ももこ半年つづけた派遣先で、なんとなく更新されない気がします。でも理由がうまく言葉にできなくて。私って、どれくらいの確率で切られるんでしょうか?



こんなお悩みを解決します。
\ 本記事の内容 /
- 派遣の更新がされない7つの予兆
- 更新されなかったとき、次の仕事は紹介されるのか
- 不安ないま、今日から打てる3つの手
- 簡単に自己紹介
\ 私のプロフィールはこちら /


この記事を書いている私は、派遣営業を13年以上やってきました。登録会の運営から、実際に更新なしを伝える面談まで、現場の両側に立ってきた人間です。
その経験から結論をお伝えします。
あなたが感じている言葉にならない違和感、だいたい当たっています。更新されない現場には、空気が変わる小さなサインが先に出るからです。
ちょっと意外に聞こえるかもしれませんが、その直感が働いている時点で、あなたはもう一歩リードしています。
考えてみてください。
職場の空気の変化を、休憩中にこっそり検索して確かめにくる人。これって、現場をちゃんと見ている証拠ですよね。鈍感な人ほど、何も気づかないまま当日を迎えるんです。
逆にいうと、早く気づけた人ほど、次の一手を落ち着いて打てます。慌てて動いた人より、ずっと有利な場所に立てるんですね。
本記事では、更新されない7つの予兆を現役営業の目線で解説しつつ、もし更新されなかったらどうなるのか、いま何ができるのかまで、順番にお伝えします。



休憩時間にサッと読めるボリュームにしてあります。肩の力を抜いて、どうぞ。
派遣の更新がされない7つの予兆は?


派遣契約が更新されない予兆は、次の7つです。
\ 上から順に、察知しやすいものから並べています /
ひとつでも当てはまったら即アウト、という話ではありません。
重なるほど確率が上がる、という見方をしてください。



先に知っておくだけで、心の準備も次の準備もできます。ひとつずつ見ていきましょう。
予兆①:更新1か月前に面談を求められる
更新1か月前のタイミングで面談を打診されたら、かなり高い確率で更新なしの話です。
派遣営業の心理として、悪い話ほどギリギリに伝えたくなるもの。
そのため、契約終了の1か月前、それも最終週あたりに面談が入ると、内容は良くないことが多いんですね。
私自身も、更新なしを伝えるときは電話ではなく、あえて直接会う場を設けます。
次の仕事の案内まで一気にしたいから。そして改善してほしい点を、時間をかけて丁寧に伝えたいから。この2つが理由です。
逆に、軽い継続の話なら電話一本で済ませます。わざわざ面談を組まれた時点で、相応の話だと身構えておきましょう。



面談って言われた時点で、もう決まってるってことですか?



決まっていることが多いです。だからこそ、面談の前に電話で内容を先に聞かせてくださいと確認しておくと、当日の心の準備ができますよ。
予兆②:次の契約期間だけ短く提示された
さっきの面談は言葉で伝わるサインでしたが、こちらは契約書の数字に出るサインです。
契約期間がいきなり短くなったら、これは更新を見直している合図。
派遣の更新は3か月ごとが一般的ですが、これが1か月や2か月に縮められることがあります。
期間を短くする場合、派遣営業から必ず理由の説明が入りますので、そこは確認できます。



実際にあった話を、ひとつ。
私がアパレルの派遣を担当していたとき、コロナの影響でクライアントの売上が一気に落ちました。
そこから契約終了まで、段階を追ってこう進んでいます。
| 段階 | 変化の内容 |
|---|---|
| 1段階目 | 契約期間が3か月から2か月に変更 |
| 2段階目 | 週5日勤務から週4日勤務に変更 |
| 3段階目 | 勤務時間が1時間短縮 |
| 4段階目 | 契約終了 |
スキルはまったく問題ありませんでした。
だからクライアント側が別店舗を紹介してくれて、いまもそこで働いています。
つまり、期間が短くなる原因は、あなた自身とは限らないんです。
とはいえ、何かが動き始めた合図ではあります。期間が縮んだら、要注意のランプが点いたと思ってください。
予兆③:急に指摘・注意をされなくなった
ここまでは増える変化を見てきましたが、逆に減る変化にも注意が必要です。
急に指摘されなくなったら、これも予兆のひとつ。しかも、自分で気づきやすいサインです。
ただし、指摘が止まる理由は2つに分かれます。
- 仕事ができるようになって言う必要がなくなったケース
- もう改善を期待されず諦められたケース
どちらに当てはまるかは、これまでの自分の動きと、担当者の性格しだい。
問題は後者で、諦められた側だった場合は、はっきり危険信号です。
しかも、上司も人間ですから、態度の端々にも出てきます。
- 挨拶がぎこちなくなる
- 仕事の頼み方が雑になる
- あまり構ってくれなくなる
- あがっていいよと早めに言われる回数が増える
- 急にやさしくなる。
こうした変化が重なったら、後者の可能性が高めです。



やさしくなるのが危険サインって、ちょっと切ないですね。



そうなんです。期待しているうちは、人ってちゃんと言ってくれるものなんですよね。だからこそ、サインに気づいたら早めに動き直すのが正解です。
具体的な動き直し方は、後半の更新されない不安を感じたときにできる3つのことでお伝えします。
予兆④:派遣営業と派遣先のやり取りが増えた
派遣営業と派遣先のやり取りが急に増えたら、その話題はあなたに関することかもしれません。
正直に明かすと、この2者がやり取りする内容は、9割がたネガティブな話です。
\ こんなことを確認してる /
- 業務状況の相談
- スキルが足りているかのチェック
- 現場で問題が起きていないかの確認
人を管理する仕事である以上、どうしてもこうした課題の共有が中心になるんですね。



え、いい報告のやり取りはしないんですか?



ほとんどしないですね。順調ですの一言のために、わざわざ連絡は取りません。だから接触が増えたら、何かしら動いていると見ていいです。
このやり取りの中で、あなたのスキルが話題に上がる場面は多いです。
実際、派遣更新しないのはスキル不足が原因というケースは現場でよくあります。
そこで力不足と判断されると、更新に響いてきます。
予兆⑤:求人サイトに自分と同じ仕事が載っている
求人サイトに自分と同じ仕事が載っていたら、派遣先が人を募集しているということです。
ただ、募集すること自体は悪い話とは限りません。
退職する社員がいる、産休に入る社員がいる、業績が伸びて増員したい。こういう理由なら、まったく問題なしです。
問題なのは、上記に当てはまらないのに募集が出ているケース。
人の異動も退職もない。業績が上がっている様子もない。なのに、自分と同じ仕事の求人が出ている。このときは、入れ替えを考えている可能性が出てきます。
予兆⑥:派遣先に直接雇用の新人が入ってきた
直接雇用の新人が入ってきたら、これは見過ごせないですね。
新しく入ってきたのが派遣社員なら、まだ気にしすぎなくて大丈夫。
でも、契約社員や正社員が入ってきたとなると、話が変わります。
理由は、お金です。
派遣社員は、派遣先からすると人件費が高い存在なんですね。あなたの手取りより高い金額を、派遣先は派遣会社に払っています。
正社員だと採用や育成のコストはかかりますが、長く働くほど1人あたりは安くなります。派遣の場合は逆に、続ければ続けるほど割高な状態が続くわけです。
直接雇用ができたということは、派遣に頼る理由がクリアできたということ。
つまり、わざわざ高い派遣を続ける動機が薄れていきます。
予兆⑦:そもそも派遣先の業績が悪化している
ここまで6つは現場の人の動きでしたが、最後はもっと根っこ、会社そのものの状態の話です。
派遣先の業績が悪化すると、人員削減の対象として派遣社員が真っ先に挙がります。
派遣先からすれば、次は更新しませんと派遣会社に一言伝えるだけ。これがいちばん手軽な人減らしの方法なんです。



こっちは何も悪くないのに、それで切られるんですか?



正直、納得いかないですよね。でも残念ながら、現実としてよくある話です。だからこそ、業績の傾きは早めに察知しておきたいんです。
業績の悪化は、現場のこんなところからも読み取れます。
- 正社員のボーナスが下がる
- シフト全体が減る
- 何気ない会話から景気の悪い話が漏れてくる
正社員のボーナスは6月と12月が多いので、その時期は社内で金額の話題が出やすいです。
仲のいい社員や上司がいれば、それとなく業績を聞いてみるのもひとつの手ですね。
ここまで、更新されない7つの予兆をお伝えしました。繰り返しになりますが、ひとつだけで判断せず、いくつ重なっているかで見てください。



で、実際どんな人が切られてるの?



気になりますよね。私が派遣営業として担当した経験から共通している3つの特徴を解説します!
更新されない人に共通する3つの特徴【あなたは大丈夫?】


ここまでは現場のサインの話でした。ここからは視点を変えて、切られた人そのものの特徴を見ていきます。
多かった順に、欠勤・遅刻の繰り返し、スキルの成長が見られない、現場で扱いにくいと思われている。この3つです。
正直、1位と2位はほぼ同率。どちらも本当によく見てきました。



チェックリスト感覚で、ご自身に当てはまらないか見てみてくださいね。
特徴①:欠勤・遅刻を繰り返している
更新されない理由でいちばん多いのが、勤怠の乱れによて信頼が無くなっていくことです。
中でも派遣先がいやがるのは、当日の突発的な欠勤。前日までに連絡できている休みは突発欠勤ではないので、そこまで問題になりません。
同じ休みでも、見られ方がまるで違うんです。
目安をお伝えすると、出勤率が8割を下回ったらまずいと考えてください。フルタイム勤務なら、月2回以上の欠勤が危険ラインです。
私が担当したスタッフでも、体調不良が続いて周囲に負担がかかり、更新されなかったことは何度もありました。
とくに入社して半年以内に欠勤がかさむと、見られ方は厳しくなります。
関連記事:派遣社員で休みすぎはどれくらい?月3回の当日欠勤は多いのかを現役派遣営業が解説
特徴②:スキルの成長が見られない
ここで誤解してほしくないことがあります。
スキルがない人が切られるわけではありません。正しくは、入社したときからスキルが伸びていない人が対象になります。


そもそも派遣の採用は、いまのスキルより、これから伸びそうかで決まることがほとんど。
入社時点では、やる気や前向きさを買われて入っている方が大半なんですね。
だからこそ、期待に応える伸びが見えないと、判断が変わってきます。
次のような状態が続いていたら、少し注意してください。
- 同じことを3回以上、繰り返し指摘されている
- 入社3か月たっても、1人で進められる仕事がない
- だんだん教えてもらえなくなってきた



耳が痛いです。正直、半年経つのにできないことが多くて。



実は私自身も、昔は全部当てはまる側の人間でした。怒られてばかりで、仕事も人生もいやになっていた時期があります。
それでも、ちょっとしたコツで景色は変わりました。スキルの伸ばし方は、別記事で詳しくお話ししています。
関連記事:事務も接客も向いてないと感じていた私へ伝えたい6つのコツ
特徴③:現場で扱いにくい人と思われている
扱いにくいと思われる人に共通して足りないのは、ひとことで言うと気持ちよさです。
- 挨拶をされないとしない
- 指示のたびに反論する
- 自分はできるというプライドが前に出る
- 周りへの愚痴が多い
- 雑談をいっさいしない
- 会話中もスマホばかり見ている。
参照:派遣社員の態度がでかい!扱いづらい人の特徴と対処法は?
当てはまる数が多いと、距離を置かれやすくなります。
裏を返せば、この逆をやるだけで、いてほしい人に近づけます。
意外なことに、こうした傾向は業界経験者ほど出やすいです。そのため、あえて未経験者を積極採用する派遣先もあるくらいなんですね。
ここまで、更新されない人の3つの特徴をお伝えしました。当てはまるものがあっても、いまから直せます。
また別角度から以下の記事でも解説していますので一読ください。
関連記事:派遣を切られた本当の理由は?一人だけ切られるのはなんでかを現役派遣営業が暴露



では次に、もし本当に更新されなかったら、その先はどうなるのかを見ていきましょう。
派遣の更新がされなかったら次はどうなる?


予兆や特徴の話を読んで、じゃあ更新されなかったら私はどうなるの?と思う方もいるはずです。
ここでは、その先のことを2つに分けてお伝えします。
- 派遣会社から次の仕事は紹介してもらえるのか
- 失業保険はもらえるのか、いつから受け取れるのか
先に結論を言うと、どちらも悲観しすぎなくて大丈夫です。順番に見ていきましょう。
①:派遣会社から次の仕事は紹介してもらえる
更新されなくても、次の仕事は紹介してもらえます。
同じ派遣会社で1年以上働いていれば、派遣会社には仕事を紹介する努力義務があるからです。
は雇用安定措置と呼ばれるもので、あなたが希望する限り次の仕事を案内してくださいね、というルールですね。
1年未満であっても、雇用契約書に更新ありと書かれていれば、同じく紹介されます。
ただし、紹介の中身は3パターンに分かれます。
| 紹介のパターン | 中身 | どう動くか |
|---|---|---|
| 好条件 | 通勤・時給・業務内容が希望どおり | 受ければOK。守られている状態 |
| 条件が悪化 | 通勤が遠い、時給が下がる | 原因を見極めて判断 |
| 紹介なし | そもそも案内が出てこない | 会社都合の退職へ |
理想は当然、好条件のパターン。これはあなたの勤務態度がよく、会社も守る姿勢を見せてくれている状態です。
問題は条件が悪化するパターンで、原因はだいたい2つ。
- 派遣会社の手持ちがその仕事しかなかった
- 自主退職してほしくてわざと条件を下げているか
後者だった場合、争うこともできますが、時間と労力に見合わないことが多いです。
別の派遣会社や転職活動に動いたほうが早いことが多いですね。
そして紹介自体がない場合は、会社都合の退職になります。これはむしろ、次の失業保険の話で有利に働きます。



紹介がないほうが、得することもあるんですか?



失業保険の受け取りという意味では、そうなんです。次でくわしく説明しますね。
②:失業保険は条件を満たせばもらえる
さっき少し触れた失業保険。
更新されなかった場合、失業手当はもらえます。ポイントは、会社都合か自己都合かで、受け取り始める時期が変わることです。
派遣の契約満了は、自己都合であっても待期期間がない扱いになることが多いです。
そのため、自分から次は希望しませんと決めた場合でも、もらい始める時期は会社都合とほぼ変わりません。
会社都合になる条件は派遣契約満了で更新しない場合の失業保険で詳しく整理しています。
つまり、次の仕事紹介なしの会社都合パターンも、自分から辞めるパターンも、お金の入り始めはそう変わらないということ。



お金の見通しが立つと、気持ちもだいぶ落ち着きますよね。ここからは、不安ないま、実際にできることを見ていきましょう。
更新されない不安を感じたときにできる3つのこと


不安を抱えたまま結果を待つより、できることをやっておくほうが、心がずっと楽になります。
- 営業に更新の有無を自分から聞く
- 更新したくなる人材に変わる
- 転職活動を早めに並行する



今日から動けるものばかりですよ。
対策①:営業に更新の有無を自分から聞く
いちばん簡単で、いちばん早いのがこれです。
派遣営業は最新の情報を持っているので、聞けばかなりの確度でわかります。
通常、更新されない場合は、派遣先から派遣営業へ連絡が入り、そこからあなたへ伝わる流れ。
でも中には、すでに終了と聞いているのに、連絡をギリギリまで引っぱる営業もいるんですね。
だから、待つより自分から聞いてしまったほうが早いんです。
もし営業が、何も聞いてない、たぶん継続で大丈夫と言ったら、念のため派遣先に更新の確認をしてもらえますかと一言添えておきましょう。
これで、あいまいなまま放置されるのを防げます。



自分から聞いたら、感じ悪く思われたりしませんか?



まったく逆です。更新したいですと意思表示してくれる人を、いやがる営業はいません。むしろ、やる気あるな、うれしいとなる人がほとんどですよ。
対策②:更新したくなる人材に変わる
そもそも手放したくないと思われれば、更新の確率はぐっと上がります。
更新されやすい人には、共通点があります。
- 正社員が求めている目線をわかっている
- 当たり前のことを当たり前に続けている
- コミュニケーションを大事にしている
- スキルがちゃんと伸びている。
参照:手放したくない派遣の特徴10選!優秀な派遣社員の共通点は?
どれも今日から意識できることばかりなのに、できている人は意外と少ないんです。
とくに正社員の目線を知っているかどうかは、大きな差になります。
ここを押さえておくと、現場で必要不可欠な存在になり、結果として予兆そのものが出なくなることもあります。
前半でお伝えした指摘されなくなるという予兆を、いい方向に書き換えるイメージですね。
対策③:転職活動を早めに並行する
ここまでは、いまの職場で続けるための手でした。最後は、外に目を向ける手です。
転職活動は、予兆を感じ取った段階で始めるのが正解。
ギリギリから動くと、余裕のない状態での活動になり、判断を誤りやすくなります。
そして、
- 契約更新の不安から解放されたい
- これからも派遣の働き方を続けたい
- 事務職を続けていきたい
この3つすべてにはいと答えられるなら、選択肢のひとつとして無期雇用派遣も検討の価値があります。
無期雇用派遣は、派遣会社の正社員として働く形。
安定して派遣で働きたい方に向いています。
ただし事務職の枠が中心なので、事務以外の職種を狙うなら、転職エージェントを使ったほうが選択肢は広がりますよ。





とりあえず、まずは派遣営業に聞いてみようかな。



それが第一歩としてベストです。聞くだけで、頭の中のモヤモヤがかなり晴れますからね。
派遣の更新がされない予兆に関するよくある質問


【まとめ】派遣の更新がされない予兆は事前に察知できる


この記事では、派遣の更新がされない予兆について解説しました。
重要なポイントをまとめると次の通りです。
- 派遣契約が更新されない予兆は7つあり、現場での些細な変化から把握することができる
- 派遣切りされた時は、「更新を希望します」と派遣営業へ必ず伝えることで有利に動ける
- 契約更新をしたくなる人は「当たり前のことを100%実行している人」



明日からの出勤、ちょっとこわいけど、些細な変化を、ちゃんと見てみます。



その姿勢があれば大丈夫。早く気づいて、早く動く。それだけで、未来はずいぶん変わりますよ。




