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12年の派遣営業の経験から、派遣先企業から「手放したくない」と思ってもらえる人の共通点が見えてきました。以外にも専門スキルの高さではないのです。
・自分は仕事で役に立ててるのかな?
・次の契約更新ちゃんと更新されるかな?
・できる人に見られたい!
仕事をしていると悩みは尽きないものです。
手放したくない派遣社員の特徴を理解し、自分自身に取り入れることで、派遣切りを回避できるだけではなく、正社員に近づくことができます。
今までの派遣営業経験をしてきたなかで見えてきた、手放したくない派遣社員の特徴の共通点を解説します。日々派遣先企業の責任者と最前線でやり取りをしていることから、よりリアルな話ができると考えています。
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手放したくない派遣・優秀な派遣社員の10つの特徴
手放したくない派遣社員の特徴は次の通りです。
よく、スキルが高い人は手放したくないと言われていますが、実際は違います。
今後活躍がイメージできる派遣社員が手放したくない派遣社員です。
「なんでこの人が正社員なの?」と思ったことはないでしょうか?
あります。私のほうが頑張って仕事しているのにって思ったことが。
その根本的な違いを紐解きます。
正社員の求める目線を知っている人
正社員と派遣社員の企業が求める目線は異なります。
簡単に言うと
- 正社員は会社のビジョンの実験
- 派遣社員は目の前の仕事の処理
こうなります。
将来を作り上げていくのか正社員で、今をこなすのが派遣社員なのです。
派遣社員としてはたらく際、仕事の範囲を決められる、プライベートを優先させる人は多いでしょう。
これは企業が求める正社員とは正反対の考えです。
企業のためにどれだけ尽くしてくれるのか、会社のビジョンに目掛けて仕事をしているのかを見られるのです。
ぱぱだんごさん。。ブラックな発言ですね!
すみません。しかし、ここを抑えておかないと手放したくない派遣社員にはなりにくいのです。
当たり前のことを継続する
やってると思うよ!
こう思われた方に質問です。
- 毎朝元気よく挨拶をする仕事の日は必ず行っていますか?
- この1年、遅刻欠勤はありませんか?
- 電話で返事ができない時はメールで即返信していますか?
上記の質問は、働く上で当たり前と言われていることです。
しかし、実際に振り返った時にサボっちゃった日がある人が9割です。
もう少し細かくお伝えします。
遅刻、欠勤しない
- 前日に飲みすぎてしまって寝坊。
- 道が混んでいて遅刻
こんな経験はありませんか。
職場には10分前には到着しておきましょう。
とくに、働き始めて3ヶ月は勤怠がしっかりされているかは見られます。
ここで1度でも乱れると「勤怠しっかりしてない」とレッテルが貼られ、その印象は変わらないでしょう。
返事をする
後でいいやと後回しにする方が多いです。
連絡が繋がらない人が多い中、レスポンスが早いと一目置かれます。
挨拶する
挨拶は自分の出せる100%の挨拶をしましょう。
周りの正社員の方は眠そうに挨拶をしていたり、「うぇー」みたいな挨拶をしていませんか。
それに流されてしまい、自分もそういった挨拶をすると100%の挨拶ではありませんね。
挨拶は一日の始まりです。
始めからきっちりしておくことが大切です。
コミュニケーションを大切にする人
- 何をするにもコミュニケーションが付いてくるため
- コミュニケーションが取れていれば、仕事の質が向上するため
仕事をする上で、必ず誰かとコミュニケーションをとります。
例えば、仕事の依頼があった時もコミュニケーションをとって、仕事の質やゴールを明確にしていきます。
コミュニケーションせず一人で行う仕事はまずありません。
仕事の結果の質を高めたいなら、関係の質を見直すことが重要です。
関係の質→考えの質→行動の質→結果の質→関係の質
この順番で仕事ができるようになっていきます。
よく間違いがちなのは、すぐに結果の質を求めに行ってしまい、それまでのプロセスを吹っ飛ばしてしまう人です。
関係の質を高めることが仕事の質に直結するため、結果として手放したくない派遣社員となるのです。
上司に気に入られるように頑張る人
- ビジネスは上司に気に入られたら優遇される
- 仕事が出来なくても昇格している人は、そういうこと
納得いかない内容ですが、事実です。
どれだけ自分自身のスキルを伸ばしていっても、上司から気に入られなければ評価されません。
例えば、
- 上司の趣味を自分もやってみる
- 上司と飲みに行ってみる
上述した通り、仕事は人と人とのコミュニケーションで進みます。
そして評価をする上司も人間です。
仕事が多少できなかったとしても、かわいがりたい部下にはよくするものです。
スキルの成長がある人
- スキルの成長があると、今後に期待できるため
- 会社はできる人よりも成長してくれる人を望んでいる
今現状が仕事できなくても問題ありません。
しかし、同じ事を何度も指摘されたり、いつまで経っても覚えなかったら、見切りをつけられます。
会社は日々変化するものです。今後も変化し続けていくことでしょう。
会社の方針が急に変わった。これはよくある話だと思います。
今までのやり方が通用しないからやり方を変えているのです。
そこで、新しい考えややり方を柔軟に変えていったり覚えていく必要がありますが、これができないと捉えられると、必要のない社員になります。
逆に、柔軟に対応ができ、スキルの成長が見られる社員は手放したくないと言えます。
タスク管理能力と効率性が高い
- タスクの抜け漏れがない
- 優先順位をつけられている
この2点が重要です。
手放したくない派遣社員は、タスク漏れが少ないです。携帯のメモ機能、ToDoアプリなど、管理方法はさまざま。
人間の脳の記憶はあてにしてはいけません。
2時間もしたら記憶はなくなっています。
「後でやるからOK」とメモをしなかったらタスクが漏れると思いましょう。
タスク管理と同時に優先順位も大切になります。
- 緊急かつ重要
- 重要だが緊急ではない
- 緊急だが重要ではない
- 緊急ではなく、重要でもない
上記4つに区分け、この順番で仕事を進めていくといいでしょう。
重要なポイントは、3,4については、他の人に任せられないか?を考えてみることです。
なんでも自分でやろうとしていくと、結果としてタスクが山ずみになり、パニックになります。
仕事に慣れてきたら、優先順位を考え、さらに誰かに依頼ができないのかを考えて行きましょう。
そして、手放したくない派遣社員は2の重要だが緊急ではないことに時間を割いています。
みんなが後回しにすることに最も注力しているから軸がぶれなかったり、考え方がしっかりしているねと言われるようになるのです。
自己改善と向上心が見える
- 行動から失敗している
- 「こうなりたい」と目標を掲げる
自己改善ができる人は、行動して失敗をしている人です。
行動しなかったら改善もなにもありません。
失敗することは誰しもが避けて通りたいですが、必ず失敗します。
冒頭でもお伝えした通り、アウトプットをしていくと、自然と失敗の数が増え、自己改善のポイントがを実践から学べます。そうやってスキルの成長をしていくのです。
また目標は逆算で立てていくといいでしょう。
例えばこんな感じ。
1か月後の状態 | 半年後の状態 | 1年後の目標 | |
---|---|---|---|
仕事の目標 | ・仕事で〇〇までできるようにする ・一人で一通りの流れができるようにする | ・自分がいないと回らない職場を作る ・派遣会社と面談を行い、自分の立ち位置を振り返る | 今よりも給料を100円上げる |
プライベートの目標 | ・お弁当持参で節約 ・通勤を自転車にしておく | ・副業で単発の仕事をしてみる ・節約レシピをマスターしている | 貯金50万する |
例えば、1年後の目標を定めた場合、それだけでは、具体的な行動が見えてきません。
そこで、半年後、3か月後、1か月後といったように、ゴールから逆算をしていくと、今やるべきことが見えてくるのです。
手放したくない派遣社員は目標を定めるだけではなく、細分化して決めている事がよくありますよ。
発信力があり、自分の意見を根拠をもって発言する
発信力のある人は一目置かれます。
発信力とは、自分の意見を分かりやすく相手に伝えるスキルのことで、コミュニケーション能力の一種です。
- 自信を持っている
- 行動力がある
- 周囲の意見を聞き入れることができる
- 自分の間違いを素直に認め、相手を尊重することができる
- 継続力がある
- 周囲に気を配り、場の空気を読むことができる
- 人を巻き込む力がある
反論だけでは終わらせない
- 反論する際は自分の考えを加える
- その後行動する
これができるのと出来ないのとでは全く違います。
反論意見だけ言う人は、うぬぼれた不幸な人です。
ちなみに、反論すらしない人は、考えのない人です。
どうすればいいの?
以下の2パターンがいいでしょう。
- 賛成して意見をブラッシュアップさせる
- 反論して自分の考えを添える
結構反論だけして、「自分の意見はこう」と伝えない人は多いですよ。
「これどうなった?」と言わせない
- タスクを先回りして処理する
- 進捗中のものは、自ら現状報告をする
手放したくない派遣社員はこれができています。
ここまで行くと正社員よりもスキルが高いと言われるでしょう。
ここまで、手放したくない派遣社員の特徴を解説しました。
まとめると次の通りです。
- 正社員の求める目線を知っている人
- 当たり前のことを継続する
- コミュニケーションを大切にする人
- 上司に気に入られるように頑張る人
- スキルの成長がある
- タスク管理能力と効率性が高い
- 自己改善と向上心が見える
- 発信力があり、自分の意見を根拠をもって発言する
- 反論だけでは終わらせない
- 「これどうなった?」と言わせない
手放したくないな派遣社員って、やっぱり引き抜きされたりするのかな?
されますよ。嬉しい反面ビックリします。引き抜きされる社員や注意点はこちらの記事で紹介しています。
派遣切りを避ける方法
正直、上述したことをおさえることで、派遣切りは最大限回避出来ます。
しかし、派遣切りはあなたのスキルとは裏腹に、会社の経営に左右されます。
どれだけ優秀な派遣社員だとしても切られる時は切られます。
ここからは、派遣切りされた時に備えての対処法を解説します。
- 派遣会社の営業とのコミュニケーションを取っておく
- 上司に媚びを売る
- 今までの功績を話せるようにしておく
それぞれ解説します。
派遣会社の営業とのコミュニケーションを取っておく
- 派遣営業が気に入ってくれて、次の仕事の紹介がされやすくなる
- 派遣営業が派遣先企業に対して、あなたの状況を話しやすくなる
派遣営業とコミュニケーションを取っておくことで、いざ派遣切りに合った場合でも、派遣会社が何とかしてくれます。
連絡頻度は1か月に1回の近況報告で良いでしょう。
正直、安定して勤務していると、派遣会社に連絡する必要ありません。
また、派遣営業もトラブルばかりに目が行って、頑張っている社員に目が行っていないことも事実です。
だからこそ、こちらから1か月に1回は連絡を取って、覚えておいてもらうのです。
連絡はどんな内容でも大丈夫ですよ。
上司に媚びを売る
媚を売るとなんか正統派ではなく、気に食わない気もしますね。
イメージが沸きにくい場合は、上司が扱いやすい部下、をイメージしてもらえれば大丈夫です。
媚を売るというのはゴマを擦ったり、上司にへこへこしているだけではありません。
上司が仕事をしやすいようにサポートしてあげるのも扱いやすい部下の特徴です。
媚を売ることは、今後ビジネスをしていくうえで必要不可欠なスキルのため、伸ばしていくといいでしょう。
今までの功績を話せるようにしておく
- 次の転職活動の時に役に立つ
- 派遣切りされそうな時の武器になる
今までのやってきた功績を話せない人は多いです。
「全国でNo1の実績」「お客様満足度1位」などの実績は必要ありません。
自分の中でこれは頑張ったなと思う実績を話せるようにしておけばいいのです。
後は、その実績に比較するものを付け加えてあげれば、見栄えの良い功績が出来上がります。
次の転職の際にも役に立てられますし、派遣切りをされそうになったときに、対抗手段として発信することをおすすめします。
ここまで派遣切りに備える方法を解説しました。
まとると次のとおりです。
- 派遣会社の営業とのコミュニケーションを取っておく
- 上司に媚びを売る
- 今までの功績を話せるようにしておく
いざ派遣切りされると考えるとちょっと怖いですね。
そうなんです。どうしても派遣社員の特性上、更新は一つのターニングポイントになりますからね。
派遣切りに備えて派遣会社への登録もしておくといいでしょう
3年以内に正社員(直接雇用)を目指す効果的な3つの方法
派遣社員でいられる期間は3年と決められています。
そのため、3年で正社員を目指さないといけないのです。
ここからは正社員を目指す最も効果的な方法3選を解説します。
- 紹介予定派遣を選ぶ・切り替える
- 日々のアウトプットを変える
- 目標を定める
それぞれ解説します
紹介予定派遣を選ぶ・切り替える
派遣会社には3つの派遣方法があります。
- 一般派遣
- 紹介予定派遣
- 無期雇用派遣
その中でも最も正社員への道のりが近いのが紹介予定派遣です。
しかし、紹介予定派遣は求人数が通常の求人の10分の1、自ら希望しない限り紹介してくれない。
ある意味隠れ案件みたいな感じになっています。
仕事を探し始めた時は、紹介予定派遣の存在すら知らない人がほとんどです。
もし、現在派遣会社に所属しているのであれば、派遣営業に紹介予定派遣の案件はありますか?と聞いてみるのも一つでしょう。
紹介予定派遣とそれ以外の派遣方法の違いは下記の通りです。
一般派遣 | 紹介予定派遣 | 無期雇用派遣 | |
---|---|---|---|
雇用主 | 派遣会社 | 派遣先企業(直接雇用後 | 派遣会社(派遣期間中)派遣会社 |
雇用期間 | 有期限(最長3年) | 無期限(直接雇用後) | 最大6ヶ月(派遣期間中)無期限 |
給料 | 時給 | 月給(直接雇用後) | 時給(派遣期間中)月給 |
安定性 | 不安定 | やや安定 | 安定 |
責任感 | なし | なし→あり | なし |
特徴 | ・転職までのつなぎに最適 ・働き方に自由がある ・期間を定めた働き方が可能 | ・6か月後に派遣先の直接雇用 ・直接雇用まで派遣会社がサポート | ・3年以上同じ勤務先で働ける ・派遣社員としての働き方を続けられる |
もっと知りたい | 一般派遣について詳しく | 紹介予定派遣について詳しく | 無期雇用派遣について詳しく |
日々のアウトプットを変える
そして、今すぐできる方法は日々のアウトプットを変えてみることです。
変化前 | 変化後 | |
---|---|---|
仕事で分からないことがあったとき | 「〇〇について教えてください」 | 「〇〇について調べましたが、△△が不明でした。△△について教えてもらえますか?」 |
仕事で指示が来た時 | [はい。わかりました。」 | 「かしこまりました。今回の資料の目的を教えてもらってもいいですか?」 |
納得のいかない指示が来た時 | 「はぁ、かしこまりました」 | 「もし〇〇が目的であれば、△△の方法でやってみるとどうでしょうか?参考までに叩きはこちらで作ってみましょうか?」 |
朝の挨拶 | うぃす~ | おはようございますっ!(にこっ) |
会議中 | はーい | 〇〇についてもう少し詳しく教えてもらえますか? |
仕事で恥ずかしいなどは必要ありません。
間違った発言をしても、発言をしなければ間違いに気づけません。
受動的な仕事の向き合い方をしていると、いつまで経っても正社員への道はやってこないでしょう。
上記の図は一例ですが、是非一つ一つの行動を変えてみると、みるみる仕事の楽しさが変わってくることでしょう。
目標を定める
1か月後の状態 | 半年後の状態 | 1年後の目標 | |
---|---|---|---|
仕事の目標 | ・仕事で〇〇までできるようにする ・一人で一通りの流れができるようにする | ・自分がいないと回らない職場を作る ・派遣会社と面談を行い、自分の立ち位置を振り返る | 今よりも給料を100円上げる |
プライベートの目標 | ・お弁当持参で節約 ・通勤を自転車にしておく | ・副業で単発の仕事をしてみる ・節約レシピをマスターしている | 貯金50万する |
このように目標は、目先の目標ではなく、
先の目標を決め、そこから逆算して今やることを決めていきましょう。
例えば3年後に正社員になると考えたとき、
1年後の姿、2年後の姿でそれぞれどうなっていないといけないのかを考える必要はあるでしょう。
それでもイメージがわかない場合は、大谷翔平選手が使った目標達成シートをやってみると、よりイメージがわいてくるでしょう。
真ん中に「正社員になる」と設定したら色々と出てきますよ!
こういうのもあるんですね。
そうですね。書き出してみると、案外スッキリしたりしますよ。
改めて正社員を目指す方法をまとめると次の通りです。
- 紹介予定派遣を選ぶ・切り替える
- 日々のアウトプットを変える
- 目標を定める
今の職場や派遣会社で悩むのなら強くてニューゲームもあり
今の職場や派遣会社で悩み続ける必要はないと考えています。
- 今までの負をリセットできる
- 入り口(派遣登録会)から失敗しない
- 将来を見据えた話を派遣営業とすることができる
- 派遣の立ち回りをある程度経験しているため、新しい職場でも立ち回れる
- 経験者扱いとなり、給料が上がる可能性が非常に高い
このように、強くてニューゲームをするにあたって、メリットが豊富にありますが、もちろんデメリットもあります。
- 職務経歴に傷がつく
- 職場が変わる
- 行動するのがめんどくさい
他の派遣会社に話を聞いてみるのもありかもしれません。
私自身も派遣営業をしていますが、経験者は給料を高く設定していますし、他の求職者よりも優遇します。
今の環境に変化がほしい時は、まずは派遣会社に話を聞いてみてはいかがでしょうか。
強くてニューゲームにおすすめの派遣会社
手放したくない派遣に関する質問
まとめ|手放したくない派遣・優秀な派遣社員は「正社員の目線をもってる」
この記事では手放したくない派遣社員の特徴と、手放したくない派遣社員の特徴をそれぞれ解説しました。
重要なポイントをまとめると以下の通りです。
- 手放したくない派遣社員は10つあるが、その中でも特に「正社員の目線を持つこと」が大切
- 手放したくない派遣社員はタスクの処理速度が早いのでは無い。優先順位の付け方が上手
- 正社員を目指すのなら【紹介予定派遣】を目指すといい
- 強くてニューゲームで新たな派遣会社で初めてみる