- この記事で解決できる悩み
- 40代の主婦で派遣の仕事が決まらない原因を派遣会社目線で教えて欲しい
- 決まらない人がやりがちな事を知りたい
- 【なんで仕事紹介がない?⠀】派遣に登録したあと、派遣会社は何をしてる?
- 本記事の信頼性
現在も派遣営業として、数多くの40代主婦で派遣応募される方と対応してきました。その中でも仕事が決まる人と決まらない人には決定的な違いがあります。
派遣は勤務条件が選べ、時給も高く派遣会社のサポートがあるためおすすめ。仕事内容も自分に合ってそうだったし。
その思いで派遣にいざ登録したものの、まったく仕事が決まらないこともあるでしょう。
この記事では、現役派遣営業として、主婦を派遣先に日々提案している経験から、どうして仕事の紹介がないのか、決まらないのかを具体的に解説していきます。
本記事の内容を実践することで、仕事の紹介されやすさや、仕事が決まる確率を大幅にUPできますよ。
ほとんどが手軽にできる対策のため、さっそく実践してみましょう。
- 主婦におすすめの派遣会社
派遣は正社員と同じ面接対策をしても意味がない
日々、派遣登録会をする中で、正社員応募に対しての面接対策をしてこられる方が多いです。
根本からズレてしまっているため、いくら面接対策をしても効果はありません。むしろ時間の無駄になってしまうでしょう。
まずは、派遣と正社員で求められる人物像の違いを解説します。
正社員は「スキルや経験」、派遣社員は「勤務条件と人柄」で決まる
正社員は「スキルと経験」、派遣社員は「勤務条件と人柄」で選ばれるんです。
採用の目的が全く違うためです。
- 正社員の採用目的
-
正社員を目指すなら、スキルと経験が評価されます。
企業は長期間にわたって活躍してもらいたいと考えていますから、事務職でも販売でも、経験とスキルがどれだけ企業のビジョンに合うかが重要になるんですね。
- 派遣社員の採用目的
-
一方で、派遣社員は状況に応じて柔軟に対応できる人が選ばれます。派遣先での勤務期間は短いことが多いから、勤務条件や人柄が大事です。
派遣先によって仕事のやり方や対応を変えていける柔軟さが最も大事になります。
このことから、正社員は「スキルや経験」、派遣社員は「勤務条件と人柄」で決まるのです。
【40代はスキルと経験が大事】は、派遣では嘘
40代で採用されるためには、スキルや経験が最も大事だ。一般的にはこういわれるでしょう。
しかし、派遣ではこの考えは当てはまりません。
正直、派遣で仕事の最前線に立って、バリバリやってほしいという企業はありません。
それよりも、今あるやり方を忠実に守って、決められた時間、決められた仕事を着々とこなしてくれる人を求めているのです。
そこで大事になってくるのが、勤務条件です。決められた時間、決められた曜日にいてほしいのに、いてくれないと意味がありませんからね。
また人柄はいわば周りとコミュニケーションが取れる人です。
仕事ができなくても、コミュニケーションをしっかりとれる人であれば、仕事を進めていくことができるため重宝されます。
派遣では、資格をいっぱい持っていて、輝かしい過去の経験がある人よりも、経験や知識はそこまでないけど、印象がとにかく良い人のほうが採用されています。
40代主婦が派遣の仕事が決まらない原因
- できない理由を述べ、やろうとする努力が見えない
- 仕事に対しての自信がない
- 勤務条件から理想ばかり追いかけている
- 応募した派遣会社の特徴を知らずに受けている
- 上から目線
できない理由を述べ、やろうとする努力が見えない
40代主婦が派遣の仕事に就けない一つの大きな理由は、「できない理由」を強調し、努力の姿勢が見えないことです。
- 子供が発熱した時を考えておかないと
- 子供の行事が突発的に入ったらどうしよう
- 家族旅行を計画したらまとまった休みは取れるかな
こうやってリスクを考えることは非常にいいことです。
しかし、リスクをそのまま派遣登録会のときに伝えていませんか?
例えば、「子供が発熱した時でも、休みがとりやすい職場が希望です」私も登録会をしている中で、よく言われます。
あと一歩足りないんです。
以下のように言い換えてみてください。
「子供が発熱することもあると思いますが、できる限り親の協力を仰いでいきます。それでも難しい場合は、お休みをしてしまうこともあります。」
コツは以下の通りです。
- 自らが動ける範囲を伝える
- 職場提供に対して、希望を言わない
- 出勤することを第一に考えていると伝える
ちなみに、このコツを取り入れて言うことで、飛躍的に採用率は上がりますよ。
これが言えている人は、10人に1人です。
仕事に対しての自信がない
自信のなさも、派遣の仕事が決まらない大きな要因です。不安や緊張は自然な感情ですが、それが伝わると企業はリスクを感じます。
派遣で仕事が決まる人は安心感がある人です。
- 未経験なので不安ですが、できる範囲で頑張っていきます
- 経験はありませんが、できるようになるために家事の合間で勉強していきます
どっちがいいですか?
採用側に立ったと想像して、どっちを選ぶのか考えてみましょう。
仕事は不安しかありません。
しかし、できないとそのまま伝えるのではなく、できるようになるためにやっていくことを伝えることで、採用側は安心感が得られ、自信をもって仕事紹介ができるようになるのです。
勤務条件から理想ばかり追いかけている
理想ばかりを追求することは、自分自身を制限してしまう行為です。現実的な条件を考慮しないと、良い仕事に出会うチャンスが減ります。
派遣の仕事はネットで見てもよくわかりません。曖昧なことしか書いていませんし、いいことしか書いていないんです。
よく、事務職の求人を見ると「残業なし!」と書いていませんか?
でも実際は、平均残業10~15時間なんです。
コツは次の通りです。
- 求人情報を鵜呑みにしないこと
- 希望する業種のデメリットもリサーチすること
そして、派遣登録会の時にこのように伝えてみてください。
〇〇の業界は△△といったきつさはあると思います。それでも〇〇をやっていきたいと思っています。
きっと派遣営業の反応は変わりますよ。
理想を追いかけて応募するよりも、現実を調べて応募しましょう。
応募した派遣会社の特徴を知らずに受けている
どの派遣会社も一緒だと考えている人は考えを改めましょう。
派遣会社によって得意な職種が違います。
大手企業でも、部署や担当者が違えば、専門性も違います。派遣会社も同じです。
たとえば、目に入った事務職の求人に応募したとして、その会社が販売職が得意な場合、事務職の求人は少なくて、提案できる仕事もほとんどないでしょう。
どの派遣会社がどんな職種に強いかは、以下の記事で詳しく紹介しています。ぜひ、参考にしてみてください。
上から目線
自分の願望ばかり伝えると、上から目線と思われがちです。
誰もが尊重されたいと思いますよね。しかし、上から目線で話すと、企業側は「この人、チームに合うの?」と疑問に思います。柔軟性と協調性、これが大事です。
たとえば、「自分は〇〇が得意だから、それに合った仕事を紹介してほしい」という言い方はちょっと上から目線。
それを、「〇〇の経験をしてきました。できれば次の仕事でも活かしていきたいと思っていますが、そうするとお仕事は減ってしまいそうでしょうか?」と言い換えてみてください。
このように、願望を伝える場合は、派遣営業にも質問を投げかけて、話を進めてみてください。
派遣営業が上から目線と感じにくくなります。
40代主婦が派遣の仕事が決まらないを解決する方法
- 人気の高そうな案件はあえて避ける
- 勤務条件を絞りすぎない
- 「物腰を柔らかく」を意識する
- 学び続ける姿勢を見せる
- 自分語りをしすぎない
人気の高そうな案件はあえて避ける
人気の高い仕事に応募しても、競争が厳しくてなかなか採用されません。最初は給料が低くても、その後昇給のチャンスがある仕事を選ぶのがおすすめです。
人気の高い案件は以下の特徴があります。
- 時給が1,600円以上
- 誰でもできそうで簡単な仕事内容
平日のみの時短勤務可能な仕事はよく見かけますよね。
そうですね。しかし、その中でも時給1,600円で時短勤務可能など、魅力的な案件はなかなか採用されません。
経験者がたくさん応募してくるから、新人は厳しい。さらに、職場見学の時に他の派遣会社の人も来ているから、採用される確率はさらに下がります。
結局、人気の仕事ばかり狙って、仕事が決まらない。そうすると、「自分はダメなんだ」と思ってしまい、気持ちが下がる。それは避けたいですよね。
そのため、最初は少し給料が低くてもいい。大事なのは、その後に頑張って昇給するチャンスがあるかどうか。その方が、長い目で見ると成功への道です。
勤務条件を絞りすぎない
勤務条件を細かく絞りすぎると、仕事が決まらない可能性が高くなります。
- 勤務時間は16:00までには絶対に帰らないとだめです!
- 家から10分以内の勤務地がいいです!
- 時給は1,600円以上で!
- 在宅勤務ができるところでお願いします
1つだけならまだしも、いくつも出てくると、派遣営業はあきらめます。
私も諦めます。
一つ一つ、条件を緩和していくのがいいかもしれませんが、要望が多すぎると「話しても難しそうだな」と感じてしまい、諦めてしまうのです。
結果。「仕事があったらまた連絡しますね」「社内選考します」と言われ、そのまま連絡がないのです。
「物腰を柔らかく」を意識する
非常に大切です。
冒頭にお話しした通り、正社員では「スキルや経験」を見られますが、派遣では「勤務条件と人柄」を見られます。
柔軟に対応できる考えを持ち、相手の考えを尊重して、やり方に沿って頑張ります。
といった姿勢が見えると採用率が高まります。
相手の意見に反論から入るのではなく、肯定しながら話を進めていくといいですよ。
学び続ける姿勢を見せる
20代の時の仕事への熱意を思い出してください。
20代で仕事をし始めたときの「学びます!」という姿勢はそのまま維持できていますか?
40代になり、以下のような考えに変わっている方は多くいらっしゃいます。
- 研修で教えてくれないと無理
- 新しく覚えるのがしんどいからゆっくりじっくり教えてほしい
- プライベートでは自主勉強したくない(そんな時間ない)
その姿勢は派遣営業に伝わってしまいます。
確かに、子育てをしながら「自主勉強」は非常にしんどいでしょう。ただでさえ家事もやること多いですし、夫も子供みたいなもんですし。
自主勉強がすべてではありませんが、仕事に対しての姿勢は、それくらいまでする姿勢を見せるといいことを覚えておきましょう。
自分語りをしすぎない
自分語りをしすぎると、派遣営業も興味を失ってしまいます。
- 短い会話のキャッチボールを心がける
- 結論から話すPREP法を使う
「話さなきゃ」「何か言わないと」と焦って、派遣営業に無関係なことまで話す人がいます。しかし、これは逆効果。結局、何が言いたいのかわからなくなってしまいますからね。
意識するだけで改善できる内容なので、明日からPREP法を意識してみてくださいね。
【決まらない人がやりがち】40代主婦が派遣の仕事を応募する際の注意点は?
- 1つずつ仕事を応募する
- 求人内容に書いていることを全てと思ってしまう
- 経験がないからと言って諦める
1つずつ仕事を応募する
40代の主婦が派遣の仕事を探す際、1つずつ仕事を応募するのはおすすめできません。
派遣会社は登録しただけでは採用にはなりませんので、何社も応募して問題ありません。
ただ、登録するとメールや電話が結構来ますので、採用が決まったら連絡をしないように伝えておくのが良いでしょう。
- 仕事の選択肢が広がる
- 仕事が断られた時のリスクを分散できる
- 時間短縮になる
求人内容に書いていることを全てと思ってしまう
仕事が決まらない方の特徴として、求人誌に書いてある内容がすべてと思っている方です。
求人誌に書いてある内容の仕事は応募してもほとんど紹介されませんので、参考程度にとどめておきましょう。
求人内容って、基本、いいところばかりが書いてありますよね。これは企業が人を集めたいからです。だから、全部が100%本当とは限らないんです。
例えば、求人に「残業なし」と書いてあっても、実際は月に10時間くらい残業があるケースもよくあります。
また、派遣会社に応募し登録会をした際に、求人情報と違う仕事を紹介されることがあります。
なぜなら、タウンワークなどの求人誌に出てる仕事は、その派遣会社が持ってる一番いい仕事です。そういった魅力的な仕事を掲載させて、登録してもらい、別の仕事を紹介するんですね。
経験がないからと言って諦める
多くの人が「経験がないから」と思って諦めがちですが、派遣なら経験不問の仕事も多いんですよ。
大切なのは「できるかできないか」ではなく「やってみたい」という意欲。その気持ちがあれば、行動につながり、行動が結果につながります。
仕事が決まらない方の特徴として、行動量が明らかに足りていないことも特徴的です。
その行動を紐解いていくと、「自分にできる範囲で仕事を探しているから」がほとんどなんですね。
逆に仕事が決まる人は、「自分にできるかわからないけど、面白そうだから応募した」こんな軽い気持ちで応募している方が多いです。
【派遣の裏側】応募後の派遣会社の動きを知ろう
ここからは、私が実際に主婦の方が応募された後、どのような動きをして、あなたへ連絡をしているのかをステップごとに分けて解説します。
- STEP1:派遣登録会で「勤務条件」と「人柄」で判断
- STEP2:1番提案しやすい人を派遣先へ提案する
- STEP3:派遣先への提案で「どういった活躍ができるのか」を提案する
- STEP4:派遣先からの回答からの切り替えしを考える
- STEP5:職場見学をする
派遣登録会で「勤務条件」と「人柄」で判断
派遣登録会は、派遣で働く上で避けては通れません。必ず行います。
派遣登録会は現在ではweb面接が主流で、所要時間は30分程で終わります。
先にお伝えすると、最初の3分で大体紹介するかしないかを決めます。
最初の3分で以下が分かります。
- 第一印象
- 会話のテンポ
- 話し方
- 勤務条件(事前に頂くため事前にわかる)
今までの経験を伺う前に判断するのです。
現在私自身、派遣登録会を担当している営業に向けて、ノウハウ提供や研修を行っています。
研修をする中で、大抵の派遣営業は上記の通り、3分以内に判断していますよ。
派遣登録会で合格を勝ち取る第1歩は勤務条件と人柄なのです。
1番提案しやすい人を派遣先へ提案する
同じ求人に応募者が複数名いる場合があります。
この場合、派遣先へは全員紹介するのではなく、選別した1人を紹介します。
いわゆるこれが社内選考ですね。
社内選考は派遣登録会の段階で決めています。
複数名いた場合でも即断です。1分もあれば判断できます。
- 勤務条件が派遣先の求めている条件にあってるか
- 安心できる人か
この2つです。
派遣登録会は安心感を与えたもの勝ちです。
本記事を参考にしてみてください。
派遣先への提案で「どういった活躍ができるのか」を提案する
次に派遣先に電話で候補者を提案します。
何を提案しているのかを暴露しますね。
- 候補者の勤務条件
- 候補者の前職
- 入社後に活躍できそうなイメージを湧かせる
- 他の派遣会社から候補者があがっていないか確認
- ご縁があった場合、いつから勤務ができるのか
ここで大事なのが「入社後に活躍できそうなイメージを湧かせる」です。
これをしないと提案の通過率が下がります。
案外提案することの多くが、前職での経験よりも、人柄から提案することが多いです。
- コミュニケーションを大切にしているため、適時確認をしながら仕事を進めることが出来るため、ミスが少ない
- 仕事に対しての熱意があり、将来○○を考えている。他の人と比べると学ぶ姿勢が強いため、今後の期待値が高い
こういった感じでスキルを押すのではなく、人柄や熱意を押しているのです。
ここは冒頭に話した通り派遣である特徴ですね。
派遣先からの回答からの切り替えしを考える
STEP3で提案した際に派遣先からの疑問や質問が来ます。
社内で検討したいと持ち帰られることもありますが、大抵翌日には回答が返ってきます。
「いつ頃職場見学できますか?」と聞かれることがほとんどですね。
稀に、条件に合わなかったので見送りしたいです。と回答があるかともあります。
この場合、どういう条件が合わなかったのかを確認し、あなたへ条件の交渉をするのです。
職場見学をする
あとは職場見学をします。
職場見学は落ちないと言われていますが、40%の確率で落ちます。
職場見学の当日の流れや、実際に聞かれることが気になる方は以下の記事を参考にしてみてください。
40代主婦が派遣を選ぶことで得られるメリット
この記事を見ているということは、既に派遣のメリットは感じていると思いますが、改めて派遣を利用するメリットをお伝えしますね。
- 短期間で仕事を見つけることができる
- 家庭とのバランスを保ちながら働ける
- 金銭的に安定して、家庭生活にも余裕が生まれる
短期間で仕事を見つけることができる
派遣は応募してから10日から2週間で仕事が開始します。
もちろんパートの方が入社までは早いですが、正社員よりは早く決まります。
また、1回の面接で採用が決まるため、正社員面接のように○次面接と何度もやる必要が無いのです。
そもそも主婦は家事や子育てでギリギリの時間を捻出しています。
少ない時間で仕事が決まりますし、段取りは全て派遣会社がやってくれるので楽です。
家庭とのバランスを保ちながら働ける
勤務条件を選べることが派遣の魅力です。
さらに勤務後にもライフワークが変わることもあります。
条件を変更したい場合でも、派遣会社が対応してくれるんですね。
プライベートでのライフイベントに合わせた働き方は正社員にはなかなか出来ません。
両立を可能にできるのが派遣なのです。
金銭的に安定して、家庭生活にも余裕が生まれる
派遣は給料が高いです。
扶養内で働く場合でも少ない時間でまとまった給料を得ることが可能になりますね。
それこそ、子供の習い事をさせたいとか、自分へのプレゼントをしたいとか、そういったものができるようになってくるでしょう。
40代主婦におすすめの派遣会社
40代におすすめの派遣会社は以下の通りです。
上記は大手派遣会社となりまして、主婦が働きやすい条件での仕事が豊富です。
- 平日のみ
- 事務職
- 在宅ワーク可能←ここを狙うならランスタッドがおすすめ
- 時短勤務可能←ここを狙うならリクルートスタッフィングがおすすめ
とはいえ、派遣の仕事も無限にあるわけではありません。早い者勝ちでもあります。
人気求人は求人が出たら直ぐに埋まってしまうので。
登録は無料で3分でできますので、事前に登録しておいて、最新の求人情報を察知しておくといいですよ。
登録しないと見れない隠れ案件も見つかります。