派遣契約が切られたんだけど、告げられた終了理由に納得いかない。本当の理由ってなんだったんだろう?
こんな悩みを解決します。
- 本記事の内容
- 派遣を切られた本当の7つの理由
- 派遣を切られたら場合の3つの対処法
- 派遣を切られない人がこっそりやっている秘密
突然派遣営業から、「人員が充足したみたく、次の更新がないと言われた」そんな経験はありませんか?
今まで、いつも通り仕事していて、人が充足した気配なんてないのにと、不安を覚える方も多いでしょう。
もちろん、人員が揃った以外にも様々な言い回しを使って、あなたへ終了告知をしてきます。実は終了告知の本当の理由は違うことが多いんです。
本当の理由ってなんなの?そう思うことでしょう。
本当の理由はあなたの日々の行動に隠れているんですよ。
本記事では、派遣営業が言えない、本当の派遣に切られた理由を「現役派遣営業の私」が解説しますね。
この記事を会社の人に見られないことだけを祈る。
切られた本当の理由はあなたに告げられない
派遣で切られた場合、切られた本当の理由はあなたには告げられません。
なぜなら、本当の理由を告げて逆上してしまっても面倒だからです。嘘の理由を告げたほうが円滑に事が進むからですね。
炎上が面倒だからっていう理由、あんまり納得いきませんね。
そうですよね。しかし、現実はことを荒げないようにするために本音と建前を切り分けて話しているんですよ。
私自身が派遣営業をしている中でも、本当の理由を告げずに終了を告げたことも多くあります。
例えば、あなたの本当の理由が、「やる気がなかったから」と告げられたらどうでしょうか?いやいやと思いながらも受け入れるでしょう。でも次に来るのは、「では次の仕事準備してくれるんですよね?」だと思います。
こういったやり取りになることを回避するために、良い感じの切られた理由を組み替えてあなたへ告げるのです。
では、ここからは、切られた本当の理由を暴露していきますね。
派遣を切られた本当の理由7選
- 勤怠が乱れている
- 3ヶ月経っても成長していない
- 派遣先からの評価が低い
- 勤務条件の希望を出している
- 派遣先の業績悪化
- 直接雇用で採用が決まった
- 扱いにくい派遣社員と思われている
それぞれ解説します
①:勤怠が乱れている
派遣で切られる本当の理由として多いのが、「勤怠の乱れ」です。
次に多いのは、このあと解説する「成長していない」ですからね。
勤怠の乱れの基準は「月の出勤率が8割を下回ったら」が基準と覚えておきましょう。
例えば、月に20日出勤とすると、16日以上勤務しましょうということです。しかし、一概に基準通りになるとは限りません。様々な要素が関わって切られるようになるのです。
勤怠が乱れている場合、1人としてカウントされなくなり、仕事を任せられなくなります。
重要な仕事から外されていくでしょう。そして、契約更新の際に切られます。
月に休みが多くなってしまい、心配な方は以下の記事を参考にしてみてください。
②:3ヶ月経っても成長していない
派遣はスキルが無くても採用してくれます。
採用後にスキルは学べばいいと、どの企業も考えているからです。でも、勤務を続けてもいっこうに成長がなかった場合は問題ですね。
通常派遣は3ヶ月ごとの更新期間が多いでしょう。スキルの成長がなかった場合は、期間満了で終了になることもあります。
ただ、この理由は派遣営業は隠すことが多いですよ。変に炎上してしまうこともあるので。あなたとしても納得いかないでしょう。
- 他人の意見を受け入れない
- 失敗を恐れて頭の中だけで考えて行動しない
- 環境のせいにする(自分ごとと捉えない)
派遣先は、あなたが成長を期待して採用を決めます。仕事の幅を広げ、より高度な仕事を任せられるようになることを望んでいるのです。
仕事に自信が無い方は、本記事で解説している「派遣で切られない人がこっそりやってること」をご覧下さいね。
③:派遣先からの評価が悪い
派遣先からの評価はいくつかの要素が集まって判断されます。
派遣の立ち位置は「労力の提供」です。派遣先企業がやりたいことを実現するために、派遣社員はいるのです。
それが、社内の風潮を乱す行動ばかりしていたら、派遣を雇う必要はありませんね。派遣先からの評価が悪いと、契約更新の際に切られる可能性が高くなります。
④:勤務条件の希望を出している
勤務条件の希望を出すのも危険です。なぜなら、派遣は従来「決められた期間、決められた雇用条件」で労力を提供するからです。
そろそろ慣れてきたから、自分の要望を言っていいかな。そんな気持ちになることもあるでしょう。
例えば、あなたが販売系の仕事をしている場合、販売系は土日が出勤の仕事ですよね。それが、土日どちらか片方は休ましてほしいと伝えるとどうなるのでしょうか。給料を下げられたり、土日に勤務できる人と入れ替えられたりします。
こうなるんです。
派遣は入れ替えられることがあるのです。あなた目線でいうと、切られたとなることでしょう。
派遣の契約条件は、基本的に変更できません。派遣先の業務に合わせて決められているからです。勤務時間や休日を変更するさいは、慎重に行きましょう。
もし、どうしても勤務条件を変更したい場合は、派遣元にその旨を伝え、新しい仕事を探してもらうのが賢明です。ただし、希望通りの条件の仕事があるとは限りません。
⑤:派遣先の業績悪化
派遣先の業績が悪化すると切られます。ただ、こればかりはあなたの責任ではなく、会社責任となります。
そのため、会社都合退職となりますよ。派遣先の業績が悪化してきた場合は、ある程度の予兆を掴めます。
⑥:直接雇用で人の採用が決まった
派遣先が直接雇用で人を採用すると、派遣社員が切られます。これも、あなたの責任ではありませんね。
実は、派遣社員の人件費よりも正社員の人件費のほうが安く済むって知っていましたか?
正社員はボーナスを含めてもかかってくる費用が減るため、コスト削減になるのです。
また、限られた範囲の仕事になる派遣社員よりも、全体的に何でもできる正社員を採用したがる傾向にあります。どうして派遣社員を雇っているのかというと、人が集まらないからです。もしくは、期間限定のプロジェクトに参加してほしいからですね。
⑦:扱いにくい派遣社員と思われている
派遣社員が扱いにくいと思われると、切られることがあります。なぜなら、会社の業務遂行の邪魔になるからです。
どのような派遣社員が扱いにくいと思われるのでしょうか?
一例をあげますね
扱いにくいと思われる人の特徴
- 経験が浅いのにタメ口を使う
- 会社のルールを守らない
- 覚えはいいが言い方が腹立つ
- 社員を敵視している
- 指示に反論する
このようなポイントが挙げられます。
扱いにくいと思われると、人間関係にも影響が出て、業務遂行に支障をきたします。結果として、あなたのメンタルにも影響が出てきてしまうことがあるのです。
扱いにくい派遣社員の特徴は以下の記事で詳しく解説しています。
ここまで派遣を切られた本当の理由を解説しました。あらためてまとめます。
- 勤怠が乱れている
- 3ヶ月経っても成長していない
- 派遣先からの評価が低い
- 勤務条件の希望を出している
- 派遣先の業績悪化
- 直接雇用で採用が決まった
- 扱いにくい派遣社員と思われている
私は切られたときに、「人員削減で派遣が使えなくなった」と言われたんですが、もしかすると違う理由だったのかもしれません。
そうですね。人員削減となっても、本当の残したい人であれば残す手段をあなたに相談しますからね。
では、切られてしまった場合にはどういった対処をすればいいのか?を次章からお話しますね。
派遣を一人だけ切られる場合の対処法は?
派遣で切られる場合の対処法を解説します。
- 派遣元会社に対して、別の派遣先を提供してもらう
- 別の派遣会社に登録する
- 失業保険について復習しておく
①:派遣元会社に対して、別の派遣先を提供してもらう
最も手軽、かつみんながやっている方法は派遣会社に別の仕事紹介を依頼することです。
派遣会社は今のあなたが勤務している仕事以外にも多数仕事を準備しています。
もちろん就業先が遠くなったり、勤務条件が変わったりすることもありますが、次の仕事が紹介されることがほとんどですよ。
特に後者だった場合、派遣営業は「仕事が見つかってなくてさ…」とはぐらかされます。
②:別の派遣会社に登録する
今の派遣会社の担当と合わないこともあるでしょう。
その場合、別の派遣会社に登録して仕事紹介を受けることもおすすめです。
本ブログでは、事務職に強い派遣会社を紹介しています。おすすめできる派遣会社のランキングを御覧ください。
別の派遣会社に登録する際は、以下を気を付けましょう。
- 登録する派遣会社の特徴を把握する
- 自分の希望する仕事内容や条件を伝える
- 派遣会社の担当者とコミュニケーションを取る
- 複数の派遣会社に登録する場合は、スケジュール管理に気を付ける
登録する派遣会社の特徴を把握することで、自分に合った会社を選ぶことができますからね。
そして、もともとやっていた業種とマッチした場合は、「経験者」として、今よりも高い給料で仕事紹介されることだってありますよ。
\ 高倍率の案件(事務職)を狙うならおすすめの派遣会社 /
③:失業保険について復習しておく
切られた。疲れた。しばらく休もう。
そう心に誓う方もいるでしょう。私がそうでした。なんか、精神的に疲れちゃってる感じになるんですよね。
仕事をしばらく休む場合に活用できるのが失業保険。
派遣契約の期間満了まで働いていた場合は、待機期間なく失業保険を貰えるので、自己都合退職であっても、振込までは早いですよ。
失業保険に関しては、別記事を準備しましたので、気になる方は一読ください。
- ハローワークに離職票を提出する
- 求職活動を行い、ハローワークに求職活動実績を報告する
- 失業認定日に、ハローワークで失業の認定を受ける
派遣で残る人がやってる切られる人との違い
派遣で切られない人=手放したくない人とも言えます。ここからは、派遣先や派遣会社が手放したくない!と思うような人がやっていることを解説します。
- 仕事にプラスアルファをくっつける
- スキルよりもコミュニケーションを重視している
- 「派遣だから」と一切考えないで仕事をする
仕事にプラスアルファをくっつける
もう少し具体的にいうと、指示された仕事に対して、あなたの意思や考えを載せること。
どうやればいいの?
案外簡単にできますので、やり方を紹介します。仕事の目的と背景を理解聞けばいいだけです。
例えば、上司から「この資料印刷しておいて」と言われたシチュエーションでみてみましょう。通常は、印刷だけして「できましたー!」でしょう。しかし、これでは足りないのです。依頼を受けるときに「印刷したものは何に使うんですか?(仕事の目的)」を聞いてみましょう。きっと上司は「取引先との商談に使うんだよね」と答えたりしてくれるでしょう。ただ、印刷するのではなく、製本した状態で上司に渡したり、人数分の印刷ができているかを自分でチェックできますね。
他にも、上司から「◯◯の請求書だけど、すぐやってくれる?」と言われたとき、
クライアントからなんて言われていますか?(仕事の依頼の背景を確認)をすることで、緊急度、クライアントの思いを確認でき、あなたの仕事の質が変わるということ。
一言質問すればすむ話なので、すぐに実践できて、評価がバク上がりします。仕事にプラスアルファをくっつけることで、あなたの存在価値を高めることができるのです。
スキルよりもコミュニケーションを重視している
会社で働いている以上、求められるのはスキルよりもコミュニケーションです。
たとえあなたがスキルがなかったとしても、コミュニケーションが取れていれば、上司に相談しながら進められます。
仕事は一人でやるものではありません。誰かと連携しながら進めていくものです。
切られない人がこっそりやっていることとして、上司と円滑にコミュニケーションをとるにはどうしたらいいかな?こんなことを考えて行動しているんですよ。
派遣社員にとって、コミュニケーション力は非常に重要なスキルです。派遣先の社員とコミュニケーションを取ることで、信頼関係を築くことができます。そして、信頼関係があれば、仕事の依頼もスムーズになります。
「派遣だから」と一切考えないで仕事をする
少し精神論になりますが、派遣で切られない人は、「派遣だから」と雇用形態に一線を引きません。雇用形態がなんであれ、業務範囲がなんであれ、派遣先の社員と同じように仕事をするのです。
「派遣だから」と一切考えないことで3つのメリットがあります。
3つのメリット
- 余計なモヤモヤが消える
- 派遣先から「柔軟性がある人」と思われる
- 派遣先の直接雇用になれる確率も高まる
例えば、あなたが仕事の責任者をしているとしましょう。そこで、社員に向かって「〇〇やっといて」と指示した時、「それって私がやることですか?」と言われたらどう感じますか?同じことです。
よくある質問
【まとめ】派遣を切られた本当の理由
今回の記事では派遣社員で働いていて、切られた本当の理由について7つ、解説しました。
最後に記事の要点をまとめます。
- 切られた本当の理由
- 勤怠が乱れている
- 3ヶ月経っても成長していない
- 派遣先からの評価が低い
- 勤務条件の希望を出している
- 派遣先の業績悪化
- 直接雇用で採用が決まった
- 扱いにくい派遣社員と思われている
- 切られた場合はどうすれば?
- 別の派遣先を探してもらう
- 別の派遣会社に登録する
- 失業保険について復讐しとく
切られた本当の理由は、あなたに伝えないことの方が多いです。
それは変に炎上してしまい、後々のトラブルが大きくなってしまうことがあるからです。
普段派遣営業は切る理由を言えないからこそ、本記事でご紹介をしました。
今後の参考にしてみてください。
次の仕事が決まっていない場合は早めに行動しておくと良いでしょう。派遣の仕事が決まるまで約1週間から10日かかります。
本ブログでは、事務職に強い派遣会社を主に解説しています。
おすすめできる派遣会社をランキングにしていますので、仕事探しのサポートに役立ててみてください。