営業事務はやめとけ?向いていない人や辞めたいという前に知ってしておきたい現実

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10年以上派遣営業を担当し、接客業などの異業種から事務職を始める方々を担当してきました。より現場に近いお話をさせてもらいますね。

営業事務はやめとけと耳にすることもあるでしょう。営業事務は理想と現実のギャップが大きく、「あっ、私向いてない」と入社後に思いやすい仕事です。

仕事を選ぶ際は、次のことをしっかりと考えた上で選ぶといいでしょう。

  • 営業事務はどうしてやめたほうがいいのか
  • 「辞めたほうがいい理由」に自分ができる解決策はあるのだろうか
  • 3年後、5年後も仕事が出来ているだろうか

本記事を読むことで、営業事務をやめとけと言われる背景を理解できるため、入社前と後のギャップを感じにくく仕事を選ぶことができるでしょう。

「やめたほうがいいという一般論」よりも、営業事務の内容を把握したうえで、「自分自身がどうしたいか」を大事に持っておくといいかもしれませんね。

本記事は、営業事務のことをより理解できるよう、かなりボリューミーな内容になっています。読むのに疲れてしまわないように、各項目をリンクでつないでいます。読み飛ばしてももちろん大丈夫ですからね。

  • この記事でわかること

※青字をタップすると該当の項目にジャンプします

〜 Contents 〜

営業事務はやめとけといわれる理由

営業事務をやめとけと言われる理由

早速ですが、営業事務をやめとけと言われる理由は5つあります。

ぱぱだんご

それぞれ見てみましょう。

①:キャリアにならない

営業事務はキャリアにならないと言われますが、仕事の向き合い方によって大きく変わります。

キャリアにならないと言われる大きな理由は次の通りです。

  1. 単調作業が多く、スキルアップにつながらない
  2. 会社への貢献度が曖昧で、昇給がほとんどない
  3. IT化や外部委託が進んでいる
  4. 他者との差別化が難しい
  5. キャリアアップの道が限られる
営業事務はキャリアにならない?5つの原因と本質的な3つの考え方

たしかに、営業事務の仕事だけで見ると、単調な仕事が多く、汎用性の高い誰にでもできる仕事です。営業事務の現場において「臨機応変」という字は切っても切れない程親密な関係にあるくらい、突発的な対応が多いです。

そのため、仕事に悩殺されることもよくあるでしょう。しかし、仕事の向き合い方・考え方ひとつでガラっと変わった人たちを何名も見てきました。

営業事務から始めて、実現できたこと
  • 主婦で時短の在宅ワークを実現させた人
  • 営業事務から専門性の高い事務職に行って年収を上げた人
  • 隙間時間で副業をして、成功させた人

全て始まりは事務職だったんですね。

だからこそ、一般論では営業事務はキャリアにならないと言われていますが、実際にキャリアアップをされている方もいると認識しておきましょう。

具体的な仕事の向き合い方は「営業事務はキャリアにならない?5つの原因と本質的な3つの考え方」の記事で解説しています。これから営業事務を始める方、現在営業事務をされている方にも活用できる3つのポイントを解説しています。

②:思っている以上にきつい

営業事務は想像以上にきついので心してかかりましょう。

一例をあげると次の通り

  • 顧客対応を任されることもあり板挟みになる
  • 意外と覚えることが多い
  • 暗黙のルールがある
  • 給料がなかなか上がらない
  • 休憩時間はあるようで無い
  • 営業や顧客により残業になることも
  • 自分のペースで仕事がしにくい
  • 特に未経験からの理想と現実のギャップがすごい

営業事務は営業部に所属し、営業マンのサポートをすることが仕事です。

そのため、営業から突発的な仕事が入ってきたり、自分とは関係のないトラブルがよく舞い込んでくるんですね。

しかも、「緊急で!大至急!」が多すぎる。気疲れとストレスで爆発しそうになっている人の相談を何回受けたことか…

営業事務のきついと感じる理由は「営業事務はきつい?未経験には難しい?理由を聞いて納得!」にて詳しく解説しています。きついと感じたときの解決法で、他では語られないような対策法も解説していますのでご覧ください。

ぱぱだんご

営業事務あるあるなので覚えておきましょう。

③:事務で入ったのに営業をさせられる

営業したくないから事務を選んだのに、営業をさせられることもあるんです。もちろん外回りの営業ではなく、電話での営業活動ではありますが。

営業事務に営業をさせる企業の担当者は決まってこう言います

「営業事務も営業の現場を知っておくことが必要だから、スキルアップの一環で」

うるせー!っという気持ちになってきますね。

雇用形態が正社員の場合は営業をさせられることも多いものです。派遣社員だった場合は、業務範囲を事前に決められるため、阻止することはできます。

事務職の中でも営業事務は営業部に所属するため、営業活動のサポートの一環として、企業とのアポイントを取ったり、電話で営業活動をしていくこともあることを念頭においておきましょう。

ももこ

心から営業をしたくない場合はどうすればいい?

正社員で入った以上、仕事を引き受ける必要があります。正社員は部署の異動も付きまといます。また、正社員の業務範囲は、その会社が担っている仕事すべてです。

わがままを言えないのが定めなのですが、上司に「営業活動はできれば避けたいです。」と相談してみることもいいでしょう。

入社前の採用面接の際に確認しておくことが確実です。もし、こういった営業活動が不安なのであれば、派遣から始めてみることも一つの手ですよ。

④:会社へ貢献している感覚がない

営業事務は会社への貢献度がわかりにくいです。

ぱぱだんご

営業と比較してみましょう。

営業は実績が上がるほど、評価が上がります。

営業事務は、会社の求める水準に達していなかったら評価が減点されます。

要は、加点法で見られるのが営業、減点法で見られるのが営業事務なんですね。

さらに、サポートが主な仕事になっていくため、成果が上がっても間接的な評価となります。

図で表すとこんな感じ

営業職営業事務
評価方法加点式減点式
評価基準実績会社の基準、ミスがないか
評価開始ポイント0点100点
成約が取れたとき直接評価間接的に評価
ぱぱだんご

会社への貢献は評価に直結します。営業事務でなかなか給料があがらないという理由は、この評価に直結する評価基準が減点法で見られるためなんですね。

⑤:残業が多い

事務職は残業がないという噂もチラチラ聞こえてきますが、嘘です。

月に平均10時間~20時間あります。※時期によって変動します。

事務職の中でも特に営業事務は残業になりやすいでしょう。


ここまで営業事務をやめとけと言われる理由を解説しました。

改めてまとめると次の通りです。

  • キャリアアップにならない
  • 思っている以上にきつい
  • 事務で入ったのに営業をさせられる
  • 会社へ貢献している感覚がない
  • 残業が多い
ももこ

正直、事務職って残業無いと思ってたから意外です。プライベートでもやりたいこともあるし….

ぱぱだんご

ぁ、でも事務職の多くは所定労働時間7.5時間で設定していることが多いので、残業になっても前職よりも帰宅が早くなったという声は多いですよ。

ももこ

先に言ってよ!

ぱぱだんご

すみません。では、次の章からは、営業事務のメリットも解説していきますね♪

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営業事務はやめとけ?メリットもあるんです

営業事務をやめとけ?メリットもある

営業事務をすることで以下3つのメリットがあります。

ぱぱだんご

それぞれ見てみましょう。

①:ノルマなし・平日勤務・座り仕事

事務職の人気な理由は、まさしくこれですね!

特に接客業経験者であれば、夢のような仕事になるでしょう。

仮にあなたが接客業経験があった場合、今まで土日のイベントがあっても、シフト制の呪縛から休めなかったり、帰宅時間だって21時をまわることだってあることでしょう。

そしてノルマなし。営業事務は業務端末もありませんので、休みを邪魔してくる人は社内の人しかいませんよ。

世の中のほとんどのイベントは土日祝日に行われるため、接客業の方はイベントに参加することさえできませんからね。

ぱぱだんご

営業事務の三種の神器(ノルマなし・平日のみ・座り仕事)何をとっても、やっぱり最高なんですよね。

②:ビジネスに必要なスキルの基盤を作れる

営業事務でビジネスに必要なスキルの基盤を作ることができます。

そこから応用してキャリアアップを目指していくことができるんですね。

ビジネスに必要なスキルは4つのスキルから成り立ちます。

営業事務で得られるスキル

営業事務ではビジネススキルを学ぶ機会は少ないでしょう。しかし、基礎スキルと管理スキルで見るといかがでしょうか。

入社前と比べて、確実に身についているスキルなのではないでしょうか。

どのような仕事でも基礎スキルは必要です。

営業事務で基盤を作った上で、今後の将来の展望をいかようにも考えることができるのです。

ぱぱだんご

次の章で今後の展望を解説いたします。

③:実はキャリアアップが豊富

営業事務のキャリアアップ

営業事務はキャリアアップに繋がる第一歩です。

営業事務を経験することで事務職経験者となり、上述したスキルの基盤が出来上がります。

基盤をもとに、大きく2つのキャリアアップを目指せるのです。

  • 働き方向上
    • 在宅ワーク
    • 時短勤務
  • 収入UP
    • 専門性の高い事務職
    • 副業収入

キャリアアップは必ずしも今の会社内で行うものではありません。今の会社でキャリアアップを目指すのなら相当な苦労が強いられるでしょう。

具体的なキャリアアップは本記事で解説しています。

営業事務からのキャリアアップを詳しく見てみる

営業事務がやめとけといわれる「向いていない人」の特徴

営業事務がやめとけと言われる向いていない人の特徴

次の特徴に当てはまる人は、営業事務に入っても後悔することがありますので注意が必要です。

①:コミュニーションを取りたくない人

営業事務はコミュニケーションの塊です。

顧客対応、社内(営業)対応、関係部署との調整など、一人で進めることができないのが営業事務なんですね。

営業事務とコミュニケーションは切っても切れない存在。

  • 一人で黙々と作業したい
  • 人と話すことに抵抗しかない
  • 自ら話しかけるのが苦手

こう考えている方は、最終的には仕事の質が下がってしまったり、社内連携がうまくいかずに「自分はこの仕事に向いていない」と感じることがあります。

②:言われたことだけをやりたい人

言われたことや指示をされたことだけをしたい方も向いていません。

コミュニケーション以外に、営業事務に切っても切れない言葉は「臨機応変な対応」です。

指示されたものが、指示通り進むことはほとんどありえません。相手がいる以上、「相手の意見や考え」が組み込まれるんですね。

接客業をされていた方なら経験されているはずです。お客様の対応方法を上司に聞いて、実践しても上手くいかなかった経験。それと同じです。

自分で考えて行動することが大事になってくるのが営業事務。時には自らの考えで行動する瞬間も多くなることでしょう。

ぱぱだんご

言われたことだけをしていても、言われた通りには進みませんので、営業事務には向いていない人となります。

③:自ら調べられない人・なんでも教えてくれスタンスの人

自ら調べられる人と調べられない人の勤務後の違いは圧倒的です。

項目自ら調べる人調べない人
問題解決能力情報を基に独自の解決策を生み出す既存の解決策に頼りがち
遂行力調べた情報をもとに具体的な行動計画を立て、実行する行動計画の作成や実行が不確かになることがある
学習能力新しい情報を素早く理解し、身につける能力が高い新しい情報の取得や理解が遅れることがある
主体性自分で情報を探し、自分の考えを持つ他人の考えや情報に流されやすい
適応力新しい環境や情報に基づいて柔軟に対応する新しい状況への適応が難しい
質問力効果的な質問を通じて必要な情報を引き出す効果的な質問をするのが苦手で、情報不足になりやすい
キャリア発展継続的な学習と問題解決能力の向上がキャリアアップにつながる学習や問題解決の機会が限られ、キャリアの成長が鈍る

特に営業事務では、営業部に所属するため、専門知識も必要になることも多いでしょう。その都度周りの人を頼っていると、サポートするために入社したのに、相手の時間を取ってしまう行為となります。

入社した当初は聞くことが許されますが、長く務めていくと変化していくものなんですね。

④:長時間のパソコン操作ができない人

事務職全般に言えることですが、パソコンと向き合っている時間が長いです。

そのため、こんなことが。

  • 慢性的な肩こり
  • 眼帯披露
  • 運動不足

になります。やむえません。

普段からパソコンやスマホを触っている人であれば抵抗は無いと思いますが、急に長時間見ることにより体が拒絶反応を起こすこともあります。

実際に私が経験した中で多いのが、眼帯披露で目眩が酷くなる方は多くいらっしゃいます。

ぱぱだんご

慣れとケアが必要になっていきますが、気にかけていきましょう。

⑤:自分のペースで仕事をしたい人

営業事務の退職理由で実は多いのが、「人に振り回されて疲れた。自分の意見で仕事をしていきたい」です。

意外と思われる退職理由かもしれませんが事実多いです。

営業事務をされている方で、自分のペースで仕事が出来ている方はほぼいないのではないでしょうか。

最初のうちは、指示されたことをすることで仕事を任されたと嬉しい気持ちとなりますが、仕事を自分で出来るようになってくると腹が立ってくるんですね。

相手を受け入れる寛大さが、営業事務には必要です。


ここまで営業事務に向いていない人の特徴を解説しました。向いていない人の特徴をまとめると次の通りです。

  • コミュニーションを取りたくない人
  • 言われたことだけをやりたい人
  • 自ら調べられい人・なんでも教えてくれスタンスの人
  • 長時間のパソコン操作ができない人
  • 自分のペースで仕事をしたい人
ももこ

でも、最初から自ら調べるっていうのも無理だよ…

ぱぱだんご

最初からできる人はなかなかいないですね。心構えとしてしっかり持っておくことが大切なんですよ♪

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営業事務に向いている人の特徴

実は営業事務に向いている人の特徴

ここからは営業事務に向いている人の特徴を6つ解説します。

ぱぱだんご

それぞれ解説します。

①:裏方としてサポートをしていきたい人

営業事務は縁の下の力持ちです。営業事務が特攻隊となり、営業事務は治療班のようなものです。

やはり会社からも脚光を浴びるのは最前線にいる営業でしょう。

しかし、営業事務の存在はかなり大きく、サポートがないと営業はどんどん衰退していくんですね。

ロールプレイングゲームで言うと
  • 戦士:営業
  • ヒーラー:営業事務

こんな感じでしょうか。

たまーに最前線で戦うヒーラーはいますが、通常は後ろに隠れて戦います。

そういう戦い方を好む人は営業事務に向いているでしょう。

②:自分の意見よりも相手の考えを尊重できる人

営業事務は顧客や営業の方と関わりながら仕事を進めていきます。

相手の意見に耳を傾けて、尊重できる人が向いているでしょう。

例えば、友人からの相談を受けたとき、相手の言い分を聞く前に自分の意見を伝える人がいます。

友人は話を聞いて欲しいのに、お説教みたいになることもありますね。

営業であればいいでしょう。しかし、営業事務は営業ではありません。

  • 相手の言いたいことは何か
  • 背景にはなにが隠れているのか
  • 本当に望んでいることはなにか

を考えられる営業事務は今後のコミュニケーションスキルが爆上がりしていく傾向があります。

ぱぱだんご

何よりも好かれますね。

③:常に不安がある人

営業事務は細かい作業が多いです。数字を管理しますが、間違えてはいけないんですね。

常に不安がある方は、提出する前に「本当にこれで大丈夫かな?」と見直しをします。

営業事務で大切なことは「ミスをしないこと」です。評価に直結します。

逆に「まぁ、これでもいいか!」と提出してしまうと、やり直しや修正が入ることとなり、

  • 顧客からの信頼が無くなる
  • やりなおしの工数が増える

と、いいことがないんですね。

不安がある人は営業事務に向いていますよ。

④:給料よりも、働き方を重要視する人

営業事務に高い給料を望んでは行けません。それよりも、働き方を重視する人が向いていると言えます。

営業は常にノルマに頭を抱えます。そのため、プライベートでもノルマのために顧客と連絡とったりするのです。

確かに、営業事務も締め切りに追われますので、プライベートでも仕事のことは考えますが、悩みの質が違うんですね。

またプライベートで仕事の電話がかかっては来ることも稀でしょう。

お子様の保育園の送迎の時に電話がかかってきて電話やんわすることも少ないです。

特にプライベートを重要視している人には向いていますよ。

ぱぱだんご

なれたら時短勤務や在宅ワークにもすることが出来ますからね。

⑤:先読み思考ができる人

  • この資料を提出したら相手はどう感じるんだろうか?
  • このタスクが来たと言うことは、次に〇〇が起きるな

このように先読みをすることで依頼をされる前に「あ、これやっておきましたよ」ということができます。まるで神様のような存在ですね。

ももこ

でもそんな先読みなんてできないよ

ぱぱだんご

実はみんな先読み思考は出来ますし、実際にやってるんですよ。

家事を例に見てみましょう。

朝、目覚めるとすぐに一日のスケジュールを頭の中で整理します。顧客からの問い合わせや注文、会議の準備…。家事で言えば、朝食の準備から子どもたちの送り出し、夕食のメニュー決めまで、全ては計画的に、そして柔軟に。

営業事務の仕事は、まるで家庭の中心で複数のタスクをこなす家事のよう。顧客のニーズを予測し、それに応じて迅速に行動を起こす。まさに、夕食の準備をしながらも、洗濯物を回し、子どもの宿題を見守る…そんな多面的な思考が求められるのです。

⑥:販売や接客業経験のある人

販売業や接客業から転職で営業事務に行かれる方は多いです。それは販売接客で培ったスキルがフル活用できるからですね。

販売接客のどんなスキルが活かせるのか

  • チームワーク:販売業ではチームで連携をとってお客様をさばいていますね
  • 顧客対応能力:お客様のクレーム対応力はそのまま活かせます。危機察知能力も高まっているはずです
  • スケジュール調整力:お客様の予約や来店の予約を上手く調整していかないと詰みますね
  • ニーズ把握スキル:販売ではお客様の抱える課題や要望を「質問」から聞き出して提案していたはずです

このように、販売接客業で培ったスキルは営業事務でもそのまま活かすことができます。もちろん相手にする人は「カスタマー(個人)」から「法人」に変わることもありますが、中身は同じ人間です。

さらに営業販売をしている方は愛想がいい傾向があるんですね。偽りの自分を作り出せるというか…これが面接の場や顧客対応でも有利に働くことは多いでしょう。


ここまでは「実は営業事務に向いている人」を解説しました。改めてまとめます。

  • 裏方としてサポートをしていきたい人
  • 自分の意見よりも相手の考えを尊重できる人
  • 常に不安がある人
  • 給料よりも、働き方を重要視する人
  • 先読み思考ができる人
  • 販売や営業経験のある人
ももこ

意外にも販売接客していた人も頑張っていけそうなんですね。

ぱぱだんご

そうなんです。私の経験で見ても、前職が接客していた方は多いですよ。

ももこ

では、実際に営業事務で仕事をしたら、どんなスキルが身につくんですか?

ぱぱだんご

次からは営業事務で得られるスキルについて学んでいきましょう。

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営業事務で得られる5つのスキル

営業事務で得られるスキル

ここからは、営業事務をやり始めたら、どんなスキルが身について将来の役に立つのかを解説していきます。

①:スケジュール管理能力

営業事務はスケジュール管理が必要不可欠ですので、嫌でも身に付きます。

どんなスケジュール管理か?

  • 締め切りのスケジュール管理
  • 社内のスケジュール管理
  • 関係各所への予定の調整

他にも細かなタスクの優先順位付けなど、スケジュールを調整することが仕事といっても過言ではないでしょう。

ももこ

スケジュール調整能力を身につけることでどんなメリットがあるんですか?

こんなメリット

  • 生産性の向上
  • 仕事のミスの減少
  • 今後のキャリアアップの可能性→どんな仕事でもスケジュール管理は必要です

次につながるスキルを得られるんですね。

ぱぱだんご

更に、顧客や相手を巻き込みながら調整するため折衝力も同時に鍛えることができるでしょう。

②:リスク管理能力

営業事務はリスク管理能力も高まります。

言われたことをちゃんとやったのに、「修正」や「やり直し」が最初は多発します。これは仕事の目的をしっかりとすり合わせできていないから起こることなんですね。

仕事に慣れてくると「この仕事のゴールはなんですか?」と聞いてこられる事務の方もいらっしゃいます。仕事できますね。

いかに先を考えて、リスクを先につぶしておくかは仕事の生産性に大きく関わります。

リスク管理能力を身に着けることで、今後のキャリアアップで管理職になったときなんかも役に立ちます。

③:コミュニケーションスキル

営業事務は、顧客や営業担当、社内の他の部署など、さまざまな人とコミュニケーションをとる必要があります。そのため、相手の立場に立って考え、わかりやすく伝える力、相手の反応を読み取って適切な対応をする力が求められるんですね。

コミュニケーション力は以下の構成で成り立ちます。

コミュニケーション力の中身
  • ヒアリング力
  • 傾聴力
  • 共感力
  • 伝える力

全てのビジネスにおいてコミュニケーションは土台と言われます。確かにその通りです。

営業事務は一人で行う仕事ではなく、顧客と連絡を取りながら進めていく仕事のため、嫌でもコミュニケーション力は身に付いてくるでしょう。

④:調整力

もしかすると、調整力もコミュニケーション力に入るかもしれませんが、営業事務において調整する場面が多いため別物として扱いました。

具体的なシチュエーションは次の通り
  • 顧客からの要望と営業担当者の提案の間で折り合いをつける
  • 営業担当者と社内のスケジュールや予算を調整する
  • 社内外の関係者との間で情報共有を行う

調整力を高めることで、営業活動の効率化や顧客満足度の向上に貢献することができるんですね。

さらに先を見ると、WEBマーケターや管理職など、調整が必要不可欠になってくる仕事へのキャリアアップでみてもプラスに働くでしょう。

⑤:事務処理能力

営業事務に慣れてくると、どんどん事務処理の能力が高まることが実感できるでしょう。

同じ内容の事務処理だったとしても、自分なりに「こうすると早くいけるかな?」と工夫してみることで、自分なりのアレンジを加えて効率化することだってできるんですね。

事務処理能力を上げることで、時間効率が高まります。空いた時間を自己投資に使ったりと応用することだってできるんですね。

事務処理能力を鍛えることでのメリット

  • タスクの効率化
  • ミスの減少
  • 作業効率の向上
  • 処理速度の速さからくる信頼度UP
ぱぱだんご

仕事の効率を創意工夫していくといいことばかりですよ。

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営業事務からのステップアップは4つある

営業事務からのステップアップは4つある

営業事務からのステップアップについては、以下の記事でも、「営業事務は本当にキャリアアップできないのか?」という疑問からお答えをしています。これから営業事務に入社した、【その先】を見てみましょう。

ぱぱだんご

次の4つです。

それぞれ見てみましょう。

①:在宅ワーク

在宅ワークの種類

通勤時間がなくなり、自分のペースで働くことができる在宅ワーク。誰しもが憧れますね。

在宅ワークでの仕事は事務職の仕事が多いことが特徴的です。

企業で営業事務として勤務していた経験があれば、その経験を活かして夢の在宅ワークの実現も可能ですよ。

ももこ

初めから在宅ワークを狙うのはどうなんだろう?

ぱぱだんご

心配性の方にはおすすめできません。在宅ワークの弱点として、「気軽に質問ができない」ことがあります。

そのため、未経験から在宅ワークをすることはおすすめしていません。ある程度のノウハウを学んだ状態で在宅ワークを狙うことが、後々失敗しない選択ですよ。

ももこ

それでも在宅ワークをしたかったら?

ぱぱだんご

派遣社員を選択するのがいいでしょう。

派遣であれば、在宅ワークについての研修はもちろん、勤務後の悩みのサポートも担っています。

安心して勤務できますよ。

おすすめはランスタッドです。

②:専門性の高い事務職

事務の仕事にはたくさんの事務職があります。

その中でも専門性の高い事務職を狙うことで、給料UPを狙えるんですね。

以下の図をご覧ください。

事務職難易度チャート

この図は専門性と入社難易度を示したものです。

入社難易度が高い事務職においては、専門知識が必要になることもありますので、努力は欠かせません。しかし、希少価値の高い存在となるため、長く勤められたり、今後のキャリアも安定することでしょう。

③:副業収入

営業事務をして副業にチャレンジすることもいいでしょう。

副業は時間がかかるものなので賛否両論あります。しかし、クラウドワークスやランサーズでは隙間時間にでもできるような事務の仕事が豊富にそろっているんですね。

あなたの学んだスキルを欲している人は数多くいますよ。

会社に副業はバレたくない方もいるでしょう。副業はアルバイト収入以外であれば会社にバレないようにすることができます。

④:異業種への転職

異業種に転職をしてみることも一つの手でしょう。

営業事務のスキルが活きる職

  • WEBデザイナーやマーケター・ライター
  • ITサポート
  • 秘書
  • ファイナンシャルプランナー
  • 動画クリエイター

こういった職種すべてに通ずるのですが、営業事務で培ったビジネスの土台が役に立ちます。収入UPになることもありますし、自分自身の成長を感じることだってできるでしょう。

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未経験から営業事務への入社方法3つ

未経験から営業事務への入社方法3つ
ももこ

営業事務の全体像はわかったけど、転職の難易度は高いんでしょ?私未経験だし。

ぱぱだんご

事務職は有効求人倍率0.52倍と非常に難易度が高いです。

有効求人倍率について
ぱぱだんご

決まりにくい中でも、派遣社員であれば断然決まりやすくなりますね。早速見ていきましょう。

難易度☆5:正社員での採用

正社員での採用の良いところと悪いところを見てみましょう。

メリット
デメリット
  • 安定した雇用
  • 長期的なキャリア形成が可能
  • 昇給がある
  • 年収がいい感じ
  • 採用難易度が高い
  • 変な会社に入社したら詰む
  • 業務範囲が広い
  • 部署異動が来る場合がある
  • 転勤脳可能性あり

正社員で勤務することで、ボーナスはもちろん、雇用ががっつり安定しますね。

もちろん、転勤や望んでいない仕事・部署を任されることもありますが、ある意味使命です。明らかに勤務条件が異なる場合以外は引き受けていきましょう。

難易度☆4:契約社員での採用

同じように契約社員でのメリットデメリットの比較から。

メリット
デメリット
  • 正社員よりも入社難易度が低い
  • 未経験でも就業しやすい
  • 休日出勤を求められることがほぼない
  • 最長5年までしか働けない
  • 給料や福利厚生においては正社員に比べて劣る
  • 同じ会社でのキャリアアップの機会がない

契約社員は5年までしか働けません。しかし、派遣社員と同じく、業務範囲が限られるため突然雇用条件がコロッと変わることも少ないでしょう。

契約社員は5年までしか勤務できないことが痛手でもあります。企業によっては直接雇用を受け入れてくれない企業も多数存在しますので、可能な限り入社段階で5年後のことを話しておくといいでしょう。

難易度☆3:派遣社員から始めてみる

メリット
デメリット
  • 未経験者がほとんど
  • 働き方を選べる
  • 派遣会社に所属するため、キャリアアップやスキルアップの機会が多い
  • 転勤がない
  • 派遣会社の福利厚生を受けられる(派遣会社は福利厚生が豊富)
  • 旦那の転勤になっても、同じ派遣概査yで働ける(有給や社会保険そのまま)
  • 面接から入社後まで派遣会社からのサポートがある
  • 安定性がない
  • 同じ職場に3年しかいられない
  • なんか職場で疎外感がある(雇用主が異なるため)

契約社員のデメリットを解決し、良いところを残したものが派遣社員です。たしかに派遣社員は勤務先では部外者のため、疎外感も出てくることもありますが、数ヶ月も一緒に勤務すると打ち解ける方が多いです。

また3年を迎えても、その後の選択肢は契約社員よりも圧倒的におおいことも魅力的。

派遣は世間体の目が気になるなどの声も上がってきますが、未経験でも入社しやすかったり、良い派遣会社に当たった時の仕事のやりやすさはすごいです。

以下の記事で事務職に強い派遣会社のランキングを記載しています。是非参考にしてみてください。


ぱぱだんご

うーん。やっぱり経験者であれば正社員から始めることがいいでしょう。

ももこ

でも、、、内定なかなかもらえないし。いざ内定もらったところ、びみょう…

ぱぱだんご

そうなるんですよね。派遣であれば派遣先企業も大手企業ですし、ホワイト企業が多いイメージ

入社前と後のギャップにやられてしまう方もいます。他にも人間関係の悩みも尽きないですからね。

そうなった際でも、派遣であれば派遣会社が仲介に入ってくれますし、場合によっては配属先を変えてくれたりもします。

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営業事務はやめとけに関するよくある質問

営業事務の平均月収はいくらですか?

営業事務の契約社員の内訳まではわかりませんでしたが、派遣社員同等と捉えてもらえると間違いありません。

やはり正社員がボーナス分、突き出ている感覚がありますね。

一般事務と営業事務の違いは何ですか?

営業事務一般事務
業務範囲営業活動のサポート会社全体の事務業務を幅広く担当
所属部署営業部営業部門にかかわらず幅広い部署
顧客との関わり多い少ない
業務範囲受発注の対応など営業活動に特化文章作成やデータ集計などの幅広い分野
必要スキルコミュニケーション力事務処理能力
残業についてありほぼなし
関連記事本記事一般事務の内容にジャンプ

業務の範囲が違いますし、所属部署も異なります。

営業事務に役立つ資格はありますか?

基本的には資格は必要ありませんが、持っておくと有利に働く資格はあります。

資格詳細
MOS
(Microsoft Office Specialist)
マイクとソフトの製品(Word,Excel,Powerpointなど)を使うビジネススキルの資格です。スペシャリストレベルであれば問題なく利用できますよ!となります。
ITパスポートITの基本的な知識を持っていることを証明するための資格です。営業事務では、日々の業務でコンピューターや通信機器を操作したり、システムを用いることが多いので、知識を持っていると便利です。
ビジネス文書検定ビジネス文書検定は、ビジネスで必要となる文書作成の知識や技術を評価する試験です。この資格を取得すると、ビジネス文書の作成方法、表現方法、フォーマットなど、基本的な技能を習得することができます。
秘書検定秘書検定は、公益財団法人実務技能検定協会が運営し、文部科学省が後援する資格試験です。秘書やビジネスマナーのスキルを証明するための資格で、営業事務等の職で使え、転職や就職に有利です。
ビジネス・キャリア検定ビジネス・キャリア検定試験は実務能力を評価する資格試験です。会社内での評価向上や転職の際の実績証明に役立ちます。しかし、社内資格や社内試験を通じた評価をする企業もあるため、会社の指示や転職予定に基づいて取得を考えるべきです。

営業事務はやめとけと言われるが実際どうなのか?まとめ

この記事では、営業事務をやめとけと言われる理由から、向いていない人、今後のキャリアアップに関して解説しました。

簡単にまとめます。

やめとけと言われる理由
実はメリットもある
  • キャリアにならない
  • 思っている以上にきつい
  • 事務で入ったのに営業をさせられる
  • 会社へ貢献している感覚がない
  • 残業が多い
  • ノルマなし・平日のみ・座り仕事
  • ビジネスに必要なスキルの基盤が作れる
  • 実はキャリアアップが豊富
ぱぱだんご

向いている人と向いていない人についてもまとめましょうか。

営業事務に向いてる人
営業事務に向いていない人
  • 裏方としてサポートをしていきたい人
  • 自分の意見よりも相手考えを尊重できる人
  • 常に不安がある人
  • 給料よりも、働き方を重要視する人
  • 先読み思考ができる人
  • 販売や接客経験がある人
  • コミュニケーションを取りたくない人
  • 言われたことだけをやりたい人
  • 自ら調べない人
  • 長時間のパソコン操作ができない人
  • 自分のペースで仕事をしたい人

これから未経験で営業事務を始められる方もいるでしょう。いきなり正社員は求人数が多いからこそ、善し悪しがわかりにくいです。最初は派遣社員から始めてみると案外失敗しにくいものですよ。

事務職に強い派遣会社に登録し、話を聞いたうえで自分自身のキャリアアップを見つめなおしても、決して遅くはありませんよ。

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