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派遣営業を12年経験しており、現役です。今までの経験則も含んでいますが一般事務は楽で簡単というイメージがあった場合、一旦その考えは捨てたほうがいいです。
- この記事の結論
- 一般事務の仕事は業務範囲が広く、急な依頼に対応しなければならない
- 人間関係が限られ、営業のように外回りと称して逃げることが出来ない
- 未経験で一般事務を狙うなら入社後のサポートがある派遣から始めると入りやすい
一般事務がきついと感じる原因としては、仕事の範囲が広く、人間関係がきつかったり、スキルの成長を感じないことが原因です。
この記事では、一般事務のきつい原因を解説するだけではなく、
- 実際にきついと感じて一般事務を退職された理由
- 未経験から事務職を始めたときに感じる3つの壁
についても触れていきますね!
これから一般事務を考えている方や、現在一般事務で悩みがある方に読んでいただければと思います。

ちなみに、一般事務からの転職先は営業事務に行かれる方が33%と最も多いんですよ。
未経験で事務職を狙うならマイナビワークスが運営しているマイナビキャリレーションがおすすめです。
無期雇用派遣という雇用形態で、派遣会社の正社員として勤務しますが、
- 未経験から事務職に就いた割合が80%
- 派遣会社からの終業後サポートあり
- 大手企業への事務職での直接採用あり
- ボーナスあり
と、未経験へのサポートが手厚いのが特徴です。


一般事務がきついと言われる5つの理由

一般事務がきついと言われる原因は大きく5つあります。

ひとつひとつ見てみましょう。
仕事の範囲が広く、都合のいいように使われる
一般事務がきついと言われる理由の一つに、仕事の範囲が広く、都合のいいように使われることがあります。
一般事務の役割やスキルが明確に定義されていないためです。
さまざまな部署や業務をサポートするため、雑用になりがちです。電話対応、書類作成、データ入力、会議準備や議事録の作成などがその例です。
しかし、これらの仕事は、専門スキルを必要とするものではなく、依頼があって初めてできる仕事です。
そのため、自ら進んで仕事をしていくよりも、今の環境に合わせた仕事をしていく傾向が強くなり、仕事の範囲が広がり、結果として都合のいいように使われることになるのです。
また、場合によっては、事前に聞いていなかったような「クレーム対応や、お客様対応」を依頼されることもあります。

正社員として採用された場合、営業部門に回されることもよくある話ですね。
人間関係がきつい
一般事務において、人間関係が悪化すると、結構ストレスがたまります。
営業職とは異なり、外出が少ないため、毎日同じ場所で同じメンバーと仕事をすることになるからですね。
今の職場環境から逃げたくても逃げる口述がないのです。
中には職場の雰囲気を悪くしているような社員が一人や二人はいることでしょう。お局さんなんかはいい例です。
また、毎日同じ人間関係の中で仕事をするため、新たに関わる人がほとんどいなく、学校のような限られた環境で過ごすことになります。
良い職場環境だった場合は良いのですが、はずれを引いた場合は「終わった」と入社早々に思うことでしょう。

ちなみに慣れてきたら回避方法も身についてくるんで安心してください。
スキルの成長を感じなく将来不安になる
一般事務の仕事は単調で、毎日同じことを繰り返すことが多いです。
一般事務を退職される理由も、単調作業が多くつまらない。という方も一定数います。
自分で考えることが少なく、会社の方針を決めることもありません。
入社して1年経つと仕事に慣れますが、入社前も1年後も仕事内容が同じであることが多く、自分の考えを言いにくい状況になることもあります。
そのため、モチベーションを維持することが難しくなってくるのです。
給料が他の職種と比べると低い
一般事務の平均時給は約1,300円で、月収にすると20万円前後になります。
求人誌に書かれている時給と実際の時給が異なる場合があります。
求人誌に掲載されているのは、経験者用の時給であり、その会社が出せる最高時給の金額が記載されているためです。
また、一般事務は、その会社の社員がカバーできる仕事であるため、専門知識を必要としないのです。そのため、未経験での求人も多く、倍率が高まるのです。

倍率が高まると、企業側は「安く、かつ出来る人材」を選びます。

そのため、内定をもらうためには、高望みせず、我慢して入社しなければいけないんですね。
運動不足になりがち
一日中デスクワークをしていると、運動不足になりがちですね。
同じ職場の人に、バランスボールを椅子の代わりに使っている人がいましたが、果たしてそれが効果的だったのでしょうか…ちょっと謎ではありますが。
転職前は、販売職やサービス業に従事していた人が、体重が増えてしまうことが多いです。
一般事務は基本的にデスクワークが中心ですので、運動不足解消の方法を考えながら仕事をすると良いでしょう。
ここまで一般事務がきついと言われる理由を5つ解説しました。
改めてまとめると次のとおりです。
- 仕事の範囲が広く、都合のいいように使われる
- 人間関係がきつい
- スキルの成長を感じなく、将来不安なる
- 給料が他の職種と比べると低い
- 運動不足になりがち

一般事務とは、土日が休みで定時に働けることや、体力的にも負担が少なく働けることがメリットですが、同時にデメリットもあるんですね。

そうですね。他の職種と比べると、離職率は比較的低いですが、それでも一部の人は辞めてしまいます。
次の章では、すでに事務職に就いている方が、どのような理由で退職されるのかをみてみましょう。
一般事務がきつくて辞める人の4つの退職理由とは?

一般事務の転職で失敗しないためには、事前に一般事務を退職する理由を知ることが大切です。
どの業種でも人間関係の退職理由が最も高いため、人間関係以外で解説していきます。
業務内容がつまらない
ある程度仕事に慣れると、単調な作業になることがあります。
事務職の業務には、売上伝票や仕入伝票などの伝票処理、日報の作成、補助書類の作成などがあります。
最初は一生懸命覚えることが多いですが、慣れてくるとただ作業している状態になってしまいます。
仕事の変化が少ないため、変化を求める人にとっては厳しい現実が待ち受けているのです。
給料が低い

引用:求人ボックス給料ナビ
一般事務の平均年収は正社員で323万円
派遣社員で見ると年収で平均時給1,292円と平均月収は約20万です。
一般事務の評価基準は非常にあいまいなため、給料が上がる明確な基準がありません。
そのため、キャリアアップして給料を上げていきたい方には不向きです。
一般事務に入社するときは
- サポートに徹していきたい
- ノルマがなく安定していきたい
と考えていても、仕事をする中で思考が変わってくることもあります。
労働時間が長く、家事との両立ができなかった

引用:平均残業時間ランキング【94職種別】 今の仕事の残業は少ない?多い? |転職ならdoda(デューダ)
一般事務は残業がないと言われがちですが、実は平均で14時間/月の残業があります。
無期雇用派遣のファンタブル(funtable)でも平均残業実績を20時間/月と開示しています。
残業時間は毎日平均的に残業するのではなく、月末月初にかたよる傾向があります。
残業しないからワークライフバランス取りやすいと考えている方はギャップに感じやすいでしょう。
上司や社長の仕事の仕方が気にくわない
上司や社長の仕事が気にくわず、ストレスが爆発した結果退職する方もいます。
- 上司が自分の意見を聞いてくれない
- 仕事を振られるが内容が曖昧すぎる
- 上司の仕事が適当で事務の仕事の範囲を超えている
- その割に「やって当たり前」の風潮がある
一般事務は会社で行う業務のサポートがメインになります。
そのため、周囲の社員が雑に仕事をしたらその分しわ寄せが来るのです。
めっちゃストレスたまりますね。
ここまで一般事務をやめる人の理由を解説しました。
- 業務内容がつまらない
- 給料が低い
- 労働時間が長く、家事との両立ができなかった
- 上司や社長の仕事の仕方が気にくわない

改めてまとめるとこういった理由です。

一般事務はストレスがかなりかかりそうな仕事ですね。でも、なんとなく私は事務職向きな感じがします。
次の章では、
- そもそも一般事務はどんな仕事をしているのか?
- 一般事務に向いている人や向いていない人の特徴
について解説していきます。
一般事務の仕事内容は?向いてる人の特徴やメリット

次の視点から解説します。
一般事務の仕事内容
一般事務は部署全体のサポートが主になる仕事です。
社内に対してのサポートがメインとなってくるため、社外の人とコミュニケーションをとることは少ないのです。
営業事務とは何が違うの?
営業事務は、営業担当者のサポートがメインで、仕事の範囲は営業部門に限定されます。
営業資料の作成や受発注業務、クライアントとのやり取り、商品在庫の管理など、営業部門に深く関わることになります。
一方、一般事務は、どの部門でも発生する業務に柔軟に対応しなければならず、資料の作成やファイリング、電話応対、経理や庶務などを行います。
営業事務は社内の人とのコミュニケーションが多いと思いきや、取引先とのコミュニケーションが多いのです。
一般事務のメリット
一般事務のメリットは3つあります。
- 未経験でもチャレンジしやすい
- 勤務時間と曜日が安定
- 数字的ノルマがない
一般事務のデメリットは本記事で解説している「きつい」と言われる理由で記載しています。
未経験でもチャレンジしやすい
一般事務の仕事は、専門的な知識や高いスキルは必要としません。
そのため未経験でも採用可能となっていることが多いですね。
大手企業の場合、社内専用のシステムを使っていることが多く、入社後に新たに覚えることのほうが圧倒的に多いでしょう。
勤務時間や曜日が安定
なんといっても「土日休み」「定時退社」魅力的ですね。
前職が土日勤務だった方には天国に感じることでしょう。 土日にイベントに参加したり、休みが合わなかった友人と会ったりできますからね。
また、大型連休があることも魅力の一つ。 一般事務では、休みの日に会社から連絡が入ることもほぼないため、仕事のオンオフをつけやすいでしょう。
しかし、残業は平均で「約14時間/月」ありますので認識しておくといいでしょう。定時退社しやすい仕事ではありますが、月末月初などの忙しくなる瞬間があります。
数字的ノルマがない
事務職は販売接客業からの転職者が多いです。日々ノルマやプレッシャーを感じながらやっていましたからね。
ノルマに追われる日々から解放されるはず。その分ノルマに追われている営業を応援してサポートしてあげましょう。
クレーム対応も営業事務に比べて入りにくいです。
一般事務に向いてる人向いていない人の特徴は?
一般事務はきまったルールやマニュアルを徹底的にこなします。
その中で、コミュニケーションをとっていかないといけないことが多く、内向的な方には不向きでしょう。
一般事務=パソコンカタカタではありません。
社内のコミュニケーションをとり業務が円滑に回ることをサポートしていくことが仕事のため、細かなところに目が行き届かなければならないのです。
その分ストレスがかかる仕事ではありますが、縁の下の力持ちの仕事ですね。
また、大切なのは「臨機応変に対応できること」です。冒頭でも説明したように、一般事務は業務範囲が広いため、未経験の業務も回ってくることがあります。
できないと突っぱねるのではなく、自ら調べて業務を遂行する必要がありますね。
事務職の倍率は高すぎる
事務職は10名応募したら3名が決まる確率です。
有効求人倍率が0.33倍と、業種別でみても最高難易度です。
事務経験者もゴロゴロいる中で、未経験者はなかなか採用されません。
未経験者が面接で経験者よりも優位に立てるポイントは「熱意」と「柔軟さ」です。
経験者を面接する際、採用する企業側は「頑固じゃないよね?」という点を気にします。
それは、社内の雰囲気を崩したくないからですね。
バリバリ経験者は自らのやり方を押し通したりもします。その点未経験者は素直に飲み込んでくれます。
面接では熱意と柔軟さを見せて将来の活躍をイメージさせましょう。
以下の記事は派遣での職場見学ではありますが、面接のコツを解説しています。

また、採用されやすい雇用形態は派遣社員です。
派遣の中でも無期雇用派遣を選択することで採用率が上がり、将来大手企業の事務に直接雇用できるチャンスが広がります。
無期雇用派遣については本記事の後半で解説しています。
一般事務の未経験が思う「きつい」と感じる3つの壁

ここからは事務職未経験で気になる部分を3つの視点から解説していきます。
事前に把握して心構えておきましょう。

それぞれ解説します。
未経験が最初に来る壁
最初に来る壁は次の3つです。
- コミュニケーションの壁
- 理想と現実のギャップ
- オツボネの存在
一般事務で最も大切なことはコミュニケーションです。仕事を曖昧な状態のまま進める方もいますが、しっかりと依頼された仕事の目的を把握しておくといいでしょう。
コミュニケーションの壁
一般事務は、社内外の様々な人とコミュニケーションをとる仕事です。そのため、コミュニケーション能力が重要になります。
しかし、一般事務未経験者は、ビジネスマナーや言葉遣いなどに慣れていないため、コミュニケーションに苦労することがあります。
理想と現実のギャップ
一般事務の仕事は、華やかなものに見えますが、実際には地道な作業が多いです。また、仕事がなれないからこそ効率が悪くなり残業になりがちでしょう。
そのため、一般事務未経験者は、理想と現実のギャップに苦しみます。
お局の存在
職場に一人はいるだろうおつぼねさん。
自分の権威を見せようと、周りを下に見たり、グチグチ言ってくるのが特徴的ですね。
新人として入社した際、必ずと言っていいほど目の敵にされるでしょう。
人間関係が悪いと悩む方の殆どは、特定の人(お局が多い)で悩んでいることが多く、職場の人全員が嫌だというわけではありません。

きっとおつぼねさんを嫌っている人は貴方だけではありませんので、グチグチ言われても放置しておきましょう。
仕事に慣れるまでの期間は?
仕事に慣れるまでの期間はだいたい3か月です。
~1週間 | 1か月目 | 3か月目 | 半年 | 1年 |
---|---|---|---|---|
職場の雰囲気を知る | 会社のルールを学ぶ | 言われたことを言われた通りに遂行する | 仕事に慣れてきて自分なりのやり方を見つけ始める | 仕事の優先順位をつけられるようになる |
人の名前を覚える | 一通りの業務の流れを学ぶ | 仕事の全体像が見えてくる | 仕事の効率が悪く残業になりがち | イレギュラーの対応にも慣れてくる |
仕事に慣れるコツは挨拶をしっかしてコミュニケーションをとることです。
っと一般的にはいわれますがよくわかりませんよね。
確かに正解なんですが、もう少し具体的な話をしていきます。
仕事に爆速で慣れるためには以下をしてみるといいです。
- 業務時間外で仕事の予習復習をする
- 誰よりも早くに出勤する
- 自分ができることを率先して行う(ゴミ箱を綺麗にするとか)
辞めたいと思ったら?
もし、辞めたい原因が自ら行動しても変化がなかったのであれば、やめるといいと考えています。
しかし、何も行動していないのに辞める場合、次の職場でも同じ理由で辞める可能性が高いため、避けるべきでしょう。
辞めたいと思う原因のほとんどは人間関係です。
人間関係は、自らの行動によって変わります。
よくある話として、同じ職場なのに、Aさんは職場環境がいい。しかしBさんは職場環境が悪い。と内容が変わることがあります。
内訳をみると、Aさんは積極的にわからないことを聞いていたが、Bさんは受動的に教えてもらうのを待っていたということがありました。
自らの行動によって周りの環境は変えることができます。
一度辞める前に、「何か自ら行動できることはないか」を考えてみるといいかもしれません。
もし、入社後に不安がある場合は、派遣会社を利用してみることをお勧めします。
改めて次の章では、事務職の仕事選びで重要な、雇用形態の違い解説します。
事務職で失敗したくないなら、会社選びと雇用形態が大切

事務職の雇用形態
事務職には4つの雇用形態があります。
雇用形態 | 正社員 | 契約社員 | 派遣社員 | パート |
---|---|---|---|---|
メリット | ・ボーナスあり | ・入社しやすい | ・給料が高水準 | ・入社しやす |
・安定 | ・自分で会社を選べる | ・未経験でも入社しやすい | ・短時間勤務など時間と日数の調整がしやすい | |
・転勤がない | ・入社後も派遣会社のサポートがある | |||
デメリット | ・部署移動あり | ・給料が低い | ・やばい派遣会社が雇用主だと、使い古されて終わる | ・給料が安い |
・採用が決まりにくい | ・5年間しか働けない | ・同じ職場に3年しか働けない | ・急に出勤日数が減ることがある | |
・ブラックな会社が割りと多い | ||||
向いてる人 | ・安定した雇用を求める人 | ・一定期間の雇用で働きたい人 | ・事務職未経験 | ・扶養の範囲内で働きたい人 |
・専門的なスキルを持ってる人 | ・今までの仕事で失敗経験がある人 | |||
・ある程度働き方を選びたい人 | ||||
向いてない人 | ・自由な時間を重視する人 | ・安定した雇用を考えている人 | ・自分で交渉できる人 | ・20代、30代全般の働き盛りの人 |
・同じ職場で働き続けたい人 | ・スキルが高い人 |
おすすめは派遣会社から正社員を目指す方法
事務職未経験で、正社員を目指している人の最短ルートは派遣会社の「無期雇用派遣」です。
合格率が高く、将来派遣先企業の正社員になるチャンスが高いことが特徴。
派遣会社の社員として、派遣先企業に行きますので、
- 手の届かなかった大手企業に就職できる可能性がある
- 派遣社員として働いた後に直接雇用するかを決められる
- 勤務期間中も派遣会社からのサポートがある
以上のメリットがあります。
しかし、派遣会社選びで間違えると後悔することもあります。使い古されて終わるんですね。
わたし自身、同業者として優良企業と感じる派遣会社は「マイナビキャリレーション」と「ファンタブル」です。
マイナビキャリレーションはサポートが手厚く、
ファンタブルは企業の直接雇用を目的としたサービスであり、直接雇用の支援を行ってくれます。
それぞれの運営している会社も誰もが知る大手企業のため安心ですよ。


よくある質問

まとめ
この記事では、一般派遣がきついと言われる原因や、実際の退職理由、未経験者が感じる4つの壁について解説しました。
要点をまとめると次のとおりです。
- 一般事務がきついと感じる原因は、人間関係が限られ、業務の範囲が広いため。
- キャリアアップを目指す人には不向き。
- 未経験で仕事に不安のある方は、無期雇用派遣を利用して行くと、入社しやすくサポートが手厚い
一般事務は事務職の中でも未経験が入りやすい事務職です。
そこからキャリアを積み、営業事務や経理事務を目指してみるのも一つの手でしょう。