
派遣バイトって普通のバイトと何が違うの?やめたほうがいいと言われるけどなんで?

最初は違いがわからず、気づいたら派遣バイトをしてる経験の人もいますよね。
派遣バイトは一般的なアルバイトとは仕組みが異なり、メリットとデメリットがはっきりしています。
時給が高めで即日払いが可能な点は魅力的ですが、「長期間働けない」「スキルが身につかない」「仕事内容が単純」「ブラックな派遣先がある」といったデメリットも存在します。
実際に派遣バイトを経験した方でも、「着替えが大変」「ライン作業は慣れるまで大変」といった声もあります。
また、派遣会社によって時給の差が大きかったり、求人内容と実際の業務が異なるケースもあります。
この記事で解説する内容
- 派遣バイトがやめたほうがいいと言われる7つの理由
- 派遣バイトの意外なメリットと活用法
- 実際の体験談から見る派遣バイトの実態
短期間で働きたい、急にお金が必要になった、スケジュールが不規則でも働ける方法が知りたいという方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
そもそも派遣バイトとアルバイトの違いって?

- 派遣バイト:派遣会社に登録して(雇われて)どこかの会社へ派遣される仕組み
- ふつうのアルバイト:働く先で直接雇われる
要は「雇用主が違うよ」ということです。
雇用主が違うと、給与や交通費の支払い、手続きなどがいろいろ変わるんですよね。
どっちがいいかというのは、会社によります。
そもそも派遣バイトとは?
派遣バイトという言葉は、実は正式にはありません。
「派遣会社に登録して、単発の仕事をする」ということが、若い人を中心に派遣バイトと呼ばれています。
「バイトのつもりで応募したら、派遣会社の募集だった」ってこともあります。
私も派遣営業をしている中で、「あれ?バイトじゃないんですか?」と言われることもしばしば。
募集内容を見るときは注意してくださいね。
派遣バイトができる人
派遣バイトの場合、単発のお仕事をしたいと考える人も多いですよね。
でも、法律で30日以下の業務は、制限が厳しくあるんです。日雇い派遣は原則として禁止されているのが現状です。
ただ、例外もあり、30日以上の仕事だったり、派遣会社と30日以上の雇用契約を結ぶなら問題ありません。
短期間でも働きたい場合は、次に紹介する例外に当てはまるかどうか確認してみてください。
そうすれば、気軽に派遣バイトを始められますよ。
日雇い派遣の例外な「人」
- 昼間学校へ通っている学生(休学中や通信教育、夜間は含まれない)
- 60歳以上
- 世帯年収が500万円以上の生計者じゃない人
- 生業収入が500万円以上で、副業で単発をしたい人
日雇い派遣の例外な「業務」
- 通訳翻訳
- 秘書
- 調査
- デモストレーション
- 受付・案内など
もう少し詳しく知りたい方は、厚生労働省のこちらのページを見てください。
「派遣バイトはやめたほうがいい」と言われる7つのデメリット

対象者だとしても、派遣バイトはやめたほうがいいと言われることがあります。 その理由は主に以下の7つです。
7つの理由
- 長期には向いていない
- 軽作業系が多い
- 大手派遣会社は単発の仕事が少ない
- 交通費がでないことも
- 直前に募集があるのでスケジュールしにくい
- 派遣会社からの連絡がしつこい
- 職場環境に当たりハズレがある
長期には向いていない
派遣バイトの場合、単発や1週間などの短い仕事が多くなりがち。
働く場所が都度変わるので、人によってはそれなりのストレス。
長く同じ職場で働きたい人には向いていません。
長期で働きたい場合は、ふつうのアルバイトの方も検討したほうがいいです。
パート・アルバイトと派遣、どっちを選ぶかについては、「40代主婦は派遣かパートかどっちがいい?8つの状況に応じた違いを徹底比較」で詳しく解説しています。
軽作業系が多い
単発のお仕事は、どうしても軽作業やイベント関連などの作業系の仕事が多いです。その代わり、経験も問われないというメリットもあります。
- 工場での作業補助
- 受付スタッフ
- 倉庫系業務
- 配送のサポート
- イベントの設営や撤去
大手派遣会社は単発の仕事が少ない
大手の派遣会社は、単発の仕事を積極的にしていません。というのも、手間がかかるからなんです。
大手派遣会社ほど法令遵守の姿勢があり、「この人は日雇い派遣禁止の例外?」というのをちゃんと確認しているんですね。
単発案件をする工数と利益が割にあわないので、あまり積極的にしません。
一方で単発を専門的にする会社もあります。フルキャストなんかは単発専門として有名ですね。
そういう会社を探すとよいでしょう。
交通費がないことも
単発の仕事は、交通費がつかないことが多いんです。
長期のアルバイトや派遣は、同一労働同一賃金で交通費はだいたい支給になります。
単発が多い派遣バイトは、交通費が出ないことが多いので要注意なので、応募前に必ず確認しておきましょう。
交通費が出ないと、遠い場所だと時給が実質的に下がってしまうこともあります。
直前に募集があるのでスケジュールしにくい
派遣バイトの仕事は、事前にわかっているものもあれば、「欠員対応」など直前に依頼がくることも。もちろん都合が悪ければ断ってOK。
でも、計画的に働きたい人には向かない場合もあるので、自分のライフスタイルに合うかどうかよく考えてみてくださいね。
派遣会社からの連絡がしつこい
欠員対応や急なキャンセルで後任探しが多いので、派遣会社からの連絡がよくくることも。
自分の希望外の連絡も多い傾向にあります。営業マンとしては当たって砕けろ精神で電話してます。
電話やメールが頻繁に来るのが苦手な人は、最初に自分の希望をはっきり伝えておくとよいでしょう。
そうすれば、余計な連絡は減らせますよ。
派遣先に当たりハズレがある
単発のスタッフがほしい職場は、いわば「不人気職種」だったりします。
もしくは、イベント設営など一時的に人が必要なケース。毎回来る人が違うので、派遣先の会社も管理で苦労した経験があります。
そのため、威圧的に対応する人もたまにいます。
初めての職場で緊張する人には、ちょっと大変かもしれませんね。
「派遣バイトはやめたほうがいい」は嘘?7つのメリット

デメリットもある派遣バイトですが、実はメリットもたくさんあります。 自分に当てはまるなら、検討する価値ありです。
7つのメリット
- 時給が比較的高め
- 即日払いなど給与がすぐもらえる
- 仕事が豊富で選べる
- 服装やヘアスタイルが自由
- 好きなときにすぐ働ける
- 面接不要ですぐ働ける
- 手続きが楽
時給が比較的高め
派遣は、アルバイトに比べて比較的時給が高い傾向にあります。
単発ではなく短期のお仕事などはアルバイトより高めです。
短期間でまとまったお金を稼ぎたい人にぴったりなんですよ。
しっかりチェックする必要はありますが、メリットとして押さえておいてくださいね。
たとえば同じ受付の仕事でも、アルバイトより派遣の方が時給が100円以上高いことも珍しくありません。
即日払いなど給与がすぐもらえる
一般的なアルバイトや派遣の場合、月イチ支払いがメインですが、派遣バイトの場合は支払だから、いくつか候補を持っておくといいですね。早いのも特徴。
もちろん派遣会社によりますので、しっかり確認です。
単発の仕事をメインにしている会社は、1ヶ月も待たせるところは少ないはず。
急にお金が必要になった時や、すぐに現金化したい人には魅力的なポイントですね。
仕事が豊富で選べる
今は絶賛人手不足なので、さまざまな仕事が紹介されるのもメリット。
場所や仕事内容、働ける日など希望を伝えて、自分にフィットした仕事を選ぶことができます。
人気のある仕事は、決まらないこともありますね。だからこそいくつか候補を持っておくといいですね。
特に夏休みなど学生が多く働ける時期は、人気の仕事はすぐに埋まってしまうことがあります。
服装やヘアスタイルが自由
多くの派遣バイトは、服装やヘアスタイルに規制がありません。
仕事内容によるものですが、接客やオフィスワークの中には、「オフィスカジュアルで」「明るすぎるヘアカラー、ネイルはNG」など細かい条件があります。
短期・単発の場合、そのあたりの規定は緩め。自分らしさを大切にしたい人には、この点も魅力的かもしれませんね。
好きなときにすぐ働ける
「暇が出来たから明日バイトしたいな」が叶うのも派遣バイトのいいところ。
単発の仕事は、毎日のようにありますから、派遣会社に連絡すれば何かしら紹介してもらえるはず。
複数の派遣会社に登録しておくと、さらに安心です。
忙しい学生さんや、スケジュールが不規則な人にとっては、この柔軟性が大きな魅力になりますよね。
面接不要ですぐ働ける
ふつうのアルバイトや派遣は、面接みたいなのが実施され、合否を待つことがあります。
けど、派遣バイトの仕事は「面接不要」が多いのも特徴。
余計な手間なく、仕事がさっと見つかるのは嬉しいポイント。
派遣バイトでも長期の仕事になると、面接があるよ。
でも、単発や短期の場合はほとんどないので、面接が苦手な人でも気軽に始められます。
登録さえ済ませてしまえば、あとは仕事を選ぶだけというシンプルさが魅力です。
手続きが楽
派遣会社に登録さえすれば、給与手続きなどが一回で終わります。
ふつうのアルバイトの場合、働く先と雇用契約を結ぶので、都度手続きが発生します。
それが不要なのが楽できるポイント。いろんな職場を経験したいけど、手続きは面倒くさいという人にぴったりです。
一度登録すれば、次からは仕事を選ぶだけなので、とても効率的ですよね。
派遣バイトで働くときの注意点3つ

派遣バイトで働く場合、以下の3つに注意してください。
注意点3つ
- 条件をしっかり確認
- ドタキャンすると次がない
- 最短支払いに手数料がかかることも
条件をしっかり確認
「単発だから」と仕事内容を雑にみないでくださいね。 交通費や残業の有無、服装規定などをチェックです。
仕事を受けた後に「スーツで!」とか言われたら困りますよね
しっかり内容はチェック!特に服装や持ち物については、前日になって慌てることのないように、早めに確認しておくといいですよ。
派遣会社の担当者に遠慮なく質問してくださいね。
ドタキャンすると次がない
当日や前日にキャンセルしてしまうと、次の仕事紹介がなくなります。
もちろん体調不良や自分に原因がないことでの理由は仕方ありません。理由を伝えて、謝罪しておきましょう。
単発の仕事は、ドタキャンする人が一定数いるんです。
派遣会社は、それを埋めるのがとても大変なので、できるだけ信頼できる人に依頼したいというわけ。
一度信頼を失うと取り戻すのは難しいので、約束はしっかり守りましょうね。
最短支払いに手数料がかかることも
翌日や翌々日に給与を支払ってくれる会社なんだけど、手数料が取られることがあります。
派遣会社に登録する場合、給与の支払い規定も確認するようにしましょう。すぐにお金が必要な場合は、手数料を差し引いても早く受け取れるメリットがあるか考えてみてください。
状況によって選べるところもあるので、柔軟に対応していきましょう。
給与の支払いタイミング
派遣バイトの場合、給与の支払いにいくつかパターンがあります。
支払い方法 | 支払いタイミング |
---|---|
即日払い | 働いた当日に現金支給される |
日払い | 翌日~2・3日後に支払いがある |
週払い | 一週間分を翌週に纏めて支払い |
月払い | 1ヶ月分を纏めて翌月に支払い |
大手派遣会社とよばれる会社は、月払いしか対応していないケースが多いので注意してくださいね。
自分の生活スタイルに合わせて、支払いタイミングが合う派遣会社を選ぶといいでしょう。
急にお金が必要な場合は、即日払いや日払いに対応している会社を探してみてください。
派遣バイトが向いている人

派遣バイトが向いている人は、ずばり「単発で働きたい人」です。
もう少し別の派遣バイトが向いている人はこんな感じ。
派遣バイトが向いている人の特徴
- 空いた時間だけ働きたい
- 夏休みなど休暇の間だけ働きたい
- 副業としてやりたい
- 学生の間だけ働きたい
上記のような理由がある人は、派遣バイトでメリットを受けられるはずです。長期的に働きたい場合、ふつうのアルバイトか派遣を選ぶ方がメリットがあります。
- じっくり仕事を選びたい
- 安定的に長く働きたい
- スケジュールは余裕を持って知りたい
- 将来的に時給交渉もできるところがいい
- 交通費は必ず支給してほしい
ここを重要視する人は派遣バイトではなく、長期派遣を狙いましょう。

派遣バイトをするまでのステップ

派遣バイトをするまでのステップは以下のとおり。
- 派遣会社を探す
- 派遣会社に登録する
- 仕事が紹介される
- 仕事スタート
- 仕事おわり
- 給与の支給
派遣会社を探す
派遣会社をまずは探しましょう。
タウンワークなどで「単発」と「エリア」で検索してください。 仕事情報を出しているところは、だいたい派遣会社です(念のため確認はして)
自分の条件に合う派遣会社を見つけることが第一歩ですよ。気になる仕事があれば、そこから応募してみてくださいね。
派遣会社に登録する
派遣バイトの場合、面接とかがないので、登録時に給与支払い口座など働き始めるための諸手続きが行われます。来社を求められることもあれば、Webや電話だけでOKの場合も。
面倒だけど、来社を求める会社はしっかりしている可能性があるよ 身分証明書や銀行口座の情報などを準備しておくと、スムーズに登録できます。
また、登録時に希望する仕事内容や勤務可能な日時なども伝えておくと、自分に合った仕事を紹介してもらいやすくなります。
仕事が紹介される
電話やメールなどで仕事紹介がスタートします。
自分で応募するのもありです。注意したいのは、「いつ仕事が決まるのか」です。
すぐ決定する場合もあれば、少し先の仕事だと待たされることも。決定連絡がいつあるのかは、しっかり確認しておきましょう。そうじゃないと、複数応募とかができないですよね。
仕事を受けると、集合場所などの説明があります。
仕事が終わったらどうしたらいいかも、念のために確認しておくと安心です。不安なことがあれば、遠慮なく派遣会社の担当者に質問ですね。
仕事スタート
派遣バイトの場合、一般的な派遣と違って「職場見学」が実施されることは稀。
ほぼ、即スタートになります。当日指定された場所へ行って、お仕事スタートです。
就業場所には、派遣会社の担当がいてアテンドすることもあります。初めての場所でも、大抵は丁寧に説明してくれますので安心してください。
仕事おわり
予定の時間になったら派遣先の人から仕事終了が告げられます。「残業あり」となっている場合は、ちょっと様子見です。
たまに「終わったら連絡してね!」という派遣会社もあります。
きちんと最後まで仕事をして、良い印象を残すことが大切ですよ。
次の仕事にもつながりますし、同じ職場にまた呼ばれることもあります。
給与の支給
仕事が終わったら給与の支給がされます。
現金支給を選択した場合、その場でもらうこともあれば、支店に赴く必要もあります。銀行振込の場合は、振込予定日に確認してくださいね。
支払い方法や時期については、事前にしっかり確認しておくと安心です。
大手派遣会社は単発がそこまで得意じゃない

大手派遣会社は、短期単発の仕事を多く扱ってはいません。(特に単発は) 全く扱っていないわけではないのですが、専門や得意としている会社に比べて、以下のようなビハインドがあります。
- 仕事数がそんなに多くない→すぐに働けない
- 給与支払いが月イチが多い
- 単発を継続的にやりたい人には向いていない→次々に仕事があるわけではない
なので、短期単発が得意な会社は、中小や中堅どころ。
単発の仕事を探すなら、専門の派遣会社を選ぶのがポイントです。
探す時は、派遣バイト(短期・単発)をしたい場合、求人サイトで見つける方がよいです。

最近だと、タイミーとかで働く人が増えています。気になる方は探してみてくださいね。
求人サイトを使うときの注意点
求人サイトは「派遣会社」ではありません。
掲載されている仕事は、どこかの派遣会社が持っている仕事です。もちろん、求人サイトも「なんでも掲載OK」とはしていませんし、怪しい会社(派遣事業許可が無いとか)は無いはず。
でも念のため、応募前に派遣会社のホームページをチェックしておいてくださいね。
たまに「単発」で検索すると、派遣会社じゃなくて普通の企業が募集かけていることもあるよ。
ただ、「今後も時間があれば単発したいな」と思うなら、単発の仕事をたっぷり持っている派遣会社に登録するほうがいいかも。
信頼できる派遣会社を見つけて長く付き合っていくと、あなたの希望に合った仕事を優先的に紹介してもらえることもありますよ。
【経験談】派遣バイトで工場勤務をしてみた

私と私の知人の派遣バイトでの経験談をお伝えしますね。
仕事探しから給与支払いまでの流れ、派遣先によって大きく異なる「キツさ」、そして派遣会社との関わりについて解説します。
仕事探しから給与支払いまでの流れ
家から近いし、お金もほしかったので思い切って登録に行きました。
初日は身分証明書を持って行き、銀行口座情報の登録など基本的な手続きを済ませて終了。私以外にも登録している人が2人いましたね。
翌日から「本日の求人情報」というメールが届くようになり、興味のある仕事に応募したんです。
すぐに担当者から電話があって、翌日の集合時間や場所についての確認がされました。
当日、指定された駅に行くと同じ派遣先に向かう人が20人ほど集まっていて、出席確認の後は専用バスに乗って工場へ。
工場では簡単な説明を受けてすぐに作業開始!
勤務後はバスで最寄り駅まで送ってもらいましたね。
派遣先によって大きく異なる「キツさ」
派遣先によって大きく異なる「キツさ」はまるで変わります。
イベント搬入の仕事
イベント搬入の仕事はものすごく楽でした。イベントが終了した後の備品をトラックにとにかく詰め込むだけの力仕事ですね。
勤務時間は14時~19時まででしたが、実際の作業は17時には終わり、トラックの運転手と一緒にコーヒー飲みながらゆっくりしていたのはいい経験でした。
完了報告が必要だったので、トラックの運ちゃんに「もうちょっとゆっくりしてから報告でいんじゃね?」と言われ19時に報告。
確かに搬入は体力仕事で、翌日筋肉痛になりましたが、派遣バイトの中でもかなり楽な部類でした。
またあればやってみたい。
部品工場での経験
部品工場では、自動車部品の仕分けや整理が主な仕事でした。立ちっぱなしでやや疲れましたが、作業自体はそれほど難しくなく、比較的楽に感じること多かった印象。
職場の正社員の方々も親切で、休憩時間には「うちの会社で正社員として働かない?」と声をかけてもらえたんです。
単発なのにこれだけ優しくしてくれることに感謝しながら、笑顔でスルーしました。
工場勤務というと厳しいイメージがありますが、職場によってはこのように働きやすい環境もあるのだと実感してます。
パン工場での苦労
パン工場での経験は正直かなりキツかったです。朝5時集合で、工場内は蒸し暑く、常に動き回る必要があったため体力的にもかなりしんどい。
最初はパンに具材をのせる担当でしたが、途中で揚げ物担当に変更になって高温の油の前で作業することになったんです。
汗だくになり、途中で気分が悪くなりノックダウン。
さらに現場のリーダーが少し厳しい方で、ミスをすると大きな声で指摘されることもありましたね。パワハラとまではいきませんでしたが、疲れている中での強い口調は精神的にこたえる結果に。
「これは一日限りだ」と自分に言い聞かせながら8時間を乗り切り、二度とこの職場には行かないと心に決めたのです。
同じ工場勤務でも、環境によってこれほど違うものなのだと実感しています。
派遣会社との関わりについて
派遣会社からは毎日のように仕事紹介のメールが届いていました。基本的には自分から応募するスタイルでしたね。
ただ、急な欠員が出たときには「明日行ける?」と直接電話がかかってくることもあったのです。
給与については、当日現金払いか銀行振込を選べるシステム。
手続きが面倒なので銀行振込を選びましたが、すぐにお金が必要な人には当日払いもとても魅力的だと思います。
転職先が決まって派遣の仕事が必要なくなったことを伝えると、それ以降は連絡が来なくなりました。特別良い印象も悪い印象もなく、ビジネスライクな関係だったと感じています。
派遣会社は多くの登録者を抱えているため、こうした割り切った関係性が一般的なのかもしれませんね。必要なときに連絡を取り合える関係性が築けていれば十分なのでしょう。
派遣バイトのよくある質問
【まとめ】派遣バイトはやめたほうがいい理由と活用法
派遣バイトの特徴 | メリット | デメリット |
---|---|---|
派遣会社を通して働く | 時給が高め | 長期には向かない |
単発・短期が中心 | 即日払いが可能 | 軽作業が多い |
面接不要で即働ける | 仕事の選択肢が多い | 交通費が出ないことも |
自由な働き方 | 手続きが簡単 | 派遣先の当たりハズレがある |
派遣バイトは一般的なアルバイトとは異なり、派遣会社を介して働く形態です。
時給が高めで即日払いが可能、面接不要ですぐに働けるなどのメリットがある一方で、長期的なキャリア形成には向かず、単純作業が多いというデメリットもあります。
特に「やめたほうがいい」と言われる理由には、スケジュールが立てにくい、派遣会社からの連絡がしつこい、派遣先の環境に当たりハズレがあるなどの問題点があります。
ただし、短期間で集中的に稼ぎたい学生や、すぐに収入が必要な人、自由な働き方を求める人には向いている働き方と言えるでしょう。
派遣バイトを選ぶ際は、事前に条件をしっかり確認し、自分のライフスタイルに合った働き方を選ぶことが大切です。