
派遣会社のブラックリストって本当にあるの?

あります。ブラックリストとは言っていませんが、「行動記録」としてすべてログを取っています。そしてログは残ります。
公式に「ブラックリスト」と名付けられているわけではありませんが、派遣会社内で共有される「ここは気をつけろ!」という情報のことです。
派遣会社は「信頼できる人材」を派遣先に送り出す責任があるため、問題行動のある人には仕事紹介をしなくなるんですね。
ブラックリスト入りするのは就業中だけでなく、登録会や仕事探し中、派遣会社とのやり取りでも起こり得るのです。
本記事で解説する内容
- 派遣会社のブラックリストの実態と入りやすい行動
- ブラックリスト入りすると起こること(仕事紹介がない、契約更新がないなど)
- 登録時・仕事探し中・就業中・派遣会社への対応で気をつけるべきNG行動
派遣で働く予定の方も、現在派遣で働いている方も、この記事を読むことで「なぜ仕事が紹介されないのか」「どんな行動が問題視されるのか」が分かります。
事前知識として持っておいて損はありません。
【実態】派遣会社のブラックリスト
派遣会社のブラックリストとは、派遣会社内での「派遣社員に関する問題行動の記録」みたいなものです。公式に存在するわけではなく、注意事項として社内で共有されています。
クレジットカードの「支払いを遅延した」みたいな、明確な基準ではないため、どんな行動が該当するかわかりにくいんですけどね。
どうしてブラックリストが存在する?
派遣は「自社の社員(派遣社員)を一時的に派遣しますよ」というサービス。つまり派遣先はお客さんであり、派遣する人は「信用できる人」じゃないとサービスが成り立たないんですね。
問題行動を起こす派遣社員は、極力派遣したくないのが派遣会社の本音です。派遣先も自分とこの社員じゃないから、クレームを入れやすいんです。
忘れられやすいところですが、派遣社員の雇用主は派遣会社です。派遣会社は信頼できる人を雇用したいんですよね。
ブラックリスト入りするタイミング
ブラックリスト入り行動とされるタイミングは、就業中だけとは限りません。
- 登録会
- 仕事探しのとき
- 就業中
- 派遣会社への対応
本記事でそれぞれのポイントは解説します。
ブラックリストの解除方法
「ブラックリスト=問題行動の記録」を削除する方法は、ありません。
内容によっては、担当者次第で「このくらいならOK」「態度に変化が見られたから問題ないかも」と判断され、仕事紹介があることもありますが、記録は残ってます。
ブラックリスト入りで起こる5つのこと
派遣会社のブラックリストって、ちょっと怖いイメージがありますよね。
実際にブラックリストに載っちゃうと、どんなことが起こるのか?
ここでは、そんなブラックリスト入りした時に起こりがちなことをご紹介します。
ブラックリスト入りで起こること
- 仕事が紹介されない
- 応募しても通らない
- 「難アリ」案件しか紹介されない
- 契約更新がない
- 契約途中で解雇

ひとつずつ解説しますね。
①:仕事が紹介されない
残念ながら、ブラックリストに名前が載ると、新しい仕事のお誘いがピタッと止まっちゃうことが多いんです。
派遣会社もリスクを避けたいので、問題行動あり情報がある派遣社員には、仕事紹介したくないんです。
派遣会社は、つつがなく働いてくれる人がほしいんですよね。
②:応募しても通らない
仕事に応募しても通らないことが多くなります。自動返信や電話でも「他の人で進んでいます」と言われがちです。

スキルとか経験があっても、ダメなのかな?

難しいですね。ビジネスでは、人柄がすべての土台として考えられます
③:「難アリ」案件しか紹介されない
問題行動があっても、不人気な仕事だけが紹介されるケースもあります。
職場の人間関係に問題がある、時給が相場よりだいぶ低い、といった仕事に誘われるでしょう。
受けてくれる人がいないから、ちょっと問題あるけど声をかけてみるか、という感じになるんです。
④:契約更新がない
問題行動が過ぎると「契約更新なし」ということも。派遣先には「派遣社員を変えてくれ」という権利があるためです。
これを言われると、派遣会社は断れません。
派遣会社は契約を満了できるよう努めて、更新はしないという方針で動いたりします。
⑤:契約途中で解雇
内容次第では「一発退場」もありえます。
実際に「もう出社しないでいい」「明日から来ないで」「自宅待機(そのまま終了)」なんて話は少なくありません。
登録時のブラック行動4つ
派遣会社に登録する時、ちょっとした行動が大事な第一印象を左右します。
ここでは、ちょっと気をつけたい「あるある」ブラック行動を4つご紹介しますね。
4つのNGな行動
- 登録会のドタキャン
- 連絡なしの遅刻
- タメ口・やる気なしな態度
- 挙動不審な行動
①:登録会のドタキャン
登録会のドタキャンは、とにかく印象を悪くします。
そもそもコミュニケーションを取る前なので、第一印象がすごく悪化するんですね。
「約束したことを守れない人」というレッテルを貼られることになります。連絡なしの登録会ドタキャンは信用ゼロになってしまいます。

突然の体調不良や事故、トラブルもあると思うけど、それもダメかな?

それを理由にドタキャンする人が多いから、派遣会社も疑っちゃいます。キャンセル後の対応で左右されます。
②:連絡なしの遅刻
登録会の遅刻は、「ビジネスマナーをそなえているか」どうかの評価ポイントです。交通機関の遅延などは、しっかり連絡をいれておきましょう。
一発アウトではないですが、「紹介するのに迷うな」というレベルの行動ではあります。
③:タメ口・やる気なしな態度
登録の面談は、派遣会社との「面接」みたいなものです。
アルバイト面接やお客様気分でタメ口で話したり、「とりあえずお金稼げればいい」みたいな態度は、評価がダダ下がりしちゃいます。

難アリお仕事しか紹介がこないかも。
④:挙動不審な行動
挙動不審な行動も仕事紹介がされない原因になります。
- 目を合わせない
- 落ち着かず、体がずっと動いている
- 会話のキャッチボールが全然できない
企業での仕事は「コミュニケーション」がカギなんでさよね。
コミュニケーションがうまく取れない人は、厳しい評価になりがちです。
以下の記事で派遣登録会に落ちる人の特徴で対策を解説しています。

お仕事探し中のブラック行動4つ
お仕事探し中に気をつけたいブラック行動を4つピックアップしました。
4つのブラックな行動
- 職場見学のドタキャン
- 仕事決定後の辞退
- 仕事紹介の強い要求
- 連絡しなかった・遅れた
ひとつずつ解説しますね。
①:職場見学のドタキャン
1発アウトレベルです。
職場見学の当日や前日にドタキャンするのも、派遣会社が嫌う行動のひとつです。
「派遣先も忙しい中、時間を確保しているのに失礼」「約束を簡単に破る人」といった印象になってしまいます。
連絡なしのドタキャンは、一発アウトとなるでしょう。
早めの連絡と丁寧なお詫びで、セーフになることもあります。
②:仕事決定後の辞退
仕事が決定した後の辞退は、理由によってはブラックリスト入りです。
職場見学をして、その結果「仕事をお断りした」なら大丈夫です。
「働きます」って伝えたにも関わらず、「やっぱり辞めます」が一番ダメなんです。
- 病気した、怪我をした
- 夫の転勤が急に決定した
- 就業条件を改めて聞いたら、聞いていたことと違った
就業条件で不確かなことは、OKする前に確認しておきましょう。
③:仕事紹介の強い要求
仕事が紹介されない・決まらない焦りなどから、派遣会社に対して「仕事を紹介して!」と強く言ってしまうと、印象が大きく悪化することがあります。
派遣会社は、たしかに仕事を紹介してくれる存在ですが、雇用主でもあるので「友好的に仕事ができる?」かも見ています。
これは一発退場というより、程度問題。感情的に怒りを伝えてしまうと、リカバリーは大変です。
④:連絡しなかった・遅れた
仕事紹介や職場見学などで派遣会社から連絡が入ります。返信を無視していたり、待たせすぎると「連絡が取りづらい人」認定されてしまいます。
正直かなり多いです。
一発アウトではないけど、仕事をお願いするには不安が残ります。
派遣先でのブラック行動17つ
ブラックリスト入りする行動がたくさん起きやすいのが、就業中です。
17のブラックな行動
- 1日で辞めた
- バックレた
- 無断欠勤
- 遅刻の常習犯
- 頻繁な欠勤
- 自分の都合で辞めた(途中終了)
- 同僚をいじめた
- 指示を聞かない
- 貸与物を返却しない
- タイムシートの不正申告
- 派遣先の情報を外部に漏らした
- 派遣先に大きな損害を与えた
- 備品を盗んだ
- 他人のものを盗んだ
- パワハラ・セクハラと思われた
- 契約にある残業をよく断る
- 契約にある業務を断る

ひとつずつ解説しますね。
1日で辞めた
「初日で辞めたい」「明日からもう行きません」は、即ブラックリスト入りです。
聞いていた話と違う、職場の雰囲気が悪すぎる、と思っても、まずは相談の上、譲歩する姿勢を見せながら契約を終了するほうがベターです。
バックレた
スタートが決まっていたのに連絡なしに初日に行かない、勤務したけど何らかの理由で連絡なしに出勤しなかった場合、これはブラックリスト入り確定です。
無断欠勤
体調が悪い時など、やむを得ず欠勤することもありますが、無断はNGです。事前にきちんと連絡を入れることが大事ですね。
電話ができなくても、派遣先か派遣会社にメールなどで1本連絡は入れておきましょう。
事故などのトラブルは仕方ないときもあるよね。落ち着いたら、すぐに連絡を一本入れておくようにしましょうね。
遅刻の常習犯
数回の遅刻はブラックリストに入るほどの問題になることは少ないです。
ただ、遅刻が頻繁で注意されても改善できない場合、派遣会社に連絡が行くので、ブラックリスト入りする可能性が大きくなります。
フル出勤の場合は、月に3回以上遅刻するとちょっと危険。
頻繁な欠勤
連絡入れていても頻繁にお休みをしていると、「勤怠が悪い」という評価になってしまいます。病気などの理由であっても、派遣先によっては契約終了を言われてしまう可能性があります。
休みがちは、派遣先からのクレーム上位に入るので、派遣会社からの仕事紹介も期待できません。

自分の都合で辞めた(途中終了)
派遣契約の途中で仕事を辞めたいと申し出た場合、派遣先に非がなかったら、ブラックリスト入りしてしまう可能性大です。
- 転職が決まった
- 仕事が合わない
- 人間関係がうまくいかない
パワハラ・セクハラ、契約と全然違う仕事など、派遣先に問題があった場合は、すぐに派遣会社に相談しよう。この場合は、自分都合とは受け取られないから安心してね。
同僚をいじめた
他の派遣社員や派遣先の社員に対して、高圧的な態度を取ったり、厳しすぎる態度を取ると、人間関係のトラブルに発展します。
トラブルメーカー認定されて、契約更新がないばかりか「仕事を紹介したくない人」になってしまう可能性が高いでしょう。
自分ではいじめたつもりはなくても、強すぎる態度が「いじめている」と受け取られることもあるよ。改善の依頼がきたら、ちゃんと話し合うのが大切。
指示を聞かない
派遣先の指示を聞かない場合、「扱いにくい人」ということで、契約更新も次の仕事紹介もあやしくなります。
よくあるのが指示に対して、「前の会社はこうだった」「こうしたほうがいい」と言ってしまうこと。気持ちはすごくわかるけど、言い方やタイミングが大事だよ。
貸与物を返却しない
例えば、契約終了時に貸与物(特にセキュリティカードや携帯電話)を返却しない場合、ブラックリスト入りする可能性が高いです。
セキュリティの厳しい会社は多く、回収しないと大きな問題になることがあるんですよ。

損害賠償になります
タイムシートの不正申告
派遣社員の勤務時間は、給与に直結します。そして、派遣会社が派遣先に請求する額にも直結するんです。
不正申告をすると、いつかバレます。返金だけではなく、大きな問題になるので注意しましょう。
- 残業時間を多くつけた
- 遅刻したのに開始時間を変えなかった
- 休んだのに働いたことにした
間違って申請した場合、すぐに派遣会社に相談しよう!ミスは誰でもあるので、申告すれば大丈夫。
派遣先の情報を外部に漏らした
派遣先の情報を外部に漏らすと、大きなセキュリティ事故につながります。SNSに投稿したり、家族・友人に話してしまうことも避けときましょう。
派遣会社を巻き込んだ大事になりますよ。
損害賠償とか言われる可能性もでてくるので、ほんと気をつけましょう!
派遣先に大きな損害を与えた
仕事上のミスで、大きな損害を派遣先に与えてしまうのもブラックリストに入る可能性があります。
わざとではないかもしれませんが、損害賠償などに発展するケースもあるんです。(稀ですけどね)
備品を盗んだ
これはもちろん、絶対にダメです。他の人もやっている、社員がやっているからと自分もやっちゃうと痛い目に遭う可能性もあります。
他人のものを盗んだ
ロッカー室などから他人の私物を盗むと、「窃盗問題」としてエスカレーションされちゃいます。犯罪なので絶対ダメですね。
パワハラ・セクハラと思われた
特定の人に強くあたったり、体を触る、デートに誘うなどの行為もハラスメントです。これも被害者から相談があがると、派遣先と派遣会社を巻き込んだトラブルになります。
一般的には社員から派遣社員に起こると思われているけど、派遣社員が加害者ということもあるんだよ。
契約にある残業を頻繁に断る
派遣社員であっても、雇用契約で「月に○○時間の残業がある」と言われている場合、残業に応じなければいけません。
依頼を頻繁に断ると「契約を守れない人」となり、契約終了&ブラックリスト入りする可能性大です。

残業できない日もあるんだけど・・

頻繁ではなく、事前に申し出ていれば、大きなトラブルになりにくいよ。
契約にある業務を断る
業務放棄です。
契約にある業務を断るのも、契約を守れない人になってしまいます。自分の好き嫌いで断るのは、社会人として不適格となってしまうんですね。
契約外の業務を指示されたら、派遣会社の担当に相談しよう。
派遣会社へののブラック行動7つ
派遣会社は、安心して良好な関係が築ける人と仕事がしたいのが本音。
7つのブラックな行動
- 高圧的・攻撃的な態度
- 頻繁に呼び出す
- 面談のたびに愚痴や苦情を言う
- タイムシートを提出しない
- 連絡がつかない
- ビジネスマナーから逸脱した行動
- ウソをつく
それぞれ解説しますね。
①:高圧的・攻撃的な態度
派遣会社に対して高圧的な態度で接してくる人が少なからずいます。
「お客様気分」が強いというか・・
確かにお客様な側面はあるんですが、一方で雇用される側でもあります。「態度に問題がある人」として、ブラックリスト入りする可能性が大きいでしょう。
社会人として、ビジネスマナーを持って接したほうがいいね。
②:頻繁に呼び出す
派遣先への不満や不安から、頻繁に派遣会社の担当を呼び出していると「手間のかかる人」と思われます。もちろん派遣社員のフォローは派遣会社の大きな役目です。
立場が不安定な派遣社員をサポートすべきです。けど大きな問題ではないのに、そっちゅう呼んでいると「自立できていない」という評価をもらうことになります。
派遣会社のフォロー面談は、多くて月1回で少ないと3ヶ月に1回って感じかな。メールや電話で相談する人もいるね。
③:面談のたびに愚痴や苦情を言う
面談が愚痴や苦情で長時間になる人も「手間のかかる人」と思われます。具体的なトラブルがあって解決に向けての話ならOKです。
ただ不満を聞いてもらう相手にしているなら要注意ですよ。
④:タイムシートを提出しない
タイムシートの期限を守らない人、派遣会社は意外と苦労しています。というのも、派遣先に請求書を出すためにタイムシートが必須だからです。
派遣先からもつつかれるので、毎度のように遅れていると「ルーズな人」というレッテルがついちゃいます。
⑤:連絡がつかない
更新連絡や確認事項で連絡を入れても、繋がらない人、折り返しをくれない、メールの返信もない、となると派遣会社は不安を感じます。「社会人としての振る舞いが適切か」を見られていますよ。
余談だけど、「レスが早い人は仕事ができる人」という印象につながるよ。
⑥:ビジネスマナーから逸脱した行動
「お客様気分」が過ぎると、派遣会社に対してビジネスマナーを忘れがちです。以下のような行動は著しく評価を落としてしまいます。
- 約束を守らない
- メールや電話で非礼な言葉遣い
- 話を二転三転させて、相手を困らせる
⑦:ウソをつく
そこでウソをついてしまうと、信頼は一気に低下します。これは派遣先に対するウソも、派遣会社に対するウソも両方です。
ウソをついているつもりはなくても、認識が違うこともあるよね。感情的にならず、丁寧に自分の見解を説明しよう。
その他ブラック行動4つ
ほかにも仕事紹介がない、解雇につながるケースを4つご紹介します。
4つの原因
- 精神疾患を申告
- 逮捕された
- 職歴詐称
- 横領
それぞれ解説します。
精神疾患を申告
健康状態の話題はデリケートです。悪意が無いし、病気なので理解をしてほしいのですが、それが結構難しい・・
例えば、前職を「鬱病で辞めた」みたいな話をすると、率直なところ派遣会社は警戒します。
言わないのも後々トラブルになるので、しっかりと伝え方を工夫しなければいけません。問題なく働けることをアピールする必要があります。
- 医者からOKがでている
- 薬を服用して今は落ち着いている
- 前職は問題なく働けた
登録時の言動もとても大事です。「しっかりしたビジネスパーソン」を印象付けるように心がけてみてください。
逮捕された
言わずともですが、アウトです。
逮捕されてしまうと、これは契約解除です。仕事紹介もなくなります。
職歴詐称
派遣登録時の職歴詐称も大問題です。特に経験のないことや持っていないスキルを「ある」とした場合、勤務後に発覚することが多いです。
仕事がほしいからと偽るのはやめようね。信頼も仕事も失っちゃう。
横領
派遣先の仕事での横領は犯罪です。過去に派遣社員が起こした事件もあるんですよね。(非常に少ないですが)
ブラックリスト入りの6つの予兆・サイン
「あれ?もしかしてブラックリスト入りしちゃうの?」そんな不安を感じたら、以下のサインに注意してください。ブラックリスト入りの前触れかもしれません。
まだ間に合うってことです。
6つの予兆
- 派遣会社を通して改善を求められた
- 業務のレベルが低いと判断
- 勤務態度が良くない
- 勤怠が悪い
- 社員やほかの派遣社員から苦情がきた
- 派遣会社の態度が急変
それぞれ解説しますね。
派遣会社を通して改善を求められた
派遣会社からの改善要求は、ブラックリスト入りの一歩手前のサインです。
派遣会社は普段の仕事ぶりを見ていないので、大抵は派遣先から何かしら依頼された改善を伝えます。
業務のレベルが低いと判断
仕事の品質やスピードについて、改善点が指摘された場合は、要注意です。
派遣先が求めるものに達していないため、更新するか悩んでいる可能性があります。
勤務態度が良くない
仕事自体は問題ないものの、意欲や周りとのコミュニケーションなどの指摘も黄色信号です。
会社は「チーム」で動くのが基本なので、ほかのメンバーのことも考えて、「別の人を派遣して」と言われてしまうリスクがあります。
勤怠が悪い
休みがちや遅刻、休憩の取りすぎなど、勤怠について敏感な派遣先は多いものです。
社員やほかの派遣社員から苦情がきた
同僚や他の派遣社員からの苦情も、気に留めておくべきサインです。
派遣会社を経由して注意を受ける場合もあります。特に派遣先の社員の苦情は要注意!
苦情内容に身に覚えがない、認識の違いであれば、冷静に対処しましょう。
派遣会社に相談するのも大事です。
派遣会社の担当の態度が急変
いつもフレンドリーだった派遣会社の担当者の態度が、急に冷たくなったり、あまり話してくれなくなったりするのも、ちょっとしたサインです。
思い当たるものを思い出してみてくださいね。
派遣会社のブラックリストについてよくある質問
派遣のブラックリスト入りについて、よくある質問をご紹介します。
【まとめ】派遣会社のブラックリストは非公式でも実在します
状況 | ブラックリスト入りになる主な行動 | 影響 |
---|---|---|
登録時 | 登録会のドタキャン、連絡なしの遅刻、タメ口、挙動不審 | 仕事紹介されない |
仕事探し中 | 職場見学のドタキャン、仕事決定後の辞退、強い要求 | 応募しても通らない |
就業中 | 早期退職、バックレ、無断欠勤、頻繁な遅刻・欠勤、いじめ | 契約更新なし、契約途中解雇 |
派遣会社対応 | 高圧的態度、頻繁な呼び出し、愚痴、連絡不通 | 「難アリ」案件しか紹介されない |
派遣会社のブラックリストは、公式に存在するものではありませんが、実質的には派遣社員の問題行動の記録として機能しています。
この記録は派遣会社内で共有され、信頼できる人材を派遣するための判断材料となります。
ブラックリスト入りすると、仕事が紹介されなくなったり、応募しても通らなくなったり、契約更新がなくなるなどの影響が出ます。
登録会でのドタキャンや遅刻、就業中の無断欠勤や頻繁な遅刻、派遣会社への高圧的な態度など、社会人としてのマナーが問われる場面は多いです。
特に「一発アウト」とされる行動(バックレ、1日で辞める、タイムシートの不正申告など)には注意が必要です。
ブラックリストからの解除は難しく、別の派遣会社に登録するか、時間が経って担当者が変わるのを待つしかないこともあります。
派遣で長く安心して働くためには、約束を守り、コミュニケーションを大切にする基本的な社会人マナーを心がけることが大切です。