- この記事で解決できる悩み
- 転職サイトの求人を見ても派遣会社だらけで見る気が失せる
- 派遣会社以外の正社員求人をゲットする方法はないのか?
- 派遣会社の求人を見分ける方法を知りたい
- 本記事の信頼性
私自身、派遣営業を12年経験しており、転職サイトへの原稿を作成しております。競合分析も日頃行っている経験から、派遣案件の見分け方を企業目線でお伝えできると考えています。
転職サイトを見ると、派遣の求人ばかりでうざいですよね。
欲しい情報はこれじゃない!企業の直接採用だ!
こう思われる方は私だけでは無いはずです。
結論を先にお伝えすると、派遣会社のみ除外して検索する方法はありません。
自分自身で見分けて行くしかないのです。
この記事では、派遣会社の応募している求人の特徴と見分け方を解説します。
自分自身の欲しい情報を選ぶ方法を知り、受けた後に「あ、派遣だったんだ」と後悔しないよう知見を深めておきましょう。
派遣会社の求人は主に2種類ある
先に無期雇用派遣と登録型派遣の違いをおさらいしておきましょう。
無期雇用派遣 | 登録型派遣 | |
---|---|---|
雇用主 | 派遣会社 | 派遣会社 |
雇用期間 | 期間の定めなし | 期間の定めあり |
派遣期間/抵触日 | なし | 同じ派遣先で3年まで |
給料 | 月給制 | 時給制 |
ボーナス | ややあり | なし |
昇給 | あり | なし |
福利厚生 | 正社員同等 | 正社員同等 |
主な掲載先 | ・DODA ・リクルートエージェント ・マイナビエージェント ・ビズリーチ など | ・タウンワーク ・マイナビバイト ・バイトル など |
派遣会社の求人は、主に無期雇用派遣と登録型派遣の2種類あります。
それぞれの特徴と違いを以下に説明します。
無期雇用派遣(常用型派遣)
無期雇用派遣は、派遣会社の正社員として働く雇用形態です。
派遣会社の正社員として雇用され、派遣先企業で働くことになります。
正社員採用のため、転職サイトにおいて雇用形態が正社員と記載されることが一般的です。
- ボーナスあり
- 昇給あり
- 月給制
- 同じ派遣先企業に3年以上勤務可能
登録型派遣
登録型派遣は、一般的に言われる派遣社員として働く雇用形態です。
正社員に向けた転職サイトに掲載されることは少なく、アルバイト情報(例:タウンワークやマイナビバイト)に多く掲載されています。
雇用形態が派遣と記載されているためパッと見てわかります。
- 派遣会社が勤務条件に合う仕事を持ってきてくれる
- アルバイトやパートよりも給料が圧倒的に高い
- 派遣社員から直接雇用への切り替えが可能
転職サイトの求人から派遣を除外する方法はない
転職サイトで求人を検索する際、派遣求人を除外したいと考えることはよくあります。
というよりも、派遣会社しか出てこないじゃん。
検索1ページ目は9割近く派遣会社が表示されている傾向がありますね。
結論をお伝えすると、除外は不可能です。
見分け方をサクッと知りたい方はこちらをタップ←該当ページにジャンプします。
無期雇用派遣は除外不可
無期雇用派遣の求人は一般的な正社員の仕事と同化しているため除外できません。
例えば、人気転職サイトのDODAでは、除外ワードを設定出来ますが、「派遣」と入れても無期雇用派遣の求人は消されません。
求人内容に派遣と書かれていないからです。
無期雇用派遣は、派遣会社の正社員として働く形態であり、一般の正社員求人と同様に扱われてしまいます。
無期雇用派遣の仕事が出てくる人気転職サイト
- DODA
- マイナビエージェント
- リクルートエージェント
- ビズリーチ
すべて除外できませんので、本章で説明する見分け方から見分けていくしかありません。
登録型派遣も除外不可
登録型派遣も除外ができません。
しかし、登録型派遣は非常にわかりやすく、求人情報のタイトルに【派】と記載されています。
一般派遣が出てくる転職サイトはアルバイト系の求人誌
- タウンワーク
- マイナビバイト
- バイトル
例えばタウンワークでは【派】と記載されているものが派遣です。
タウンワークでの記号の見方は以下を参照ください。
タウンワークの記号の見方(タップして開く)
[A]…アルバイト
一般的に、正社員より勤務時間や勤務日数が少ない働き方[P]…パート
一般的に、正社員より勤務時間や勤務日数が少ない働き方[派]…派遣社員
●登録型派遣:派遣会社に登録し、実際に働く派遣先(他企業)が決まってから雇用契約を結びます。雇用契約を結ぶのは、登録した派遣会社になります。
●紹介予定派遣:一定期間派遣社員として働き、派遣期間終了後に正社員や契約社員として紹介されることを予定して働く形態[契]…契約社員
あらかじめ働く期間を定めた雇用形態[社]…正社員
雇用の期間を定めずに契約する一般的に「社員」といわれている形態[紹]…有料職業紹介
厚生労働省の許可を受けた有料職業紹介の企業に登録し、仕事を紹介してもらう形態。雇用契約は実際に働く企業と結びます。[委]…業務委託契約
独立した事業主として企業と行う業務の契約を結ぶ形態[代]…代理店・フランチャイズ
業務委託契約と同様に、独立した事業主として企業と行う業務の契約を結ぶ形態※特別な記載がない場合は、男女を対象にした求人となります。
求人詳細の見方 (townwork.net)
派遣を除いての検索が難しいためご自身で見分ける必要が出てきます。
ここからは派遣会社の案件を見分ける方法を解説していきます。
派遣の正社員(無期雇用派遣)求人を見分ける方法
無期雇用派遣の求人を見分ける方法はいくつかあります。以下に、その方法をご紹介します。
- 求人情報の勤務地が不鮮明
- 会社HPの会社概要に「派○○-○○○○○○」と書かれている
- スキル・経験・知識すべて不要
- 詳細ページを見た時に「カウンセラーがサポート」と書いている
- 派遣会社の名前を覚えておく
求人情報の勤務地が不鮮明
引用:DODA
無期雇用派遣の求人では、勤務地が具体的な住所ではなく、地区やエリアで記載されていることがあります。
派遣会社は勤務地を絞ることができないため、この書き方になることが多いです。
求人情報では、勤務地の項目に以下が書かれていたら派遣です。
- プロジェクト先による
- 配属先により
- クライアントにより
- 常駐先により
このように記載する理由は、配属は内定後に決めるためです、
仮に、一般的な正社員であれば配属先はほぼ決まっているはずです。
しかし、派遣会社の配属先は無数にあるため、曖昧にしか書くことができないのです。
会社HPの会社概要に「派○○-○○○○○○」と書かれている
絶対に派遣会社を選びたくない場合、これをしましょう。
この「派」が、「般」「特」となっている場合は法改正前の情報を載せている企業です。意味は一緒ですよ。
会社のHPを確認し、会社概要に派遣事業者番号が記載されている場合、その会社は派遣事業を行っています。
高い確率で、無期雇用派遣として受け入れ、派遣先に出向していくでしょう。
スキル・経験・知識すべて不要
このように記載されている場合、派遣会社の可能性は高いです。
派遣会社は人を集めて、派遣先企業で働いてもらうことが目的。
そのために派遣会社で2~3日研修を行い、経験を積んだ状態で派遣先企業に紹介します。
より、人を集めるための甘い文言を使っている場合は、派遣会社の可能性が高いでしょう。
試しに会社概要を見てみる事をおすすめします。
派○○-○○○○○○と記載されていることでしょう。
詳細ページを見た時に「カウンセラーがサポート」と書いている
転職サイトの詳細ページを見た時、以下の言葉が書いていたら派遣の確率が高いです。
- カウンセラーがサポート
- コーディネーターがサポート
- カウンセリングを元に
派遣会社の特徴は、配属先をコーディネーターが決めていきます。
そのためカウンセリングを元にといった文言となります。
派遣会社の名前を覚えておく
現在派遣会社は日本に約40,000社あります。
その会社の全てを覚えることは難しいでしょう。
自分自身の狙っている職種で、ある程度派遣会社の名前を覚えておくといいでしょう。
派遣会社の名前を覚えておくことで、求人情報をチェックする際に派遣会社が関与しているかどうかを判断できます。
無期雇用派遣の求人かどうかを見分ける手がかりになります。
このまで派遣求人の見分け方を解説しました。
見分け方をまとめると次の通りです。
- 求人情報の勤務地が不鮮明
- 会社HPの会社概要に「派○○-○○○○○○」と書かれている
- スキル・経験・知識すべて不要
- 詳細ページを見た時に「カウンセラーがサポート」と書いている
- 派遣会社の名前を覚えておく
ちょっと面倒ですが、もっと簡単にわかる方法はありませんか?
残念ながらありません。特に転職サイトに掲載されている雇用形態は、派遣会社の正社員であるため「正社員求人」なのです。
転職サイトやindeedが派遣求人だらけの理由
転職サイトやindeedに派遣求人が多く掲載されている理由は、主に以下の3つです。
- 派遣会社は持っている案件数が多い
- 派遣会社は人を集めることが仕事だから予算を使っている
- 転職サイトに求人を載せられない取引先の代行
それぞれ解説します。
派遣会社は持っている案件数が多い
派遣会社は取引先企業の数だけ仕事があります。
これにより、派遣会社は多くの求人を出すことができます。
通常の企業は採用人数や求人掲載期間が限られているため、派遣会社と比較して求人数が少なくなります。
対しての派遣会社は無尽蔵に求人を出すことができます。
だからこそ、同じような求人が毎回掲載されたり、大量募集の求人を出し続けているのです。
派遣会社は人を集めることが仕事だから予算を使っている
派遣会社の主な業務は、人材を集めて労働力を提供することです。
そのため、求人広告に多くの予算を投資し、広告上位に来るようにしています。
結果として、派遣会社の求人が多く目に付くことになります。
広告費に使っている費用も派遣会社と一般的な会社では全く使い方が異なるでしょう。
案件数が多く、予算も大量に使っているため、広告上位になるんです。
転職サイトに求人を載せられない取引先の代行
求人を載せられない企業は多いです。
採用のノウハウがなかったり、派遣会社の求人が多すぎて自社の求人が見られなくなることがあります。
そのため、企業は手っ取り早く派遣会社に依頼し、派遣社員を採用することが多くなります。
この結果、派遣求人が転職サイトに多く掲載されることになります。
具体的な説明は省略しますが、自社で正社員を採用する金額と派遣会社に依頼して採用してもらう場合にかかる費用は2倍変わります。
また、不景気だからこそ派遣の需要が増えます。
日本は無期雇用に対して簡単にクビにできません。
派遣であれば必要な時に必要なタイミングで必要な人数を採用できるので、会社としても都合がいいのです。
改めて、派遣求人が多い理由をまとめると以下のとおりです。
- 派遣会社は持っている案件数が多い
- 派遣会社は人を集めることが仕事だから予算を使っている
- 転職サイトに求人を載せられない取引先の代行
せめて絞込み機能を充実して欲しいものですね!
私も心からそう思います。少し考え方を変えてみて、派遣のメリットも知ってみるのはいかがでしょうか?
思い切って派遣を選択肢に入れてみるのもあり
派遣を選択肢に入れることには、以下のメリットがあります。
派遣から正社員になることで失敗しにくい
派遣から正社員になることで、企業の雰囲気や業務内容を事前に把握できます。
正社員として働く際に不安や失敗を減らすことができるでしょう。
正社員から入社したとしても、勤務先が合わなかったら辞めます。
そのたびに転職活動を繰り返すのはしんどいですね。
派遣会社であれば、例え職場を変更したとしても「退職扱いにならず」「派遣会社が次の仕事を持ってきてくれる」のです。
無期雇用派遣や紹介予定派遣で派遣先の正社員を目指せます。
また派遣会社が選りすぐった取引先のため、ブラック企業にあたるリスクがかなり低いです。
どこぞか知らない会社を応募するよりも、圧倒的に安全だと感じています。
事務未経験者でも事務職に転職でき、派遣先企業で直接雇用される機会が多いのが特徴です。
成長に合わせた研修制度が充実し、派遣先は就業環境の整った優良企業が多いため、働きやすい環境が整っています。
また、テンプスタッフ「ファンタブル」では、無期雇用派遣社員としての採用から派遣先企業への直接雇用を徹底サポートし、月収20万円以上、賞与年2回、交通費全額支給などの待遇があります。
無期雇用派遣に向いてる人
子育てがひと段落した主婦
未経験で事務職にチャレンジしたい人
就業中のサポートを受けたい人
派遣のメリット
派遣には以下のメリットがあります。
- ワークライフバランスが良い感じ
- 副業しやすい
- 転職しやすい(転職までのつなぎとして最適)
- 短期単発の仕事も持っている
- 自分で仕事を探さなくていい
非常に楽ですよ。
転職活動においての最大の敵は「空白の期間」です。
この空白の期間から
- 面接で「この期間は何をしていましたか?」と聞かれ
- お金も尽きてしまい、心の余裕がなくなる
この2つのリスクがあります。
そこを補えるのが派遣の仕事です。
アルバイトやパートよりも給料が高く、期間が定められているため退職しやすい。
派遣に向いている人
派遣に向いている人は以下のような特徴を持っています。
- 繋ぎとして派遣を利用したい人
- やりたいことが決まってない人
- 未経験の職種にチャレンジしたい人
- 正社員の仕事がなかなか決まらない人
- 就業中もサポートを受けたい人
- ワークライフバランスを重視したい人
- 出世したくない人
該当する方は派遣も選択肢の一つに入れてみるといいでしょう。
無期雇用派遣に向いている人
登録型派遣に向いている人
派遣から正社員を目指す方法もあるんですね。
はい。求人が派遣しか出てこないのであれば、派遣を利用して掘り出しの会社に就いて成功した人も多いです。
よくある質問
まとめ
この記事では転職サイトに派遣求人が出てきてうざい場合の対処法を解説しました。
重要なポイントをまとめると以下の通りです。
- 転職サイトで派遣の求人のみ除外することは不可能
- 派遣会社の見分け方は以下で完璧
- 勤務地が不鮮明なのが派遣
- 会社HPの会社概要に「派○○-○○○○○○」と書かれている
- 詳細ページを見た時に「カウンセラーがサポート」と書いている
- 思い切って派遣から直接雇用を狙ってみるのもあり
派遣から正社員を目指すなら無期雇用派遣のファンタブルがおすすめです。
事務未経験者でも事務職に転職でき、派遣先企業で直接雇用される機会が多いのが特徴です。
成長に合わせた研修制度が充実し、派遣先は就業環境の整った優良企業が多いため、働きやすい環境が整っています。
また、テンプスタッフ「ファンタブル」では、無期雇用派遣社員としての採用から派遣先企業への直接雇用を徹底サポートし、月収20万円以上、賞与年2回、交通費全額支給などの待遇があります。
無期雇用派遣に向いてる人
子育てがひと段落した主婦
未経験で事務職にチャレンジしたい人
就業中のサポートを受けたい人
\ 履歴書必要なし!登録3分で完了 /
\ 選考の流れや落ちる人の特徴も解説 /