- この記事で解決できる悩み
- 40代主婦は派遣かパートかどっちがいいのか比較したい
- 状況別で見たときに派遣とパートの違いを知りたい
- 40代主婦が派遣を選ぶ際の注意点は?
- 簡単に自己紹介
現在も派遣営業として、数多くの40代主婦で派遣社員をしている方、パートから派遣に変わる方と接してきました。現場の声を吸い上げ、パートか派遣かどっちがいいのかを解説します。
子育てがひと段落をし、いざ40代で仕事復帰をしようとしたとき、派遣かパートかどっちがいいのか悩んでしまいますよね。
派遣もパートも特徴が異なるため、誤った選択をして、後悔する結果となったりもするのです。
この記事では、派遣とパートの基本的な違いはもちろん、「扶養内勤務をしたい場合に向いているのはどっちか」といった8つのシチュエーション別にどっちがいいのかも解説しています。
それぞれの雇用形態における特徴もあわせて解説していますので、より詳しく知ることができるでしょう。
40代で派遣は「最後の砦」と感じることもあるでしょう。
実は、派遣の年齢層は40代~50代の方が一番多いんですよ。
40代で派遣がやばいといわれる理由は「雇用の不安定」と「紹介される仕事が少ないこと」です。
ただでさえ時間のない中だと思います。あなたの仕事探しで無駄な時間を作らないため、40代で派遣はやばいのか?についてデメリットを解説した記事を作成しました。
ぜひご覧ください。
その中でも派遣がいいと感じたら派遣を選んでみましょう!応援していますよ。
前置きが長くなりましてすみません。早速派遣とパート、どっちがいいのかを見ていきましょう!
【8パターンで比較】状況別でみた派遣かパートかどっちがいい?
派遣 | パート | |
---|---|---|
①家の近くで働きたい | × | 〇 |
②フルタイムで事務の座り仕事をしたい | 〇 | × |
③時短勤務、週2日の扶養内勤務を希望する場合 | 費用対効果でみると派遣 | 仕事数でみるとパート |
④在宅勤務をしたい | 〇 | × |
⑤隙間時間だけ働きたい | × | 〇 |
⑥子供との時間を最優先に取っていきたい | 〇 | 〇 |
⑦将来正社員をまた目指していきたい | 〇 | × |
⑧旦那の転勤がある | 〇 | × |
上記8項目での違いから見てみましょう。
家の近くで働きたい
家の近くで働きたい場合、パートが圧勝です。
- パートは地域に密着した求人も多い
- 派遣は取引先の企業しか配属できない
派遣は派遣会社と取引していないと配属ができません。
もう少し言うと、派遣会社は個人事業の会社とは取引しないんですね。つまり家の近くにある個人の喫茶店などは取引していないことがなんです。
派遣の場合は、働く先が有名企業や大手企業になりるため、組織や運営が安定しているメリットはあるものの、近くに勤務先がない。都心部しかない。といった事象が発生してしまうのです。
フルタイムで事務の座り仕事をしたい
フルタイムで事務の仕事をしたい場合は、派遣がいいでしょう。
- パート採用での事務職はそもそも少ない
- 事務職は採用倍率が高いが、入社にあたって、派遣会社の後押しがあるため入社しやすい
- スキルが足りなかったとしても、派遣会社のスキルアップ研修がある
派遣会社って、働きたいけど働けない人にも、お仕事を紹介してくれるんです。特に、事務職は人気が高くて競争率も高いですが、派遣会社が全力でサポートしてくれます。だからこそ、自分だけで仕事探しをするより、成功率が上がるんです。
- 派遣で事務職が良いポイント
- 時給も比較的安定
- 40代、50代でも採用されるケースが多い
- 応募から採用までの流れがスムーズ
- 仕事内容や勤務環境も、担当者がしっかり説明してくれる
時短勤務、週2日の扶養内勤務を希望する場合
扶養内での勤務をする場合、
- プライベートでの時間を最大限取りたいなら派遣
- 職種関係なく探すならパート
と区分けるのが良いでしょう。
派遣で扶養内で働くメリットとデメリット
派遣で扶養内で働くメリット | 派遣で扶養内で働くデメリット |
---|---|
時給が高いため少ない時間で稼げる | 雇用が不安定 |
転勤の心配がない | 扶養内可能な仕事数が少ない |
シフトが変動する必要がない | 仕事の難易度が高いことがある |
派遣会社でも扶養から外れないように調整してくれる | |
在宅勤務の仕事がある | |
万が一勤務先が合わなくても別の仕事を紹介してくれる |
アルバイトで扶養内で働くメリットとデメリット
アルバイトで扶養内で働くメリット | アルバイトで扶養内で働くデメリット |
---|---|
近場での勤務地が多数 | 時給が派遣と比べて安い |
入社しやすい | 業務内容が合わなかったとき、再度就活しないといけない |
長期的に同じ会社で働ける | 扶養内での収入制限を意識する必要がある |
派遣もアルバイトも一長一短です。ここは譲れない!という条件から選択するのが良いですね。
在宅勤務をしたい
在宅勤務をしたい場合は派遣一択です。
「在宅勤務ってどう?」って考えたことありますか?最近はコ〇ナの影響もあって、家で働く仕事が多くなってきました。
でも、「初めての在宅勤務って大丈夫かな?」って次のような不安もあるのではないでしょうか。
- 仕事の指示がわからなかったら、誰が教えてくれるの?
- トラブルが起きたとき、助けてくれる人はいるの?
- そもそも、在宅勤務で何をすればいいの?
- ちょっと寂しくなりそう…
確かに、在宅勤務は「通勤時間がなくて、家事との両立もしやすい」メリットはたくさんありますが、不安もそれなりにありますよね。
そこでオススメなのが「派遣」
派遣会社がしっかりとした研修を用意してくれるからですね。
勤務中も、派遣先や派遣会社がしっかりサポートしてくれます。それこそトラブルが起きた場合、担当者がすぐに対応してくれる体制があります。
在宅ワークを目指すなら世界シェアNo.1のランスタッドがオススメです。
隙間時間だけ働きたい
隙間時間だけ働きたい場合は、パートが良いでしょう。
隙間時間というとこんな感じ
- 家事の合間の3時間だけ働きたい
- 空いた曜日だけ働きたい
ようは、自分のペースで仕事をしたい場合ですね。
派遣は全く向いていませんのでパートを選びましょう。こういった勤務条件で派遣登録しても仕事紹介されないため、時間の無駄になります。
なぜ派遣が向いていないかというと、「派遣は、決められた時間決められた日数で働くため」です。
その場その場の臨機応変な対応ができないのです。
子供との時間を最優先に取っていきたい
子供との時間を最優先にとっていきたい場合は、パートも派遣も両方ともメリットがあります。それぞれのメリットをお伝えします。
とくにパートではシフトを臨機応変に変更できることはかなり強いですね。
人にもよりますが、子供との時間を最優先に取っていける働き方は「派遣で在宅勤務」です。
働く場所が家なので、常に子供との時間を取れます。
子供と一緒にいすぎてストレス解消できないといった悩みも出てきそうですけどね。
将来正社員をまた目指していきたい
今後落ち着いてきたら正社員を目指していきたい場合、派遣が良いでしょう。
- 派遣社員から正社員になれる紹介予定派遣が利用できる
- 派遣会社の無期雇用も目指せる
- 派遣の仕事では、持ってるスキルがしっかり活かせます。それが正社員になったときも役立つ
とはいえ、40代を超えると正社員になりにくいことも事実です。
しかし、早い段階で派遣に入社しておくことで得られる恩恵は多くありますよ。
旦那の転勤がある
もし旦那さんが転勤する可能性があるなら、派遣がおすすめですよ。
派遣会社は、求人から勤務時間、勤務先の条件まで、ほぼ全部調整してくれるから心強いです。時給や勤務条件も、登録している情報に基づいて選ばれるので、自分のライフスタイルや家庭との両立も考えられます。
40代は派遣かパートか?違いは5つある
ここからは派遣とパートの基本的な違いを解説します。
状況別にどっちがいいのかを知りたい方は、次の項目の「【8パターンあり】状況別で派遣とパートでどっちがいい?」で解説します。
- 派遣とパートの基本的な違い
- 給料の違い
- 仕事数の違い
- 雇用が終了したときの違い
- 入社後に勤務条件が変わった場合の違い
- 扶養内で働く場合の違い
給料の違い
給料でみると派遣のほうが高いです。
パート | 派遣 | |
---|---|---|
平均時給 | 1,200円 | 1,600円 |
月8万円を稼ぐのに必要な勤務時間 | 67時間 | 50時間 |
派遣とパートでは給料が200円~300円ほど差が出てきます。この差は、長期間働くと大きな額になりますね。週の労働日数、労働時間の安定勤務も、給料の違いに関係してくるでしょう。
また、派遣はパートのように、急なシフトの減少がありません。
一例で上げた、「8万円を稼ぐために必要な時間」でも同じ金額を稼ぐのに、派遣とパートでは17時間も自分の時間を作ることができるのです。
働きながら家庭とも両立したいと考えるなら、派遣は非常に良い選択です。
仕事数の違い
パートの求人は派遣に比べて圧倒的に多く、その分選びやすさがあります。
求人数が多いことで、
- 近場で仕事が見るかる可能性が高い
- 勤務条件に合った仕事が見つかる可能性がある
- 隠れ求人を見つける可能性がある
パートならではのメリットがいっぱいあるんです。色々な選択肢が欲しいなら、パート求人をチェックするのもいいかもしれませんね。
雇用が終了したときの違い
派遣はパートと比べ雇用が終了するリスクは高いです。長くその仕事を続けたい場合はパートが向いていますね。
違いを見てみましょう。
派遣 | パート | |
---|---|---|
雇用契約 | 派遣会社と結ぶ | 就業先と直接結ぶ |
業務終了時の状況 | 雇用契約期間内であれば、別の派遣先で就業可能 | 業務が終了した時点で雇用契約も終了 |
次の仕事探し | 雇用契約が継続していれば、別の派遣先で就業可能 | 新たに職場を探す必要がある |
契約終了時の状況 | 雇用契約期間が終了した時点で、その派遣会社からの就業は終了 | 職場の都合で契約終了日を早めることもある |
派遣は派遣会社との雇用契約があるため、雇用期間内はある程度の安定性がある反面、職場は不安定。
パートは職場は固定だが、その職場での仕事がなくなれば雇用は終了するという違いがあります。
入社後に勤務条件が変わった場合の違い
子どもが大きくなったり、ライフスタイルが変わったり。そんな時、勤務条件を変えたくなること、ありますせんか。
派遣の場合、条件変更は比較的簡単です。
理由は、手続きや調整を全部派遣会社がやってくれるから。時給や勤務先、シフトの調整も、派遣会社の担当者が対応してくれます。
もし、今の職場で希望が叶わない場合、派遣先を変えることもできます。
経験豊富な派遣営業がいれば、なおさらスムーズ。ちょっとしたトラブルや希望のシフトに対応できない場合でも、安心です。
一方で、パートでは、勤務条件を変えたい場合、ほぼ自分で交渉しなきゃいけません。その面倒くさい手続きや、職場での人間関係にストレスを感じる可能性も高いです。
つまり、勤務条件を簡単に変えたいなら、派遣がおすすめ。パートは、ある程度自分で頑張らなきゃいけないです。
扶養内で働く場合の違い
扶養内での仕事をサクッと見つけたいなら、パートがおすすめです。求人も多くて、年齢や経験、スキルによって選べる職種も多いです。
一方で、少ない時間でしっかり稼ぎたいなら、派遣の方が時給が高いためおすすめです。
特に大手の派遣会社が紹介する仕事は、企業が求めるスキルや条件に合わせられるので、働く時間を有効に使えます。
基本的に、扶養内での勤務は稼げる金額に制限があるので、どちらも無理なく両立できる選択が大事。だから、最初は派遣会社に登録して、希望する条件や職種、勤務先をちゃんと伝えること。仕事が決まらなかったら、パートの求人もチェックするのがいいですよ。
40代で派遣を狙うメリットは?
- 給料が高い
- 人気求人の事務職や在宅ワークを狙える
- 欠勤続きなど勤務後のトラブルも派遣会社が対応してくれる
- 勤務条件を指定して働ける
- 将来正社員を目指せる
- 福利厚生や社会保険完備
給料が高い
引用:エン・ジャパン(プレスリリース)
派遣は、給料が高いです。派遣営業が高い給料を支払えるよう、日々料金交渉しているからですね。
時給が高い求人が多いので、短期間・短時間でもまとまった収入が得られます。
パート | 派遣 | |
---|---|---|
平均時給 | 1,200円 | 1,600円 |
月8万円を稼ぐのに必要な勤務時間 | 67時間 | 50時間 |
40代の方は子育てもひと段落し、家庭と仕事の両立がしやすい年齢層でもあると思います。
この状況を活かし、高時給のフルタイムや長期の勤務を狙えることも特徴的。
40代で派遣を選ぶと、パートと比べ給料面でのメリットが大きいでしょう。
人気求人の事務職や在宅求人を狙える
派遣の仕事は人気の事務職や在宅求人が豊富にあります。
在宅勤務は2021年あたりから急激に増えてきましたね。コ〇ナの影響です。
とくに、40代では在宅勤務での業務遂行能力があると評価されやすく、在宅求人に強い傾向にあります。
また、既に事務職でのスキルや経験があれば、派遣で即戦力と見なされ採用されやすいですね。
- 事務職
-
求人倍率が非常に高く、合格率は20~30%を推移しています。派遣であれば会社のサポートや信頼も後押しとなり合格率が高まるのです。
- 在宅勤務
-
40代は仕事に対する信頼度がそもそも高い傾向にあります。在宅勤務はぶっちゃけさぼれます。さぼらずにしっかりと遂行してくれると認識されやすいため40代は非常に有利です。
人気求人である「事務職」「在宅勤務」を狙っている場合は派遣を選ぶメリットは大きいでしょう。
欠勤続きなど勤務後のトラブルも派遣会社がサポートしてくれる
40代で派遣社員になるメリットとして、勤務後のトラブルや欠勤続きなどに派遣会社が対応してくれる点があります。
- 例えばこんなトラブル
- 子供の体調不良があっても、派遣会社が仲介に入ってトラブルになることを回避
- 職場の人間関係がうまくいかず、いじめや嫌がらせなどのトラブルがあっても派遣会社がバックサポートに付く
40代ともなると、家庭や子育てと仕事を両立させることが多くなることでしょう。
主婦や働くママも多く、子どもの急な体調不良や学校行事での欠勤も、派遣会社が企業と交渉してくれます。
どうしても欠勤の報告は必要となりますが、万が一大きなトラブルに発展しても派遣会社が守ってくれると安心できますからね。
勤務条件を指定して働ける
派遣の特徴として勤務条件を自分の希望に合わせて設定できるのが大きなメリットです。勤務条件を選ぶことで、生活と仕事のバランスをとることができますからね。
- 時給が高めである
- 正社員に比べて融通が利く
- 子育て世代に向いている
- 職種や仕事内容を選べる
- 転勤の心配がない
- 残業が少ない
- 学校行事への対応がしやすい
- 複業がしやすい
派遣登録の際に、平日のみ、時短勤務希望などの条件を提示すると条件にマッチした仕事を派遣会社で探してくれます。
そこから仕事紹介がありますし、派遣会社の持っている仕事の多くは大手企業となるため、理不尽な対応をしてくる就業先は少ないですね。
私も派遣営業をしている中で感じますが、子育てに対しての理解をしてくれる企業は多く存在しますよ。
自分のライフスタイルに合わせた仕事ができることも魅力の一つでしょう。
将来正社員を目指せる
派遣は将来正社員を目指せます。
紹介予定派遣を利用することで派遣先の直接雇用になれるからですね。
派遣で働きながら必要なスキルを身に着ける、資格取得や研修を受けるなどして、正社員になるための実力をつけることができるのです。
私の経験談ですが、過去に43歳で派遣に登録された方がいましたが、事務希望で未経験の方でした。
仕事に対してのひたむきさと持ち前の笑顔で派遣会社の無期雇用になった方もいます。
また別の方で見ても40代で派遣をしながら資格を取り、別企業の正社員で採用され転職された方もいます。
派遣での安定した勤務時間からプライベートで勉強し将来を勝ち取ったんですね。
派遣では必ずしも正社員になることがゴールではありません。やりたいことの実現するツールに使ってもらえればそれでいいのです。
福利厚生や社会保険完備
派遣会社は社会保険完備です。
そのため、週20時間以上勤務する場合、健康保険や雇用保険、厚生年金にも加入できます。
もちろん有給も付与されますからね。
また、パートでは面倒と感じていた確定申告も、派遣であれば会社で年末調整をしてくれるので楽ちんです。
福利厚生や社会保険が完備されていると、いざという保険にもなりますのでありがたい場合もあります。
ここまで派遣のメリットを解説しました。
派遣のメリットを改めてまとめると次の通りです。
- 給料が高い
- 人気求人の事務職や在宅ワークを狙える
- 欠勤続きなど勤務後のトラブルも派遣会社が対応してくれる
- 勤務条件を指定して働ける
- 将来正社員を目指せる
- 福利厚生や社会保険完備
ただでさえ時間が足りないあなたへ。
- お子様のイベント行事や発熱時の早退。
- 旦那が家事を手伝ってくれない。
- 通帳とにらめっこして、落ち込む。
- イライラしすぎて「つい、当たりすぎてしまった」
今まで家族を守るために、一生懸命でしたよね。
パパを代表して、お礼を伝えたいです。
仕事も「自分のために」ではなく「家族のために」と思って探していませんか?
そんなあなたを守ってくれる派遣会社もちゃんとあるんですよ。
\ 次は自分を労わってあげてください /
40代派遣のデメリットは?
- 3年以上同じ職場で働けない
- 求人数が少ない
- 派遣会社によっては仕事を持っていない
- 派遣会社によって当たり外れがある
- 役職アップなど、責任のある仕事ができない
3年以上同じ職場で働けない
労働法によって3年までと決められています。個人抵触日と言われるものですね。
キャリアの積み重ねや収入の安定が重要です。派遣は、時給は良くても長期的な勤務先の保証はありません。
家庭や子育てもあり、安定した働き方をしていきたいと考える方も多いでしょう。その中で3年までしか働けないのはデメリットになってしまうのです。
- 3年後の選択肢は、以下の4つとなります。
- 派遣先の直接雇用になる
- 派遣会社の無期雇用になる
- 派遣先を変える
- 転職する
現在の環境が良く、継続して働きたいと考えた場合、派遣営業に相談して派遣先の直接雇用になるか、派遣会社の無期雇用を狙うといいでしょう。ただし、これもすぐに決まるわけではない。詳しくは、
3年後も同じ職場に働きつづけたい場合、派遣3年ルールで辞めたくない!抜け道を現役派遣営業が詳しく解説の記事を参考にしてみるといいでしょう。
求人数が少ない
パートと比べ派遣の仕事は求人数が少ないです。特に40代の求人は、20代や30代と比べて選べる範囲が狭くなります。
- 派遣とは言え、多くの企業は将来性のある若手を欲しがる傾向がある
- 40代はリーダーシップを求められるポジションが多く、派遣には不向きである
- 企業側も、40代が変化のスピードに対応できるか不安を感じる場合がある
時給で募集してる職場では、経験やスキルよりも「即戦力」「柔軟さ」が求められることが多いのです。
なので、時給を高望みせずに仕事を探していくことで派遣でも選択肢が増え、入ったあとでもプレッシャーに感じることなく勤務できますよ。
派遣会社によっては仕事を持っていない
派遣会社によって以下の違いがあるためです
- 得意な業種に偏りがあるため
- 取引している会社の数が違う
大手派遣会社は選択肢が広いので問題はありませんが、中小企業の派遣会社を狙うと状況は厳しいこともあります。
派遣会社は得意な業種に偏りがあります。それこそ、事務職が得意な派遣会社もあれば、軽作業が得意な派遣会社があるように、同じ会社ですべての職種を扱っていることは、ほとんどありません。
また、大手企業では多くの企業と取引がありますが、小規模な会社は数が限られていることもあるでしょう。
大手派遣会社がどういった業種を持っているのか、仕事内容の内訳は以下の記事に記載しています。よろしければ読んでみてください。
派遣会社によって当たり外れがある
派遣会社による当たり外れがあります。
当たり外れは大抵の場合は「派遣営業が良くなかった」です。
派遣営業の質によって職場環境や待遇、トラブルの対応に大きな差が出るからです。
勤務後に悩みがあるのにほったらかしにされることもあるでしょう。
特に40代では、家庭と仕事の両立やキャリアの方向性など、多くの懸念事項があるため、営業の対応は非常に重要です。
事前に見極めるコツは派遣登録会での直感を頼りにするといいですよ。
他には、会社に悩み相談のサポートダイヤルがあるかを見ていくといいでしょう。
サポートダイヤルがある場合、トラブル発生時の対応が迅速である可能性が高いからです。
ほったらかしにされる原因は必ずしも派遣営業が原因とは言い切れません。あなた自身の対応が原因になっていることもあります。詳しくは【派遣営業にほったらかし】されていませんか?現役派遣営業が真相を解説!の記事で解説しています。
役職アップなど、責任のある仕事ができない
40代に限った話ではありませんが、派遣は役職アップなど、責任のある仕事ができません。
こうなってしまっては、長期的なキャリアを考える上で、大きなデメリットになるでしょう。
派遣社員は一時的な労働力とみられがちなため、企業側もリスクを避けたいと考える傾向があります。そのため、仕事の範囲は基本的に限られています。
- 入社後のフォロー体制を見てもそう感じることでしょう。一例は以下のとおり
- 派遣先の研修に参加はできるが、短期的な業務のスキル研修がメイン
- 派遣先内での情報共有がされない
- 人事評価がされない
- 会議の参加なし
以上のような状況から、派遣はスキルアップや役職アップ、より高い収入を希望する方には不利な条件となってしまいます。
それでもパートを選ぶ理由は?
派遣は確かにメリットがあります。
それでも働いている主婦の割合はパートを選んでいる人が圧倒的に多いです。
ここからは、派遣ではなくパートを選択する理由を見てみましょう。
- 派遣よりもパートのほうが働きはじめるまで楽だから
- 家に近いところをパートでは選べるから
- パートのほうが年齢制限が少ない
それぞれ内容を見てみましょう。
①:派遣よりもパートのほうが働きはじめるまで楽だから
派遣よりもパートの方が入社までのスピードも手間もありません。
- 派遣の採用までのステップ
-
※入社までかかる期間は約10日~2週間
- 派遣会社に応募
- 派遣登録会の実施
- 仕事紹介
- 職場見学の実施
- 入社
- パートのステップ
-
※早ければ翌日から入社
- 求人誌から応募
- 面接
- 入社
手間が全く違います。派遣は面倒なんですよね。
職場見学で合格を勝ち取るために事前対策をすることもあるでしょう。
さらに応募したからといって確実に仕事紹介される保証もありません。
そもそも主婦は忙しいです。できるだけ早くて楽なパートを選択する傾向があると言えるでしょう。
②:家に近いところをパートでは選べるから
パートを選んでいる理由の64.5%は「家に近いから」が理由です。
パートは求人数が本当に多いです。
そのため家から徒歩5分の職場も見つかったりします。
パートでは家から近いところを選べる一方で派遣は決められた配属先でしか勤務できないため勤務場所が限られます。
③:パートのほうが年齢制限が少なく幅広く探せる
求人数の多さもありますが、パートの方が年齢を幅広く探せます。
対しての派遣は明確に年齢制限に引っかかっているから仕事紹介できません。と言えません。
差別に繋がるからです。
だから「派遣登録したのに連絡が来ない」に繋がるのです。
仕事の数が多く、求人誌にも明確に業務内容が書いてあるパートの方が対象年齢が分かりやすいので、パートを選びます。
40代が派遣を選ぶ際の注意点は?
- 複数の派遣会社に登録しておくといい
- 採用が決まるまでは時間がかかることを認識しておく
- 新たなスキル・知識の獲得をしていく姿勢をみせる
複数の派遣会社に登録しておくといい
複数派遣会社に登録しておくメリットは次の通りです。
- 求人情報を、より多く手に入れられる
- 担当者の接し方や「合う合わない」を比較できる
- 仕事が途切れにくい
派遣は仕事を紹介されたからと言って、確実に入社ができるわけではありません。
よく、採用が決まった時に「断るのが申し訳ないから1社ずつ進めて」と言われる方もいますが、
断ることは全く問題ありません。それよりも、あなた自身、仕事を決めきることに注力していきましょう。
派遣会社も「短期、長期、フルタイム、パートタイム…」選択肢はたくさんあります。
40代だからと言って選べる仕事が減ることはありません。むしろ、経験とスキルがあるからこそ、より多くの案件に応募できる可能性が高いです。
「経験やスキル」も大事だがそこじゃない
40代で未経験で採用されるためには、
新たなスキル・知識の獲得をしていく姿勢をみせることが大事です。
私の経験上、40代の方を日々派遣登録会をしていますが、勢いが足りない。今までの経験を活かして活躍したい。と言われる方が多いです。
しかし、派遣先は経験を求めているのではなく、柔軟に対応ができて、新たな仕事を取り入れてくれる人を欲しがる傾向があります。
だからこそ、スキル・知識の獲得をしていく姿勢をみせることが大事です。
採用が決まるまでは時間がかかることを認識しておく
応募から採用が決定するまでには10日から2週間程度の期間が必要です。
特に40代の場合、求人に対する条件や希望の職種、スキルによっては、すぐに勤務先が見つからない可能性も考えておく必要がありますね。
派遣では入社時期の調整は容易にできますので、安定した就業を目指す場合は、余裕を持って活動を始めましょう。
採用までの流れ別に見たポイントや、すぐに採用される人の特徴は以下の記事でまとめています。