派遣会社の釣り求人・空求人の見分け方法と対処法

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あなたは派遣会社に登録した時に、こんな経験をしたことはありませんか?

「求人広告に載っていたお仕事と違う仕事が紹介された」
「すぐ応募したのに、仕事が埋まったと言われた」
「かなりいい条件だったんだけど…」

このように釣り求人にあたってしまうと、望んでもいない仕事を紹介されたり、時間の無駄になったと感じる事になるでしょう。

派遣会社の求人は魅力的な業務内容であったり、勤務条件の仕事が多いです。

この多くが釣り求人だと思って貰えれば大丈夫です。

釣り求人を出す理由2つ
  • 派遣会社が登録者を集めるため
  • 別の仕事に誘導するため

今回の記事では、釣り求人の見分け方と対処法を解説します。

〜 Contents 〜

釣り求人・空求人とは何か?

釣り求人・空求人とは、実際よりも良い労働条件で掲載されている求人のことです。

釣り求人:魅力的な労働条件で募集しておきながら、実際にその仕事の紹介はしないというもの
空求人とは:派遣会社が実際に持っていない架空の求人のこと

それぞれ解説します。

釣り求人とは

釣り求人とは、実際の条件よりも良い条件で募集されている求人のことです。
このような求人は、多くの求職者を集める目的で広告されることが多い。

給与や労働条件、仕事内容、さらにはインセンティブなどを誇張して掲載されることもあります。
求職者が応募した後、企業側が実際の仕事の詳細を明らかにすることもあり、その場合、賃金が低い、労働時間が長いなど、広告に書かれている条件とは異なることがあります。

空求人とは

空求人とは、実際には募集していない架空の求人のことです。
求職者の想像の中にだけ存在する仕事のことです。

空求人は、人材派遣会社が会員数を増やすために利用する場合もありますが、空求人は、正規の求人と同じ手法で宣伝されることがあるため、特定するのが非常に困難であることも特徴です。

釣り求人・空求人の見分け方

釣り求人か空求人かを見極めるために時間をかけることで、あなたの時間と体力を節約することができます。

ここからは釣り求人・空求人の見分け方を以下2つから解説していきます。

見分け方2つ

  1. 1か月以上募集し続けている
  2. 同業他社と比べても条件が良い(給料や働き方)

釣り求人の可能性を認識し、仕事を受ける前にその仕事が本物であるかどうかを確認するために必要な措置を取ることが重要です。

1ヶ月以上募集し続けている

好条件にもかかわらず1ヶ月以上募集している場合、大抵は以下のような理由があります。

・求職者数を増やす目的で求人誌に掲載している
・入社してもスグに辞めてしまう劣悪な職場環境

この手法は、派遣会社が求職者の数を増やすためによく使う手法です。
派遣会社は人が商品なので仕入れが全てです。

いざという時に求職者を多く抱えるために、できるだけ多くの情報を得ようとすることがあります。
また、求職者を追加で引き受けることで、現在の仕事が埋まってから、次の仕事のための労働者をたくさん確保しておくこともあります。

同業他社と比べても条件が良い(給料や働き方)

同業他社と比較して、給与や労働条件が良すぎる仕事は、釣り求人である可能性があります。
このような仕事は「おとり商法」とも呼ばれ、派遣会社が求職者を「良い仕事がある」と誘って登録させ、条件の違う別の仕事に切り替えることを目的としているためです

正社員の場合、同業他社でも条件が異なることがありますが、派遣社員の場合、条件が異なることはほとんどありません。
例えば、求人誌に「平日のみOK、時給1,700円」という販売の仕事があったとして、登録会ではほぼ間違いなく土日勤務を勧められるか、平日のみの仕事をもっと安い時給で紹介されるでしょう。

釣り求人は違法なのか?

違法です

虚偽広告とみなされ、派遣会社は6ヶ月以下の懲役または10万円以下の罰金に処せられます。

ただし、派遣会社が
「条件に見合うスキルがなかったから採用できなかった」
派遣先企業が「募集の途中で変更せざるを得なかった」

このような主張があった場合、検挙できないのも事実です。

そのため、釣り案件を行うような派遣会社には注意が必要です。

また、高時給や正社員登用など、法的には問題ないような文言や言い回しもあります。

応募前には派遣会社の評判や口コミから、過去に悪い口コミがないか調べておくとよいでしょう。

釣り求人を出すメリットはなにか?

釣り求人には派遣会社にとっていくつかメリットがあります。

釣り求人を出すメリット

  1. 派遣登録者数が会社の信頼に繋がる
  2. 不人気な仕事に人材を寄せられる
  3. 優秀な人材確保

魅力的な仕事内容や労働条件で求人広告を出すことで、派遣会社は優秀な応募者を確保できる可能性を高めることができるのです。

1.派遣登録者数が会社の信頼に繋がる

派遣会社の登録している派遣スタッフの数は、その会社の信用度や信頼性を示す指標になります。
例えば、多くの派遣スタッフを扱っている派遣会社であれば、どんな仕事でも引き受けられるだけのリソースがあることを示す可能性があります。

また、スタッフの数が多いということは、その派遣会社が設立され、信頼されており、派遣の仕事を管理するのに十分なリソースを持っていることを意味します。

2.不人気な仕事に人材を寄せられる

派遣会社は、不人気な求人に応募者を集めるために、「釣り求人」を利用することがあります。
このやり方は、需要はあるが求職者の募集が少ない仕事に多く見られます。

集まりにくい仕事を埋めるために釣り求人を使って人を集めることをします。
その結果、派遣会社は、求人誌に掲載してもなかなか集まらないお仕事は掲載せず、登録があった段階で求職者へ紹介しているんですね。

3.優秀な人材確保

派遣会社は、優秀な代替要員を企業に提供することで、その価値を高めることができます。

競合他社に勝ち抜き、優秀な人材を獲得するためには、好条件の仕事内容を提供しなければなりません。

・給料
・働き方
・仕事内容

上記の3点を魅力的に魅せることで多くの求職者を引き寄せることができることでしょう。

求職者の中には非の打ちどころがないくらい優秀な人も来たりします。

こうなると派遣会社としては狙い通りとなるわけですね。

ただ、何度も言いますが、釣り求人は違法です。
見かけたら次に説明する「口コミ」を見るようにしていきましょう。

いい求人に巡り会うために

派遣会社を通して良い仕事を見つけるのは、簡単なことではありません。

いい求人に巡り合うための2つの方法をお伝えします。

2つの方法
  1. 口コミをみてみよう
  2. 複数の派遣会社に応募する

口コミを見てみよう

釣り求人に手を出さないためには、事前に調べておくことが大切です。
ネットでほとんどの情報を得ることができるので、仕事の詳細を調べることができます。

ツイッターやネットの口コミなどを確認しながら進めると間違いないでしょう。
また、知り合いに派遣会社で働いたことがある人がいれば、その人の体験談を聞いてみるのも大きな参考になります。

複数の派遣会社に応募する

複数の派遣会社に登録することで、より高い時給や好条件の仕事を紹介してもらえる可能性がある場合が多くあります。

確かに求人広告と若干変わることもありますが、場合によってはより良い条件を提示してくれることもあります。
そのため、派遣会社を利用して仕事を探す場合は最低でも3社の派遣会社に登録し、求人情報を比較検討することをおすすめします。

大切なことは、決して決断を急がないことです。
派手な求人広告や良すぎる条件に振り回されないことです。

じっくりとその会社の情報について調べることです。
求人内容について担当者に事前に質問できるのであればするべきでしょう。

時間をかけて情報を確認する。その仕事が正当なものであると確信してこそ、自分が正しい決断をしたのだと安心できるのです。

まとめ

今回は派遣会社のちょっとブラックな一面”釣り求人・空求人”に関して解説しました。

記事の重要なポイントをまとめると以下の3点です。

この記事の要点3つ
  • 釣り求人・空求人は今でも存在している。そして違法である
  • 少しでも怪しいなと感じたら「口コミやTwitter」で確認◎
  • 1か月以上出し続けている求人や、同業他社と比べて好条件の案件には注意

派遣会社は人を集めることが仕事となります。

自社の売り上げを担保するために、あらゆる手を行う可能性もあります。
巻き込まれないよう、しっかりと知識を持ったうえで仕事を探していけるようお手伝いができれば幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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