2023年現在では、派遣の登録会でweb面談を導入している企業は全体の8割を超えます。
私自身、派遣営業をして12年が経ちます。もちろんweb登録会は日々行っています。
その経験を元に本記事では、web面談での必勝方法と称し、web面談の極意を解説します。
この内容を知ることにより、無双をすることができるでしょう。
もっと派遣登録会の勝率をあげたい場合はこちらの記事も併せてお読みください。
正直、私はweb登録会に切り替えた時、やり方の違いに戸惑いましたが、現在ではweb登録会の方がやりやすいとも思っています。
私の経験上からで恐縮ですが、リアルな話ができると思います。
派遣のWeb面談とは?
派遣のWeb面談は派遣会社に登録するために必要です。
今までは来社して派遣会社に登録する必要がありましたが、コロナの関係からWebで行うことが主流になっています。
派遣会社に登録するための手段は下記3つ。
- 来社登録会
- Web登録会
- 電話登録会
電話登録会では採用率が下がりますし、登録会後にWeb面談を実施することもありますので2度手間になりかねません。
最初からWeb登録会をすることをおすすめします。
Web登録会当日の流れは下記の通りです。
- アイスブレイク
- 登録情報内容の確認(希望条件の確認)
- 過去の職務経歴の確認
- お仕事紹介(後日連絡の可能性もあり)
自己紹介はほとんどしません。
- ZOOM
- Teams
- Googlemeet
- FaceTime
- LINEビデオ通話
- その他会社独自で使っているもの
どのツールを利用しているかは、派遣会社に応募した段階で共有されます。
ツールの使い方も案内されますのでご安心ください。
Web面談で聞かれること6選
派遣の登録会は面接とは異なり、面接で聞かれるような難しい質問はされません。
あなたの魅力は派遣営業が引き出すためです。
面接はあなたの魅力を伝えますが、登録会は魅力を引き出す。これを前提に思っていただくとわかりやすいです。
聞かれることは下記の通りです。通常の対面面談でも聞かれて内容はほぼ一緒です。
- 希望の勤務条件
- どんな仕事を希望しているか
- 今までの職務経歴
- 将来の目標
- 過去の退職理由
- 得意分野と不得意分野
それぞれ解説します。
希望の勤務条件ヒアリング
派遣登録会はあなたの勤務条件に合った仕事を派遣営業が紹介します。
そのため、たとえ事前に勤務条件を応募段階で入力していたとしても、必ず確認されるでしょう。
ポイントとして可能な限り勤務条件を少しだけ背伸びをすると良いです。
勤務できる範囲を自ら狭めてしまい、逆に仕事紹介されなくなる可能性があるためです。
例えば、通勤時間が本当であれば30分以内のところが希望ですが、あえてここは45分以内という風に伝えることをおすすめします。
ぶっちゃけ30分も45分も通勤ラッシュによって、もしくは交通状態によって左右されます。
できる限り派遣営業担当営業が仕事の紹介しやすい条件を提示することで、派遣営業が「紹介しても断ってきそう」と心のハードルを下げ、紹介率が高まります。
派遣のメリットとして勤務条件を選択できることがあげられますが、誤認識持たれている方が多いです。
確かに、派遣は勤務条件をある程度絞ることができますが、絞りすぎてしまうと逆に仕事が見つかりません。
これ以上絶対に譲れないという条件まで提示させてあげることが紹介してもらうためには必要不可欠です
どんな仕事を希望しているか
派遣会社が出している求人は業務内容が分かりにくく、とりあえず登録したという方がほとんどです。
そのため、あなたの希望の職種に合っているかを派遣営業は確認する必要があります。
派遣会社の中には多岐にわたる職種を取り扱っている派遣会社も多いです。
どういった仕事を希望しているのかを確認し、その後あなたの勤務条件に合わせた仕事を提供したいと考える為、どんな仕事を希望しているのかの質問が飛んでくる可能性が高いです。
今までの職務経歴
職務経歴は、登録会実施の前に入力したり、webで登録しておいたりすることもあるでしょう。
事前に入力していたとしても職務経歴が聴くことが多いです。
理由は、あなたの職務経歴をかいつまんで派遣先企業に提案し、派遣先企業へのアピールに使います。
前職の具体的な業務内容、その業務内容から今回紹介する仕事に通ずる内容、この辺りを派遣営業が分析し、派遣先企業へ伝えることにより職場見学での採用率が高まります。
派遣営業はあなたの魅力を引き出し、その後派遣先企業へ魅力を伝えるんですね。
将来の目標はなにか?
例えば、将来キャリアアップしたいという人に対して、キャリアアップの道筋を立てていかないと、いずれその方は退職してしまいますよね。
それを防止するために、将来どういったキャリアビジョンを見据えているのか聴く可能性が高いです。
転職でいい仕事に就くといった目標も立派な目標です。
しかし、登録会に来られる方で目標がない方は全体の8割を超えます。
私自身もこの質問はよくしますが、答えられない方が非常に多いです。
質問に答えられなくても何ら問題はありません
派遣営業は「今あなたがどのように考えているのか」を知りたいからです。
考え方は必ず変わります。1年後どういう風に思っているのか今と同じ考えを持っているかというと、そんなことないですからね。
私は普段こんな質問をしてます
1年後どうなっていたいですか?「キャリアウーマンになりたい」「お金持ちになりたい」こういったものでもいいですよ。
この質問をした後に深堀して、私が言語化をしていきます。
過去の退職理由を詳しく
必ず聞かれる質問の一つとして、過去の退職理由があります
聞く背景としては、下記の通りです。
- 早期退職しないか
- 同じ理由で退職にならないか
- 次の職場で人間関係上手くいきそうか
退職理由で最も多いのは人間関係です。
大事なのは、自らどこまで行動したのか?が大切です。ここまで伝えられると完璧でしょう。
派遣会社としても派遣先にあなたを提案した後、すぐに辞めてしまってはまずいですね。
派遣会社が安心感を得たい背景があるからこそ、退職理由を聞いてくると認識しましょう。
余談ですが
退職理由に自己都合退職とだけ答えるのはNGです。派遣会社からの評価が下がります。
何が理由で自己都合退職したのかを素直に答えるといいです。
理由を隠すことで、派遣営業は「必要な情報を教えてくれない=曖昧な状態で働こうとしている=安心できない」と思うからです。
得意分野と不得意分野はなにか?
できる限り派遣営業はあなたの得意分野に合わせた仕事を紹介し、退職率を下げようとします。
派遣営業の辛い対応の1つに、早期退職の対応があります。それを防ぐための質問です。
また、もし派遣会社が苦手分野の仕事しかない場合、あなたに対してどのように仕事を提案しようか、と考えることも多いでしょう。
一見得意分野と不得意分野はなんですかと聞かれると、これが採用に関わってると誤認識されます。
質問の背景を考えると、派遣営業はこんなことを考えて質問をしているのです。
・あなたにどういう仕事を紹介しようかな?
・苦手分野を紹介する場合、どうやって条件を緩和して、オッケーと言ってもらおうかな?
ちなみに私は下記のような質問をしています。
今までの仕事でワクワクしたことや楽しかった仕事はありますか?
逆に気が乗らない時はどういう時でしたか?
Web面談で聞かれにくいこと3選
聞かれやすいポイントとは反対に聞かれにくい質問もあります。
以下の通りです。
- 自己PRをしてください
- 長所や短所
- 何ができますか?
上記の質問は、ほぼ聞かれません。
理由をそれぞれ解説します。
自己PRをしてください
自己PRは基本しません。
自己PRは?と聞くといかにも面接みたいな感じだね!
そうですね。自己PRを求めていくと、結果として選ばれる派遣会社ではなくなるんです
派遣会社は日々求職者をどのように集めていくのかというのを考えています。
そのため難しい質問をするのではなく、逆にあなたの強みを引き出すような質問をしたり、回答から、強みを見つけ出すように努めていきます。
一般派遣では自己PRはあまり聞きませんが、例えば無期雇用派遣の場合は面接となっていきますので、こういった一般的な面接の質問をする傾向があります。
- 自己PRをお願いします
- 長所と短所は?
- 志望動機は?
しかし、通常の一般派遣ではこういった質問はまずないでしょう。
長所や短所は?
長所短所も聞きません。理由は上記と一緒で、結果として引き出すのは派遣営業の力だからです。
登録者に選ばれる派遣会社になることが、現在派遣会社の生き残りでは大切とされています。
派遣業があなたの長所と短所を引き出すのも、どのように仕事で活かしていけるのか、仕事と結びつけていけるのかを考えるのも派遣営業の務めです。
私自身、現在エリアの教育担当をしており、派遣営業やキャリアアドバイザーの教育をしていますが、基本的にこういった面接のようなヒアリングってのは促進はしてません。
私自身がミステリーショッパーとして他の派遣会社に登録することもあります。
その中で派遣会社からも、この調整は短所もしくは自己PRを求められたことはありません。
何ができますか?
同じような理由で何ができますかという質問も飛んできません。
しかし、例外がありまして、専門知識を必要とする職種は聞かれる確率が高いです。
例えば、事務作業でエクセルを必ず使うような、専門知識が必要な場合です。
派遣先とのミスマッチにつながるためです。
質問の傾向としては、何が出来るかというよりも、派遣先ではこういったことが必要になりますが、大丈夫そうですか?
こういった質問の仕方に変わることが多いでしょう。
Web面談と対面面談の違い
ここからはWeb面談と対面面談の違いを解説します。
主な違いは以下3つです。
- 時間を有効活用できる
- 場所を問わないため、出先でもできる
- カンペを見ながらできる
それぞれ解説します。
時間の有効活用できる
Web面談の場合、実際に派遣会社に行かなくても済むので時間の短縮につながります
以下のようなことができますね。
- プライベートの隙間時間で行うことができる
- 1日にまとめて派遣会社に登録することができる
- 対面面談よりも内容の質は下がるが、時間は短くできる
対面面談の場合は往復でおおよそ1時間から2時間かかっていたものが、Web面談では移動の必要がないため、時間は省略されることが大きなメリットとしてあげられるでしょう。
場所を問わないため、出先でもできる
Web面談は場所を問いません。
家ではもちろん可能ですし、出先でも行うことができます。
私自身、web登録会を主流としておりますが、自宅で受けられる方の割合が8割、外出先で行われる方の割合が2割程度です。
しかし、外出先で受ける場合は注意点があります。
- 音質に注意(外音とか)
- 周りに人がいないこと
音質が死ぬほど悪いことがあります。登録会どころの騒ぎではありません。
ハンズフリーイヤホン(iPhoneの純正イヤホンが優秀)をするなど、対策をしましょう。
また、できる限り背景には人が写らない方が望ましいです。
情報が漏洩してしまう可能性があるためです。
派遣登録会では個人情報はもちろん、会社の機密情報も扱ったりしますので、外で行う場合はできる限り人混みの少ない場所で行うのが良いでしょう。
外で行ってもハンズフリーをしていれば問題ないんじゃないですか?
聞かれることも多いのですが、それはまた別問題なんです。
派遣登録会で大事にするところのポイントとして「常識を持った人」も評価されます。
あまりに人混みが多いところで受けられる場合は常識のない人と思われ、今後勤務したとしてもトラブルを起こしそうだと判断されます。
登録会自体は完了できますが、その後の仕事紹介の連絡はこないでしょう。
カンペを見ながらできる
これはWeb面談ならではのメリットです。
Web面談ではカメラに映っていないところまでは把握はできません。
カメラが見えてないところでは、ぶっちゃけやり放題です。
正直web登録会では特に事前準備をすることは必要はありませんが、確実に採用されたいと思われる場合は下記を準備するといいでしょう。
- 自己紹介職務経歴の退職理由
- 将来の目標
この辺りはカメラに見えないところに隠し、カンペとして利用すると答えやすくなります。
また、Web登録会でも気をつけるべきポイントがあります。ポイントをおさえておかないと、登録会をしたけども連絡が来ないことにも繋がってしまいます。
下記の記事で登録会での気をつけるポイントを厳選して8つ解説しています。
スマホしかない場合でも問題なし
スマホしか持っていなくても、何も問題はありません。
私の経験上10人中9人はスマホで行ってるイメージです。
しかし、スマホで行う注意点は下記の通りです。
- スマホは固定しておくこと
- 充電には気をつけること
よく、スマホを手で持ちながらWeb面談をされる方がいますが、画面がユラユラして面談どころではありませんし、結果として選ばれない人になりますので、必ずスタンドを利用しましょう。
100円ショップでも購入できます。
また、パソコンの場合、機器トラブルが多発し、カメラが映らない。音声が聞こえない。といったトラブルが多いものです。
それに比べ、スマホでは日頃使っていることから、使い方にも慣れている分、トラブルも少ないです。
さらにハンズフリーを簡単に使うことができるため、今の時代はパソコンよりもスマホの方がいいかもしれません。
マスクはするべきなのか?
できればマスクは外した方がいいです
理由は3つあります。
- 派遣登録会では、第一印象が重要されるため
- 家の中でマスクをしていたら、違和感しかないため
- 表情が分からない
派遣の登録会で最も重要な部分は、第一印象です。
Web登録会でも対面面談でも、開始7秒の挨拶で決まります。
勤務条件によって多少異なっていきますが、第一印象が良かった場合、その後の会話も盛り上がり採用率が高まります。
しかし、外出中だった場合で登録会を行う場合はマスクをしてもいいでしょう。
ただ、その場合でも一言派遣会社には断りを入れた方がいいです。
最初の挨拶が終わった後に、只今外出しているため、マスクを着用しながら行ってもよろしいでしょうか?と断りを入れておくとより親切で採用率が上がります。
Web面談での注意点4つ
ここからはWeb面談での注意点を4つ紹介します。
- 服装はスーツで
- Web面談時の背景の設定
- ネット回線を安定させる
- ニックネームの設定をチェックしておく
それぞれ解説します。
服装はスーツで
本気で仕事紹介を狙ってる方は、スーツ一択です。
派遣会社から来る案内文には「私服でお願いします。もしくは私服可能。」と書かれてることが多いです。
だからこそ、差別化を図るためにスーツが効果的なんです。
スーツを着た時に相手に与える印象は以下の通りです
- 安心感のある人
- 仕事に責任感がある人
- ちゃんとスーツを持っている
派遣に登録される方は、スーツを持っていない方が多いです。
派遣会社はあなたの安心を買って、お仕事の紹介をします。
間違ってはほしくないことは、あなたのスキルを買って採用する、ではないことです。
これは私自身も経験上、スキルがあったとしても安心がない人は採用していません。
スーツを着ると不思議なもので、安心感もありますし、仕事に対する向き合い方がちゃんとしてる人だと感じることが多いです。
下記にあてはまる方で、スーツを持っていたら是非試してみてください。
- 自分には何も取り柄がない
- 得意分野なんてない、仕事紹介してくれたらそれでいい
- とりあえず繋ぎで働きたい
きっと担当営業からも「スーツじゃなくてよかったのに」と言われることでしょう。
それを言われたら勝ちだと思ってもらえれば大丈夫です。
Web面談時の背景の設定
web面談時の背景は下記を気をつけるといいでしょう。
- 背景は壁
- なるべく生活感を出さない
- 場合によっては、設定で背景をぼかす
家で受ける場合は背景がごちゃごちゃとなっていた場合は落ちる可能性もあります。
中には、洗濯物が映りこんでいる方もいましたね。私生活が見えることは、対面面談にはないデメリットの部分です。
どれだけ面談内容が良かったとしても、第一印象が良かったとしても、家が散らばっていた場合、実はガサツな人なのかなと担当営業が考えてしまいます。
ここからマイナス評価につながるわけです。
背景まで気にしてWeb登録をされる方は、案外少ないです。
しかし採用の一個のポイントになっていることは間違いありません。
派遣営業は画面に映っている情報や状況しかわかりませんからね。
ネット回線を安定させる
ネット回線をできるだけ安定させるよう気をつけてください。
- Wi-Fiをつなぐ
- Wi-Fiが不安定ならスマホの回線に切り替える
- 電波のつながりやすい部屋に行く
回線速度は上り下りが1Mbps以上あればOKです。
150kbps未満の方はカクカクしますので注意してください。
回線速度はネットで「回線速度 測定」と調べるといっぱい出てきます。
回線速度は面談で最も重要です。
どれだけ事前準備をして、どれだけ印象良くしたとしても、ネット回線が遅かった場合、カクカクしてしまい、会話どころではなくなります。
私自身も担当させていただいた経験上、ネット回線が遅い場合、質問することをあきらめてしまいます。
電話登録であったりと、違う登録方法に切り替えることがありますが、ただネット回線が第一印象として捉えられることには間違いありません。
ニックネーム設定をチェックしておく
ニックネームで入られると、触れていいのかだめなのか、ツッコむべきなのか非常に悩みます。
意外と設定を忘れてしまい、普段趣味で使っている名前のまま載せてしまってる方がいます。
担当によってはそこからアイスブレイクを取ったり、笑い話にしたりは出来することできますが、できればフルネームで書いた方がいいでしょう。
現在、Web面談では、ZOOMもしくはマイクロソフトから出しているTeamsが主流です。
FaceTimeを使っている会社もありますね。
普段から利用している方は、設定の変更方法も知っていると思いますので、登録会のときだけはフルネームに変更するといいでしょう。
大手企業になってくると専用のシステムを使っている場合もあります。
専用のシステムの場合は、改めて氏名を設定をするためトラブルは起きにくいので安心ですね。
Web面談後の流れ4STEP
Web面談後の流れは下記のステップで進みます。
- 派遣会社からの仕事紹介
- 派遣先企業との顔合わせ職場見学
- 入社手続き
- 入社
それぞれステップごとに大事なポイントを解説します。
STEP1:派遣会社からの仕事紹介
派遣登録会が終わった後、派遣会社からあなたにお仕事の紹介があります。
大抵の場合は、ここで具体的な時給や勤務条件、業務内容が分かります。
もちろん、条件によっては断る事も可能です。
しかし3回以上断ってしまうと、派遣営業からはあなたに紹介しても無駄だと思われてしまうため出来る限り理由を具体化して断ると良いでしょう。
「その仕事でお願いします」となった場合、STEP2に進みます。
STEP2:派遣先企業との職場見学(顔合わせ)
次に来るのが、派遣先企業との職場見学です。ここが第二の関門だと思ってもらえれば大丈夫です。
最終関門は入社後1週間です。
派遣登録会で聞かれる内容とは若干異なります。面談の目的が異なるためです。
一般的に職場見学は落ちないとされていますが、気を抜くと3割ぐらいの方が落ちます。
職場見学での対策は以下の記事でも解説してますので、参考にしてみてください。
STEP3:入社手続き
職場見学が終わり合格がでた後は入社の手続きを行います。
Web面談に対応してくれた会社であれば、大抵の場合入社手続きもwebでできます。
場合によっては入社の手続きだけは会社に来て欲しいという要望もありますので、その際は対応しましょう。
また、入社手続き時の交通費はお支払いされないことが多いです。まだ入社してないからです。
入社手続きで雇用契約書を渡されますので、非常に大切なものですので後からしっかり内容を読み込んでおきましょう。
雇用契約書を渡されたら、入社確定です
STEP4:入社
最後に入社です
初日の入社日は、派遣営業も同席されることが多いです。
派遣業界ではこのことを「アテンド」とよんでいます。
入店初日はかなり不安もあるかとは思いますが、入社初日からバリバリ仕事を依頼されることはありませんので、下記に意識してもらうだけで大丈夫です。
- 言われたことをちゃんとやること
- 挨拶をしっかりすること
ここを大事にしてもらえれば特段問題はないです。
改めて、入社おめでとうございます。
職場見学(顔合わせ)もWeb面談できるの?
職場見学もweb面談にすることは可能です。
2023年2月時点でWeb面談に対応している企業は全体の7割を超えています。
しかし、確実にweb面談に対応しているかどうかは、派遣営業しか知り得ない情報のため派遣営業に確認するといいでしょう。
もちろん業種により職場見学は会社に来ることが当たり前としている企業もあります。
例えば派遣の業界でも販売業界ではWeb面談は主流で行っていますが、介護の業界で見ると直接会っての対面面談を望んでいる企業の方が多いように思います。
どの職種につくのかにより、Web面談が可能なのか、そうじゃないのかの割合が変わってくると感じています。
Web面談で採用率を上げる方法
Web面談で採用率を上げる方法は三つあります。
- 第一印象を良くする
- 勤務条件を少し背伸びする
- 自分のいいところを伝えるのではなく、ネガティブな点を無くす
それぞれ解説します
第一印象を良くする
これはWeb面談に限らず、派遣登録会に通じることですが第一印象でWeb面談はほぼ決まります。
理由が二つあります。
- 実際に就業した際に問題を起こさなそうと感じるため
- 第一印象によって質問される度合いが変わるため
では、第一印象は何で決まるのでしょうか?
第一印象はメラビアンの法則の通りに判断されます。実際に話した内容よりも、それ以外の「視覚」「聴覚」の情報が大切になりますということです。
勤務条件を少し背伸びする
二つ目は勤務条件を少し背伸びすることです。
記事冒頭でもお伝えしましたが、大事な部分なのでもう一度お伝えします。
どれだけ印象が良かったとしても、勤務条件がガチガチに固められている場合は、仕事紹介を受けられません。
例えば、どれだけ新築で理想的な物件を見つけても、家賃がめちゃ高かったら選びませんよね。
この考えと同じです。
派遣の登録をしたけど、その後仕事紹介を受けられなかったという場合は第一印象が悪かったか、勤務条件が合わなかったか、このどちらかです。
あなたのスキルが足りなかったから仕事紹介を受けなかったということは、派遣では少ないです。
未経験での募集の割合が派遣では多いからです。
では、この勤務条件は何を見ているのでしょうか
- 出勤日数:週に何日勤務したいのか
- 勤務期間:短期希望か長期希望か(長期は3か月以上)
- 勤務時間:何時から何時まで可能か
- 通勤距離:通勤時間は何分以内か
- 勤務曜日:平日のみなのか、土日もOKなのか
- 希望時給:最低可能時給はいくらか
職務経歴や退職理由に関しては、おまけ程度しか聞いておりません
勤務条件さえ合えば、退職を繰り返していたとしても、退職理由が完全に自己都合わがままなだったとしても、バックレて辞めたとしても、派遣会社がうまく派遣先に伝えて乗り切ることができます。
そのため、派遣登録会ではまず一番大事になってくるのがこの勤務条件。
コツとしては、「面談途中でこの勤務条件に合うお仕事はありそうでしょうか」と確認しながら進めていくのが良いでしょう。
派遣営業の顔色が悪かったり、雲行きが怪しかったりする場合は、「勤務条件がどのような勤務条件だったら仕事紹介は大丈夫そうでしょうか」と確認してみるといいですね。
ここをあまり聞かずに登録される方が非常に多いです。
派遣営業としては、もって聞いてくれても全然大丈夫なのにと思ってることがほとんどでしょう。
自分のいいところを伝えるのではなく、ネガティブな点を無くす
web面談ではあなたの良いところを見つけ出すというよりも、あなたの悪いところを減点方式で採用していることがポイントです。
自分の強みを全面的に押し出すのではなく、自分の弱みをどれだけ隠すのか、どれだけ会社にとって害のない人なのかを示すことが採用においては最も重要なポイントです。
強みを出せる人であれば、正社員の採用を考えてみてください。
派遣登録会で落ちるという概念はほぼありません、しかし派遣登録会でその後連絡がないというパターンがほとんどでしょう。
下記に気をつけてください
- 敬語が使えない
- 態度が悪い
- 質問に対してあまりにも答えがかけ離れている
- 肘をつきながら話している
礼儀や配慮を持って、登録会が出来る方は、第一印象と勤務条件が良ければ仕事の紹介があります。
そのため、ネガティブな点を少なくするというのは、そこまで気にしなくてもいいですね。
上述のポイントで気になるのが、質問に対してあまりにも答えがかけ離れているのはどの程度なのか?だと思います。
PREP法という方法を使って答える質問に対しての回答はズレにくいですよ。
結論、理由具体例結論、この頭文字を取ったのがPREP法です、詳しくはググってみるといいでしょう
PREP法を使った答えとPREP法を使わずに答えた場合は与える印象が全く違います。
よくある質問4選
まとめ
この記事ではWeb登録会で聞かれることとポイントを解説しました。
- 聞かれることは答えられる質問が多いが、「勤務条件」と「第一印象」に気を付けよう
- web面談ならではのメリットは多いが、カンペを見ながらできることはデカい
- 登録会は良いところを見せるよりも、安心感を与えた人が勝利する
- 面談時の背景設定が、かなり重要のため、背景は壁がいい
派遣登録会に来られる方で「私は〇〇できます!」とアピールされる方がいますが、派遣営業が知りたいことは違います。
逆に「できるアピール」をされると、派遣先でも自己主張が強くてトラブルのもとになるんじゃないか?とマイナス評価につながるでしょう。
派遣登録会では相手に安心感「勤怠の乱れはありませんよ。トラブルは起こりませんよ。派遣先のやり方に柔軟に対応できますよ」このあたりに注力して、純粋に会話を楽しめるといいですね。