産休代替ってひどい?最悪?使い捨てにされる派遣のその後も解説

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  • この記事で解決できる悩み
  • 産休代替がひどいと言われる理由を知りたい
  • 産休代替で使い捨てにされないための注意点は?
  • 産休代替で働いたその後の3つのパターンとは?
  • 本記事の信頼性

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ぱぱだんご自己紹介

現役の派遣営業として、産休代替の仕事も紹介し、働いている方の悩み、その後の悩みにも関わってきました。

産休代替は、産休や育休中の従業員の代わりに派遣先で働くことです。産休代替は、通常の派遣よりも時給が高く、正社員と同じような仕事ができるというメリットがあります。

しかし、産休代替は期間限定の助っ人というイメージが強いため、使い捨てと言われることもあるでしょう。

産休代替で仕事をする上での注意点を解説し、契約終了した後のパターンも解説しますので、失敗したくない方は是非一読していただければと思います。

〜 Contents 〜

そもそも産休代替派遣とは?持っておきたい基礎概念

  • 産休代替とは
  • 産休代替はどういった仕事内容が多い?
  • 産休代替で働くときの雇用形態は?

産休代替とは

産休代替えは、産休や育休中の従業員の代わりに派遣先で働くことです。

産休代替えは、通常の派遣よりも時給が高く、正社員同等の仕事ができるメリットがあります。

しかし、産休や育休中の方の代替えですので、期間限定の助っ人であるため、使い捨てと言われることも多いのです。

産休代替はどういった仕事内容が多い?

産休代替で多い仕事内容
  1. 一般事務
  2. 総務事務
  3. 労務事務
  4. 医療事務
  5. 教員

といった、事務職が圧倒的に多いです。

なぜなら、産休に入る前の人は、勤務条件が平日のみで働いていることが多く、結婚まで踏み出す人が多いのがこの勤務条件だからですね。そして平日のみの条件は事務が多いのです。

逆にサービス業の土日出勤が必要になる仕事の産休代替は少ないと言えます。

産休代替で働くときの雇用形態は?

派遣社員が最も多いです。

  • 理由は次の通り
  • 派遣はそもそも期間を決めて働くため、最も適している
  • 期間満了後、次の仕事紹介も可能になる
  • 採用にかかるコストが派遣が最も低いため
  • 不足している研修を派遣会社が補えるため

ようは、産休代替の働き方に最も適しているのが派遣のため、派遣での雇用が最も多くなるわけです。

産休代替がひどい・最悪といわれる理由

本題です。

産休代替がひどいと言われる理由には5つの理由があります。

  • 働く期間が不確実
  • 仕事の継続性がない
  • 前任者の仕事のスキルを求められる
  • 引き継ぎ期間が少ない
  • 人間関係が割り切られる
ぱぱだんご

それぞれ見てみましょう。

①:働く期間が不確実

産休代替として働く場合、最も大きな問題は働く期間が不確実なことです。

前任者が戻るタイミングが明確ではないため、雇用期間が延長したりします。

前任者が育休明けから戻ろうとしても、保育園が預けられないことから期間が延びることもあるでしょう。

働く期間が不明確ということは案外ストレスがかかります。

例えるなら、車を運転するとき、どれだけガソリンが入っているかわからない状態で長距離運転をすることと似ていますね。

本来産休代替えは年単位での契約ですが、期間満了後に1か月や2か月での契約更新を求められることもあるのです。

今後の予定が組み立てずらいのです。

②:仕事の継続性がない

産休代替は仕事の継続性もありません。

前任者の影武者的な存在のため、戻ってきたら終了なんです。

派遣先が人件費を出して、前任者が戻ってきても働いてOKと言われることもありますが、基本的には使い捨てになります。

③:前任者の仕事のスキルを求められる

前任者が持っていたスキルが求められます。

企業は仕事の質を落とさずに経営するために、産休代替を受け入れてるからですね。

先ほどから車を例えに出して申し訳ないですが、運転席に座った瞬間に車の操作方法を理解するようなものです。

ゆっくり調べさせてよ。と思う瞬間も出てくるでしょう。

しかし、あなたが立ち往生しているときでも、企業は動き続けます。仕事はまってくれないのです。

だからこそ、走り出し(入社後)が最も精神的にもきつく感じる方も多いですよ。

私が実際に産休代替で働くスタッフをサポートする中で、多い悩みをお伝えします

「仕事が出来て当たり前の雰囲気がきつい」です。

前任者のスキルを求められるため、スキルに達していなかったらダメ。スキルに達して普通。となるのです。

ようは、褒められにくいです。

褒められないことから、自分は本当にこの仕事が向いているんだろうか?必要とされていないんじゃないか?といった心境から悩みになる方は多いですよ。

④:引き継ぎ期間が少ない

上記の項目で「前任者と同じスキルが求められる」説明をしましたが、

その割に引継ぎ期間が少ないです。

産休代替の仕事の特性上、緊急性が高くて、すぐに業務を開始する必要があるのです。

テキストだけ渡されて、「よろしく!」となる派遣先も存在します。

ぱぱだんご

そんな時は派遣会社を頼るといいですよ

頭では理解できたけど、それを今の仕事に応用を利かせることに苦労する方が多いイメージです。

さらに、引継ぎ期間が終わったら、周りの人に仕事内容を聞いても「わからない」と言われることもしばしば発生します。

前任者へ連絡するのも申し訳なく感じ、八方ふさがりになってしまうため、ひどいと感じるのです。

⑤:人間関係が割り切られる

産休代替は期間限定です。しかも延長する可能性は一般的な派遣よりも低いため、人間関係が割り切られがち。

小学校の時の転校生の心境になるでしょう。

ある意味割り切ってやっていく必要がありますが、仲間意識は薄く感じてしまうでしょう。

ぱぱだんご

心の壁を感じながら働くことになるのです。

産休代替のメリットは?

  • 経験を活かして転職に有利
  • 時給が高め設定
  • 1年単位での仕事ができる
  • 派遣のサポートも受けられる
  • 派遣会社から別の仕事紹介もある

①:経験を活かして転職に有利

産休代替での経験は転職に有利になります。

  • 短期間でも実務経験が積めるため
  • 求められる仕事のレベルが高い傾向があるため
  • ネットワークが広がるため

産休代替の前任者は正社員で働いていた方が多いです。

ということは、業務内容も正社員同等の仕事をすることが多く、正社員での実務経験をつめるのです。

事務職での代替が多いと思いますので、採用難易度が高い事務職で転職が有利になることはメリットと言えるでしょう。

②:時給が高め設定

時給1,800円といった仕事もあります。

時給が高く設定される理由は次のとおりです。

  • ボーナスの発生がない
  • 退職金が発生しない
  • 有給や社会保険にかかるコストが低い
  • 短期的な仕事のため、時給が高くないと、そもそも人が集まりにくい

こういった理由から、会社の手元に残る利益をギリギリにして、支払う時給を上げて人を集めているのです。

また産休代替は専門的なスキルを必要とする場合もあるため、ある程度能力やスキルのある人が採用されます。

スキルに応じて時給も上がるでしょう。

③:1年単位での仕事ができる

産休代替は1年単位での契約も多いのが特徴です。

一般的に産休育休期間は1年ちょっとですからね。その間働けます。

また、産休代替は派遣の3年ルール対象外ですので、育休をとりまくる職場の場合は長期になることもありますね。

1年の単位で考えると、1年でスキルを高めたり、まとまったお金を稼いだりと、今後の計画もたてることが可能です。

とはいえ、デメリットにもあげたように、期間が不明確でもあります。

ぱぱだんご

会社の方針に流されることなく、自分の意思をしっかり伝えることで回避できます。

④:派遣のサポートも受けられる

産休代替は引き継ぎ期間が短い傾向がある一方で、派遣会社のサポートが徹底しています。

業務内容や職場環境についての説明はもちろん、不安や問題が発生した場合のフォローも充実しているんですね。

派遣会社でも研修サポートが充実しているため、入社後にスキル不足を実感したら派遣会社の研修プログラムに参加して見るのもいいでしょう。

参考までに大手派遣会社「ランスタッド」では以下のような研修サポートがあります。

引用:ランスタッド公式

⑤:派遣会社から別の仕事紹介もある

産休代替の契約が終了した後も、派遣会社からは別の仕事の紹介があります。

勤務中の働きが評価され、次のステップにつながる可能性が高いからですね。

特に、多くの派遣会社では転職支援も行っているので、次の仕事を見つけやすい環境が整っています。

産休代替で働く前に知っておきたいこと

  • 他に業務を理解している人がいるか確認する
  • 契約期間を確認しておく
  • 求められる仕事のスキル、仕事の範囲を確認しておく

他に業務を理解している人がいるか確認する

産休代替の仕事内容は、前任の方がやっていた内容です。

その業務内容は多岐にわたることが多いため、業務に詳しい人が他にいるかどうかを事前に確認することが重要です。

不明点が発生したときに確認できる人がいるのといないのでは全く違いますからね。

いつ確認すればいいのかは以下を参考にしてみてください
  • 派遣会社から仕事内容を話している時
  • 職場見学時で逆質問する
ぱぱだんご

事前に確認しておくことて負担を減らせます。

契約期間を確認しておく

産休代替の仕事には明確な契約期間が存在します。その期間内で何を達成すべきか、どの程度の時間を業務に割くべきかを理解することで、後で問題が生じるリスクを減らせます。

事前に把握しておくことで、契約期間が終了する前に次のステップを考えるための時間も確保できますからね。

ぱぱだんご

派遣会社との契約内容をしっかりと確認し、自分自身で計画を立てましょう

求められる仕事のスキル、仕事の範囲を確認しておく

産休代替で働く場合、具体的な業務内容や求められるスキルは事前にしっかりと確認しておくべきです。

特に、自分が持っているスキルと求められるスキルにギャップがないか確認することで、スムーズに業務に取り組むことができます。

派遣会社や担当者から詳しい情報を得ることで、自分自身がこの仕事に適しているかどうかを判断しやすくなります。

産休代替で働く上での注意点

  • 転職前提でスキルを伸ばし続けていく
  • 3年ルールが適用されないことに注意する
  • 周囲の人はみんな正社員

転職前提でスキルを伸ばし続けていく

働いている期間中に自分自身のスキルを高め、次の転職に活かす前提で働くことが大切です。

そうしないと使い捨てにされる可能性があるので。

もう少し言うと、求められる業務以外でも、自分が将来必要とするスキルについて学び続けることが重要です。

また、周囲の人の思考や仕事の向き合い方も参考になります。

特に産休代替では、周囲の方が正社員であることが多いでしょう。

いい所をしっかりと盗む。この考えを持って、次の転職に行かせるスキルを吸収していくことを目的として働くと失敗しにくいです。

3年ルールが適用されないことに注意する

一般的な派遣契約とは異なり、3年ルールが適用されません。

3年ルールとは、派遣社員が3年以上同じ業務に従事すると、正社員として雇用する義務が生じる法的規定です。

本来は、3年経過で次の選択肢があります。

  • 別の仕事先の紹介
  • 無期雇用へのチャンス
  • 派遣先企業への直接雇用

産休代替えはこのようなチャンスが無くなるので注意が必要ですね。

周囲の人はみんな正社員

産休代替として働く場合、周囲の多くは正社員であることが多いです。

そのため、自分がどういった立場で働いているのかを明確にし、周囲とのコミュニケーションに注意が必要です。

例えば、業務範囲や責任の違いについて認識を合わせることで、スムーズに業務を進めることができます。

特に、正社員との協働が多い場合、お互いの役割を理解し合うことが、円滑な業務遂行に繋がるでしょう。

産休代替で働いたその後は?よくある3つのパターン

  • 使い捨てられて終了
  • 派遣会社から別の仕事紹介
  • 働いている職場で働き続けた

パターン①:使い捨てられて終了

産休代替の契約が終了した後、最も厳しい現実は「使い捨て」されるケースです。

この場合、契約が終了した後、特に次のステップが用意されていない状況があります。

求職活動を再開する必要があり、その過程は時間と労力がかかりますからね。

だからこそ、産休代替として働く期間中にスキルを高め、ネットワークを拡大することが重要です。

ぱぱだんご

使い捨てられるリスクを考慮して、働く前から次のプランを考えておくべきです。

パターン②:派遣会社から別の仕事紹介

一方で、良い点は、派遣会社が別の仕事を紹介してくれるケースもあります。

産休代替の経験とスキルを活かして、次の仕事につなげることが可能です。

ただし、そのためには、派遣会社と良好な関係を築いておくことが必要です。

特に派遣会社が期間中に気にする事は次の通り

  • 勤怠の乱れがないこと
  • 派遣先からの指摘がないこと
  • トラブルがないこと

スキル不足でのトラブルは少ないです。

それよりも「言うことを聞かない」「勤怠が乱れて仕事にならない」こういったトラブルがほとんどのため、当たり前のことを当たり前に出来れば派遣会社からの信頼は得られます。

結果として、派遣会社から信頼を得られたら次の仕事紹介されますよ。

ぱぱだんご

実際に、私もこの基準で仕事を紹介しています。

パターン③:働いている職場で働き続けた

最も理想的なケースは、産休代替で働いた職場で継続的に働ける可能性があることです。

この場合、正社員や契約社員としての雇用が検討されることもあります。

もちろん、そのためには高いパフォーマンスと、職場での良好な人間関係が必要です。

産休代替としての期間中に、積極的に業務に取り組み、周囲と良好な関係を築くことで、このような理想的な結果につながる可能性が高まります。

よくある質問

産休代替の仕事は応募段階で分かりますか?

応募段階で分かることが多いです。求人情報に「産休代替」と記載されていることが一般的です。

また、派遣会社からの仕事紹介される時も必ず通知されますよ。

あと、契約書に産休代替である旨と期間の記載で把握もできます。

そもそもなんで産休代替で人を採用するんですか?

理由は以下の通りです。

  • 期間限定で人が欲しいから
  • 企業として、人を増やす予定がないため
  • 都合よく人を採用したいから

ようは、会社都合で人を採用しています。

だから使い捨てと思われるんです。

産休代替で働く時、業務マニュアルはあるんですか?

前任者の性格により変わります。

もちろん会社としてのマニュアルがあることは多いでしょう。

でも会社のマニュアルは細かいところまでは書かれていないため、実際に仕事を進めると不明点が多発します。

そこを補うためのマニュアルを前任者が作ってくれるかどうかは、その人の性格によります。

引き継ぎ期間に依頼するしか対策方法はありませんので、勇気をだして作ってもらいましょう。

派遣会社を通じて依頼してみるのも一つの手です。

まとめ

この記事では産休代替がひどいと言われる理由を解説し、産休代替で働く上での注意点やその後のパターンを解説しました。

要点をまとめると次の通りです。

  • 産休代替がひどいと言われる理由
    • 働く期間が不明確
    • 仕事の継続性がない
    • 前任者の仕事のスキルを求められる
    • 引継ぎ期間が少ない
    • 人間関係が割り切られる
  • 産休代替のメリット
    • 経験を活かして転職に有利
    • 時給が高い
    • 1年単位での仕事ができる
    • 派遣会社のサポートもある
    • 契約終了後に派遣会社から別の仕事紹介あり
  • 働く前に知っておきたいことや注意点
    • 業務を理解している人が他にいるか確認
    • 契約期間を確認
    • 求められるスキル・仕事の範囲を確認
    • 転職前提でスキルを伸ばし続ける
    • 3年ルールが適用されない
    • 周囲の人はみんな正社員
  • 契約終了後のパターン
    • 使い捨てられて終了
    • 派遣会社から別の仕事紹介
    • 働いている職場で働き続ける

産休代替は使い方によっては、将来性のある働き方です。

派遣社員ではあるが、正社員同等の仕事ができることも将来につながりますね。

私の経験でいうと、ほとんどの場合、契約終了後に他の仕事紹介をしています。

狙う人が少ないからこそ、採用率が高い求人でもありますので、注意点を把握したうえで狙ってみることも良いでしょう。

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