうのです。
しかし、どのように接すればいいのか、何を気を付ければいいのか、分からない方も多いのではないでしょうか?
企業側の受け入れ態勢が整っていないと派遣社員はこう感じます。
派遣営業に相談して派遣先変えてもらおう
はずれを引いた
私自身、述べ950名を超える派遣社員を担当し、取引先企業様とのやり取りをしてきました。
その中から「これは言ってはいけない」と感じている事例を紹介します。
派遣社員との適切な接し方やコミュニケーション方法が身に付き、職場での人間関係が改善されることでしょう。また、派遣社員が安心して働ける環境を整えることで、全体の生産性向上にも繋がります。
ぜひ、この記事を参考に、派遣社員との円満な関係作りに役立ててください。
派遣社員と効率的に働くためのコツを身につけ、職場での人間関係をより良いものにしていきましょう。
派遣社員との接し方でおさえておきたいポイント
派遣社員との接し方で重要なポイントは、派遣社員の立場を理解し、尊重し、円滑なコミュニケーションを図ることです。
派遣社員は正社員と異なる労働条件や働き方があります。
正社員と同等の扱いを求めるわけではありませんが、派遣社員に対する適切な配慮が必要であることが、労働者派遣法や労働基準法にも定められています。
下記がおさえるべきポイントです。
- 派遣社員は理由があって派遣社員をしている
- 仕事は一緒でも雇用主が違う
それぞれ解説します。
派遣社員は理由があって派遣社員をしている
派遣社員は様々な理由で派遣社員として働いており、その理由をちゃんと理解することで、適切なサポートができます。
厚生労働省の調査によると、派遣会社を利用する理由の多くは以下の通りです。
- 働きやすい時間帯で働ける
- 家庭や育児と両立しやすい
- 短期間で収入を得たい
私自身も派遣営業をしている中で、上記の理由で派遣社員として勤務を希望する方は多いと感じています。
例えば、子育てが一段落した際に、家庭と仕事の両立を考慮して正社員として就職活動を行っても、なかなか採用が決まりません。
そんな時に、派遣会社に登録することで、求める仕事を見つけることができます。
派遣会社は、このような働き方をサポートする目的で存在しています。
確かに待遇面では正社員が有利ですが、現実的に企業側は採用のリスクを考慮して、派遣社員として採用することが一般的です。
いろんな理由から派遣社員を選んでいる方が多いのです。
仕事は一緒でも雇用主が違う
派遣社員と正社員は同じ仕事をしていても、雇用主が違うため、権利や責任、採用条件も違います。
派遣社員は派遣会社に雇用され、派遣先企業で働きます。
これにより、労働契約や福利厚生、評価制度などが正社員と異なります。
労働者派遣法により、派遣社員の待遇が正社員と同等であることが求められますが、実際には差があることがあります。
このように区分けて考えるといいでしょう。
- 雇用に関すること:派遣会社の責任
- 実務における内容:派遣先企業の責任
実際に、派遣社員を受け入れる企業によっては、派遣社員を正社員と区別せず、雇用に関することも管理したり確認したりする場合があります。
派遣会社も、派遣社員も心のなかでは「なんでそれ聞くの?」と思うこともありますので気を付けてください。
仕事内容は同じでも、派遣社員と正社員の雇用主が異なることを理解しましょう。
派遣社員へ言ってはいけないこと8つ
以下8つです。
それぞれ解説します。
雇用契約に関わること
派遣社員に対して、雇用契約に関わることを無闇に質問したり、比較をするような発言は避けるべきです。
派遣社員の雇用契約は派遣会社との間で結ばれており、正社員とは異なります。
その発言から、派遣社員が不信感を抱き、退職になることもあります。
雇用契約の話は特に以下の話は気をつけましょう。
- 時給について
- 契約期間や更新に関して
- ボーナスについて
時給について
時給に関しては派遣会社が管理しています。
また、給与格差を意識させることで職場の雰囲気を悪化させる可能性があります。
派遣社員の時給について話す場合、比較的慎重に話すか、そもそも話をしないと決めておくのがいいでしょう。
こんなやり取りが日常的にあります。
ももこさん、時給いくらくらいもらってるの?
派遣社員ももこ: 「1,500円もらってます」
そうなんだ!(私より貰ってる…)
このように、比較的高い時給をもらっている派遣社員がいる場合、そのことを知った正社員が不満を抱くこともあります。
そのため、時給について話す場合は、派遣社員が不快に感じたり、職場の雰囲気を悪化させたりしないよう、話さないように指示しておくことが大切です。
契約期間や更新に関して
契約期間や更新についての発言が、派遣社員の将来に対する不安やプレッシャーを招くことがあります。
派遣社員はすでに不安を抱えていることが多いので、余計なストレスを与えないよう気をつけましょう。
また、契約に関する問題は、派遣会社と派遣社員が話し合うべき内容であり、派遣先企業が過度に関与することは適切ではないことを念頭に置いておくことが重要です。
ボーナスについて
派遣社員のボーナスについては、無闇に質問したり、比較をするような発言を避けるべきです。
派遣社員はボーナスがありません。
特にボーナス時期になると社員は話をし始めることが多いでしょう。
社員同士が話している場合でも、派遣社員が耳にしてしまうことはよくあります。
そこから差別化を感じてしまい、ネガティブに繋がると認識しておきましょう。
私自身も派遣社員から「ボーナスってやっぱり出ないですよね?」と分かっていながら聞かれることがあります。
その背景には、羨ましいという心境があります。
プライベートに深く踏み込んだこと
派遣社員のプライベートな話題については、無闇に質問したり、詮索するような発言を避けるべきです。
プライベートに関する発言は、派遣社員のプライバシーに関わることであり、不快感やストレスを与える可能性があります。
例えば以下のような発言です。
- 結婚してるの?
- 副業とかしてるの?
- 貯金してるの?
- 恋人はいるの?
もちろん関係値により変化するとは思います。
しかし、まだ職場に慣れていない中で聞いてしまうと、断ることも出来ず、モジモジしてしまうことでしょう。
場合によってはハラスメントと言われますのでご注意ください。
特に派遣社員の後ろには派遣会社がいます。
言葉選びはより慎重にする必要があります。
飲み会の強制参加
派遣社員に対して、飲み会への参加を強制するような発言は避けるべきです。
会社と深い関係を築きたいと考えている派遣社員は少ないです。
割り切った働き方が派遣社員の魅力ですからね。
もちろん、企業側としては業務以外で親睦を深めることにより風通しの良い職場を作りたいと考えることもあるでしょう。
でも、ダメです。
壁を作りたいのに、行きたくない
こう考えています。
誘うこと自体は問題ありませんが、断られても引かない、実は行きたいんじゃないの?と言ったりするのはNGです。
ハラスメントに関わること
派遣社員に対して、ハラスメントに関わるような発言や行為は絶対に避けるべきです。
ハラスメントは、派遣社員のメンタルや職場環境に悪影響を与えるだけでなく、法的な問題を引き起こす可能性があります。
以下に代表的なハラスメントの種類と例を記載します。
種類 | 例 |
---|---|
セクシャルハラスメント | 性的な冗談や言葉の暴力、無理なデートの誘い、身体に触れるなど |
パワーハラスメント | 上下関係を利用した過度な指導や評価、過度な労働要求、無視や孤立させる行為など |
モラルハラスメント | 人格や価値観を否定する言動、他人の秘密や弱みを利用した嫌がらせ、噂話を広めるなど |
マタニティハラスメント | 妊娠や出産を理由にした不適切な言動、職務変更や解雇への圧力、出産後の復帰を妨げる行為など |
転職についての話
転職についての話題も持ち出さないようにしましょう。
転職についての話題は、派遣社員の不安を煽ったり、人によっては差別されてると受け取るためです。
派遣営業をしているなかで、「周りがこんなこと話ししてて、雰囲気悪いです!何とかしてください!」と言われることもあるんですよね。
どうしようも出来ませんので、企業担当の方、よろしくお願いします。
会社の機密情報に関すること
派遣員に対して、会社の機密情報に関する話題も共有しないようにしましょう。
情報漏洩のリスクがあるためです。
派遣社員は契約期間が限定されており、一定期間後には他の企業に派遣されることが一般的です。
そのため、機密情報を共有することで情報が外部に漏れるリスクが高まります。
更に、その情報は大抵の場合、派遣会社の営業に伝わり、派遣会社の営業から外部に漏れることあります。
「派遣なのに〇〇だね」と言わない
派遣社員に対して、「派遣なのに」という言葉を使った発言は避けるべきです。
「なのに」は、いらないのです!
例えばこういった言葉です。
- 派遣なのに仕事ができるね
- 派遣なのによく頑張っているね
- 派遣なのに責任感が強いね
- 派遣だから仕事は簡単な方がいいよね
- 派遣だから将来的なことは考えなくても大丈夫だね
- 派遣だし、どうせすぐに辞めるんでしょ?
最後の言葉はトドメですね。
派遣社員に対して、「派遣なのに〇〇」と言葉を使った発言は避けましょう。
職場見学時の嘘や誇張
職場見学を行う際、嘘や誇張を避けるべきです。
会社としては是非とも来て欲しいと気持ちが高ぶると、いい感じに伝えてしまうことがあります。
ネガティブな点を隠して、ポジティブな点しか伝えないんですね。
職場見学時に嘘や誇張をすることは、派遣社員の期待と現実のギャップがうまれ、後々のトラブルや不満を生み出す可能性があります。
早期退職になるかどうかは、入社前と入社後のギャップの大きさに比例します。
派遣社員との仕事の関わり方
派遣社員との仕事の関わり方は重要です。
下記を気をつけてくださいね。
- 名前で呼ぶ(派遣さんと呼ばない)
- 見下さない・差別しない
- 責任を派遣社員に押し付けない
- 露骨に引き抜きをしない
それぞれ大事なポイントですので解説します。
名前で呼ぶ(派遣さんと呼ばない)
派遣社員に対して、しっかりと名前で呼び合いましょう。
派遣社員を「派遣さん」と呼ぶことは、差別と受けとることもありますし、ハブられてしまっていると感じることがあります。
言われた側はこう感じるでしょう。
- もっと尊重して欲しい
- 仕事だけでなく人としても扱って欲しい
- 「派遣さん」と呼ばれると、社員との差を感じてしまう
- 会社の中で浮いているような気がする
名前で呼ぶことで、会社内の雰囲気を悪くする原因を排除することができます。
見下さない・差別しない
派遣社員に対して見下した態度や差別的な発言を避けるべきです。
見下した態度や差別的な発言は、派遣社員の自尊心や仕事への意欲を低下させることがあります。
派遣社員に対して見下した態度や差別的な発言を避け、職場の円滑なコミュニケーションを心がけましょう。
例えば以下の発言があります。
- 「派遣だから分からないでしょう」
- 「仕事ができる人が来たら、すぐに交代するからね」
- 「正社員にはなれないから、頑張っても意味がないよ」
正社員よりも派遣社員のほうが仕事ができることもあります。
それでも派遣社員は正社員を見下しません。
雇用形態が違うだけで見下したりすると、派遣社員の定着につながらなくなりますので注意が必要です。
責任を派遣社員に押し付けない
派遣社員に対して過度な責任を押し付けることは、ストレスや不安を増大させ、仕事の質や働き方に悪影響を与えることがあります。
責任を押し付けられた派遣社員は高い確率で派遣営業に不満を出します。
- 上司から、「このミスはお前のせいだ」と言われたんですが、私自身言われた通りにやっていたんですが理不尽です。
- なんで私ここまでやらなきゃいけないんですか?
- 責任を押し付けるのであれば給料あげてほしいです。
こういった不満がきっかけとなり、些細なことも嫌な気持ちになってしまうのです。
結果として退職につながります。
派遣社員の仕事の責任は派遣先である企業の責任です。
指示の出し方、説明の仕方により派遣社員の仕事の質は変わります。
露骨に引き抜きをしない
派遣社員を引き抜く場合は、派遣会社にバレないようにしていきましょう。
バレたらトラブルの元になっていきます。
派遣社員を露骨に引き抜くことは、派遣会社との信頼関係を損ねるだけでなく、他の派遣社員や正社員にも悪影響を与えることがあります。
下記のような発言は気を付けてくださいね。
- 「直接雇用にならないか考えない?」
- 「他の会社に移った方がもっと良い待遇を受けられるよ」
- 「うちの会社に来てくれたら、もっと良い環境で働けるよ」
万が一、この発言が派遣会社に伝わった場合、派遣会社からクレームが来ます。
今後の人選紹介の数も確実に減ることにつながりますので気を付けましょう。
引き抜きに関しての注意点は「派遣社員が引き抜きされた時の注意点!優秀な人は引き抜かれる」の記事でも解説しています。
派遣社員への注意の仕方
派遣社員への注意の仕方を間違えると、派遣社員から派遣会社へクレームとしてあがり、大きなトラブルといて跳ね返ってくることもあります。
下記を意識してみてください。
- どうなってほしいのかを明確にする
- 派遣社員へちゃんと質問する
- 改善策を明示する
- 感情的にならない
それぞれ解説します。
どうなってほしいのかを明確にする
派遣社員に注意をする際には、派遣社員にどうなってほしいのかを明確にしましょう。
注意する際の目的を考えないと、注意された側は「嫌だ、うざい」としか思いません。
ここを話をしない方も多くいますが、明確にしない限り派遣社員は下記を思います。
- 混乱してパフォーマンスの低下:結局何をすればいいのか分からなくなる
- モチベーションの低下:目指すべきゴールが分からず、どう進んでいけばいいのかが分からなくなる
- 反論する:自分の意見を言い、反論してくることでしょう
注意する前には、派遣社員にどうなってほしいのかを明確にしていきましょう。
派遣社員へちゃんと質問する
注意をする際に陥りがちなミスの一つは、注意する側が自分が言いたいことだけを言って満足してしまい、相手の立場や思いを聞かずに終わってしまうことです。
これでは問題解決につながりません。
注意する際には、派遣社員に対して、自分たちの思いや目的をしっかりと伝え、派遣社員がどういう思いでその行動をとったのかを尋ねるようにしましょう。
注意することも、相手とのコミュニケーションの一環です。
質問をせずに注意することは、ただの独り言にすぎません。
独り言に付き合うことはできませんし、派遣社員にも説明する機会を与えることが大切です。
相手に寄り添う気持ちが、問題解決の第一歩です。
また、相手に寄り添うことで、より的確なアドバイスをすることもできるようになります。
改善策を明示する
改善策を明示することにより、派遣社員は次の行動が分かります。
「自分で考えろ」と思う方もいるでしょう。
しかし、最初からは無理です。諦めてください。
すべての社員が自分で考えられるのであれば、上司は悩んでいません。
同じことを何度も繰り返す場合は別ですが、数回のミスであれば改善策は指示する側が明示をして、派遣社員に納得してもらうことが大切です。
改善策を出したけど、全然違うと跳ね返された
こういった状態に陥ってしまっては、退職します。
勘違いされていることとして、パーフェクトな派遣社員はいません。
いたら別の会社に行っています。
成長をさせることも派遣先企業の努めです。
感情的にならない
派遣社員に注意をする際には、感情的にならず冷静に対応しましょう。
感情的に注意をすると、派遣社員が自分を否定されていると感じ、反発や不安を抱くことがあります。
感情的になってしまうと、一方的に注意することが多くなりがちですね。
そうなってしまうと、派遣社員の思いや意思をくみ取ることができず、コミュニケーションがとれない状態に陥ってしまいます。
冷静に対応していくことで、お互いの意見を尊重しながら問題解決していく必要があります。
具体的には、下記を気を付けてください。
- 事実に基づいて説明をしていく
- 言葉遣いを普段と変えない
- 相手の考えを聞く質問を取り入れる
感情的に注意してしまうと後味が悪いものです。
その後、お互いに話にくい雰囲気になることもあるでしょう。
その雰囲気に耐え切れず、退職になってしまう方も多いのです。
派遣社員への業務指示をするうえで気を付けること
下記3つが気を付けるポイントです。
- 指揮命令者から指示を出す
- 指示内容を明確にする
- 派遣社員のミスはあなたのミスと心得る
業務指示を明確にしない場合、派遣社員がミスをする可能性が高くなります。
そのため、トラブルが発生する可能性があります。
こんなトラブルです。
- 指示内容が不明確なため、派遣社員が誤った作業を行う
- 派遣社員がミスをした原因が指示内容の不明確さだった場合、指揮命令者自身が責任を負う
トラブルにならないためにも事前に知識を持っておくことが必要です。
それぞれ解説します。
指揮命令者から指示を出す
業務指示に関して、派遣社員に対しては指揮命令者から統一的に指示を出すことが重要です。
雇用契約書にも指揮命令者と明記されているため、その通りに行動することで混乱を避けることができます。
複数の上司から業務指示を受けると、派遣社員は誰からの指示が優先すべきか分からず、仕事の効率が悪化することがあります。
また、契約書に書かれていないことを指摘する派遣社員も存在するため、指揮命令者を統一することでトラブルを防げるでしょう。
ただし、指揮命令者が休暇などで不在の場合は注意が必要です。
指揮命令者から代理の指示者に依頼をすることで、指示の混乱を避けることが可能です。
指揮命令者から派遣社員への業務指示を一元化することで、スムーズな業務遂行が期待できます。
指示内容を明確にする
指示内容が曖昧だと、派遣社員はどのように業務を進めるべきか分からず、ミスや効率の低下が起こる可能性があります。
明確にする項目を抑えておくことが大切です。
項目 | 曖昧な指示内容 | 明確な指示内容 |
---|---|---|
目標 | 不明瞭で具体性に欠ける | 明確で具体的な目標が設定されている |
期限 | 期限が曖昧で締め切りがはっきりしていない | 期限が明確で締め切りがはっきりしている |
役割分担 | 誰が何をすべきか分からない | 各担当者の役割が明確に分かる |
成果物 | どのような成果物が求められているか不明 | 求められる成果物が具体的に定義されている |
進捗確認・報告 | 進捗確認や報告のタイミングが不明瞭 | 進捗確認や報告のタイミングが明確で定期的 |
問題解決・サポート | 問題が発生した際の対処法が分からない | 問題が発生した際の対処法やサポート体制が整っている |
指示内容を明確にしておくことで、仕事の質が変わり、トラブルが減ることにもつながります。
派遣社員のミスはの指揮命令者のミスと心得る
よく、派遣社員に責任を押し付けている方がいます。
そういった環境では、派遣社員は退職を検討することにもつながります。
確かに、人は誰しもちょっとしたミスやうっかりミスを犯すことがあります。
しかし、上司として派遣社員から提出された成果物を最終的なチェックをせずに提出していませんか?
最終確認をしない人が多いのです。
人間だれしもがミスをします。
誰もがミスを犯す可能性があることを理解し、派遣社員が業務上のトラブルに巻き込まれた場合でも、その責任は派遣社員にとらせることはできません。
派遣社員のミスは指揮命令者のミスを捉え、明確な業務指示をし、最終チェックまで行っていく必要があるのです。
よくある質問
まとめ
この記事では派遣社員に言ってはいけないことを解説しました。
派遣社員は理由があって派遣として勤務しています。
異なる雇用形態を理解して、派遣社員に対して適切な扱いを心がけていきましょう。
この記事のポイントは下記のとおりです。
- 派遣社員との接し方でおさえておきたいポイント
- 理由があって派遣社員をしていることを理解する
- 派遣社員へ言ってはいけないこと
- 雇用契約やプライベートに関わる話題は避ける
- 派遣社員との仕事の関わり方
- 名前で呼び、差別しない態度を心掛ける
- 派遣社員への注意の仕方
- 注意の目的を明確にし、感情的にならない
- 派遣社員への業務指示をするうえで気を付けること
- 指揮命令者から明確な指示を出し、ミスに対して責任を持つ
これらのポイントを意識することで、派遣社員が安心して働ける職場環境を整え、全体の生産性向上に繋げましょう。
派遣社員は正社員と比べ、離職率が高いです。正社員と同じ接し方をしてしまうと、結果職場の人が定着せずに業績が回復しないことにもつながります。
ぜひ、本記事を参考にしていただき、派遣社員との接し方のポイントをおさえていただければと思います。