派遣会社の派遣登録会では「私服可能」としている会社が多いですよね。
その言葉を信じて私服で行こうとしていませんか?
2023年1月時点ではweb登録会が主流になっているため、さらにこの傾向が強くなっています。
派遣登録会が終わったあと、お仕事紹介されないと言われるポイントの1つに、当日の服装や持ち物が含まれています。
この記事では派遣会社からお仕事紹介される確率が上がる方法を解説しています。
この記事にあてはまる人
- 派遣会社から本気で仕事を紹介して欲しい人
- 他の派遣登録者と差別化をはかりたい人
この記事にあてはまらない人
- アルバイトと同じ感覚で派遣会社を考えている人
- とりあえず派遣登録だけ済ましたい人
派遣会社はアルバイトではありません。
派遣登録会からビジネスの場は始まっているのです。
- 派遣登録会で採用率を上げる服装
- 派遣登録会が終わったあと連絡が来ない理由
- 派遣登録会後の派遣会社の動き
派遣登録会とは?
派遣登録会とは派遣社員として勤務するための第一歩です。
派遣社員として勤務するためには派遣登録会は避けては通れません。
まずは派遣会社に登録をしない限り、お仕事紹介もされません。だからこそ派遣登録会が最初に来る壁と思ってもらえればと思います。
派遣会社には日々何名も派遣登録をされます。
「みんなと同じです」だと他のスキルを持った人に仕事がまわってしまいます。
だからこそ、派遣登録会では「差別化」をすることが必要です。
派遣登録会の流れや聞かれることに関しては以下の記事を参考にしてみてください。
派遣登録会でのよくあること
派遣登録会でよく発生する問題が2点あります。
- 派遣登録会後にご無沙汰なし派遣登録会後にご無沙汰なし
- 派遣営業の対応がそっけない
それぞれ発生する理由を解説します。
派遣登録会後にご無沙汰なし
派遣登録会が終わった後、お仕事紹介がされず、音信不通になってしまう方がいます。
こうなる原因は「印象が悪かった」と「勤務条件不一致」この2つが大きな原因です。
では、印象は何で決まるのか?
- 服装
- 髪型
- 態度
- 派遣営業との受け答えの雰囲気
要は「伝える内容」ではなく、「全体的な雰囲気」で決まるということです。
派遣会社は派遣登録会後に派遣先企業へあなたを紹介します。
派遣会社の顔として派遣先企業にいくわけです。
派遣会社の顔になる人が派遣先企業で印象悪くされてしまうと、今後の取引にも影響しかねません。
だからこそ、印象は非常に大切になるんですね。
派遣会社に登録会にいったけど、その後連絡が一切ないという方は、「当日の印象はどうだったのかな」「勤務条件を厳しくしすぎていなかったかな」この2点を考えるといいでしょう。
勤務条件や合格率を高める方法は以下の記事でも解説をしています。
派遣営業の対応がそっけない
もう一つよくあることとして、派遣登録会中に派遣営業の対応がそっけないことです。
もちろん派遣営業も人ですので、性格はあります。
しかし、「是非この人を採用したい!」と思った場合、派遣営業は素っ気ない対応をしますでしょうか?
派遣登録会は開始30秒以内にあなたの印象から判断している傾向が強いです。
もちろん私も派遣登録会を今でも行っていますが、開始30秒で判断します。
厳しい事を言いますが、あなたにそこまで時間をかける事ができないからです。
最初の印象が悪かったら、早々に見切りをつけて、早く派遣登録会を終わらせようとします。
派遣登録会では最初の挨拶をした瞬間から印象が決まっていると思ってください。
服装や持ち物はあなたの印象を決める一つの要素です。
だからこそ、服装や持ち物を他の派遣登録者と差別化をしていかなければならないということですね。
派遣登録でのおすすめの服装
それはスーツです。
私服OKって書いてあったよ?
なぜ派遣会社が私服OKと言っているかを考えてみてください。
派遣会社は登録者が来ない限り売上につながりません。
だからこそ、登録会に来るハードルを少しでも下げるために、私服OKとしている会社が多いです。
派遣登録会に来てもらう事と、派遣登録会で仕事を紹介されることは全くの別物です。
現在私が所属している派遣会社も私服OKとしています。
そのため、派遣登録に来られる方の95%の方が私服で来られます。
印象が他の派遣社員と一緒なんですね。印象が一緒になったら、他の求職者に埋もれます。
逆に派遣登録会でスーツで来た方は一目置かれます。
仕事に対する姿勢が見え、安心感があるからです。
「派遣登録会 服装」と調べると、私服OKと書いてある記事が多いですが、本気で派遣会社から仕事の紹介を狙っている場合はスーツで行きましょう。
たとえ私服OKと派遣会社からの案内メールに書いてあったとしても、スーツで行くとポイントがあがります。
スーツで行くと、登録会の際に派遣営業こう言われることもあります。
私服で大丈夫だったのに
派遣登録会も仕事の場のため、正装がいいと思い着てきました
こう答えるといいでしょう。派遣営業は内心嬉しいですよ。
注意点があります。
それは「アパレルの派遣を受ける場合」です。
アパレル販売員は基本私服で勤務することが多いです。
登録会の際に私服を見たい場合がありますので、アパレルの派遣に応募される場合は私服が良いでしょう。
それ以外の業種はスーツがおすすめです。
万が一スーツを持っていない場合は、オフィスカジュアルをオススメします。
オフィスカジュアルは基本黒を基調とした服を選んでください。
派遣登録で必要な持ち物
派遣登録会は主に3パターンで開催されています。
- 来社登録会
- Web登録会
- 電話登録会
「Web登録会」と「電話登録会」では家で行うため、持ち物はありません。
ここでは来社登録会の際の持ち物をお伝えします。
必要な持ち物は以下の通り
必要な持ち物
・印鑑
・本人確認書類
・銀行口座(通帳もしくはキャッシュカード)
・過去の仕事の入退職日のメモ書き
・筆記用具
・ビジネスバッグ
それぞれなぜ必要なのか、ない場合はどうすればいいかを解説します。
- 印鑑
-
派遣会社によっては「誓約書へのサイン」や「個人情報取り扱いに関してのサイン」を求められる事があります。
場合によっては「署名のみ」でOKの場合がありますが、印鑑の方が印象が良いことは間違いありません。
またシャチハタか認印かという疑問がありますが、派遣会社から指定がない場合はどちらでもいいです。 - 本人確認書類
-
本人確認書類は持っていきましょう。
本人と確認取れない限りお仕事紹介が出来ないためです。本人確認書類は「名前」「住所」が記載されていることが大切です。1枚で証明できるもの
- 運転免許証
- 住民票
- マイナンバー
- 住民基本台帳
- パスポート
本人確認書類でも健康保険証は注意してください。
健康保険証は住所を手書きで記載します。
そのため、健康保険証のみでは登録出来ないこともあります。
その場合は補助書類として「電気代や水道代の領収書」を準備しておくといいでしょう。
この領収書には住所が記載されているためです。
もちろん名前も同一じゃないといけないため、不一致だった場合は登録会の際に派遣会社に確認しましょう。 - 銀行口座(通帳もしくはキャッシュカード)
-
給料の振込口座設定に利用します。
基本的にはどの銀行でも利用可能としている会社が多いですが、一部ネット銀行が使えないなど制限がある会社もあるため注意が必要です。
注意点として「クレジット機能付きキャッシュカード」だった場合は注意してください。
派遣会社はそのままコピーすることができません。
悪用ができてしまうためです。クレジット機能付きキャッシュカードだった場合は、登録会の際に派遣営業に申し出るといいです。ちゃんと処理してくれます。
- 過去の仕事の入退職日のメモ書き
-
登録会前までに過去の職務経歴を入力している場合は必要ありません。
しかし、まだ入力していない場合は当日の登録会で聞かれることが多いです。
登録会の時に思い出しながら伝えると「間違い」や「勤務期間に相違」がでます。
派遣会社は正確な情報を得ないと紹介が難しくなるため、事前にメモ書きでもいいので洗い出しておきましょう。 - 筆記用具
-
大抵の派遣会社は筆記用具を準備されていますが、場合によってされてません。
「貸してください」と言いづらい雰囲気もありますので、持っていくといいでしょう。 - ビジネスバッグ
-
派遣営業はカバンをチェックします。
スーツで行かれる場合はビジネスバッグが最もベストでしょう。
またなかったとしても、黒を基調としたカバンやリュックであれば問題ありません。
また最もやってはいけないのは「手ぶらで行く」ことです。
派遣会社から書類を貰う可能性もあります。
中には機密情報を含んでいるものもあるため、落とした場合大変です。
カバンは絶対に持っていきましょう。
派遣登録会で見られるポイント
派遣登録会では身だしなみや持ち物はもちろん大切です。
しかし、いくら服装がバッチリであっても仕事紹介されないこともあります。
それは以下2つがポイントとなっているためです。
- 安心できる人か
- 派遣先企業へ提案できる条件か
この中で安心できる人かは派遣会社にとっては非常に大切です。
特に以下が大切なポイントです。
具体的には
- 登録会に入る際にきちんと挨拶ができているか
- 笑顔を出せているのか
- 主張ばかりしていないか
こういったあなたの素地が派遣登録会では見られているんですね。
服装や持ち物は「安心できるか」に入ります。
派遣登録会後の派遣会社の動きを知る
派遣登録会後の派遣会社の流れを知ることで、より質の高い登録会にすることができます。
全ての派遣会社が同じというわけではありませんので、あくまでも一例として捉えてください。
- 社内選考
- 派遣先企業への提案
- 派遣先企業との顔合わせ(職場見学)
- 入社
特に社内選考について気になると思います。
社内選考では以下を選考しています
- 早期退職のリスクはないか
- 派遣先でトラブルを起こさないか
- 勤務条件に合う派遣先企業があるか
主にこれです。
いい所を見るのではなく、悪い所がないか探っています。
派遣登録会は加点法ではなく、減点法であると認識してもらうといいかもしれません。
派遣会社は派遣先の求める人物像を100点とすると、そこから派遣スタッフに足りない部分を減点していきます。
何点であればという具体的な数字はありません。
はっきり言うと担当営業の感覚です。
上述した通り、早期退職のリスクがないか、派遣先とトラブルにならなさそうか、このあたりを登録会での一連の流れから判断するわけですね。
ということは、派遣登録会で印象がよく、前向きに取り組んでくれそうと判断されれば、登録会後の社内選考も評価が高く紹介されやすいといえます。
プチ注意点
派遣営業は登録会後のあなたの連絡の繋がりやすさも判断基準に入れる傾向があります。
安心感があると判断できるためです。
派遣登録会が終わってもなお、判断はされるものです。
よくある質問
服装や持ち物に関しては以下の質問が多いです。
- スーツ持っていません
- スーツを買うお金がありません
- 夏でもネクタイをしたほうがいいですか?
- 女性ですが、スカートとパンツどちらがいいですか?
- 髪色は?
それぞれお答えします。
まとめ
この記事では派遣登録会での服装や持ち物を解説致しました。
その後のお仕事紹介の確率を上げたいのであれば、服装は基本スーツです。
それは派遣会社は安心できる人かどうかにおいて重要なポイントになるためです。
派遣登録会とバイトの面接は全く違います。
どちらかと言うと正社員の面接と思って行くと派遣会社からの信頼も得られ、その後の円滑な仕事紹介に繋がるでしょう。