派遣のスパイラルに陥って抜け出せない。このまま派遣だと人生終わってしまうのかな?転職するのも怖いし。
こんな悩みを解決します。
\ こんな人にオススメの記事 /
- 派遣から抜け出せない5つの理由とは
- 派遣から抜け出せない場合に考えたい3つのこと
- 派遣から抜け出せなかったらどうなるのか?
- 簡単に自己紹介
「派遣から抜け出したい」そう考える方も多いでしょう。
もちろん理由は人それぞれですが、派遣だから将来やばい。と思っている場合は間違っています。
正社員でも将来に不安を感じたら辞めます。
抜け出したいと感じる根本の理由は「収入と将来に不安がある」ためです。
この2軸をクリアすることで、派遣のまま務めることだってできます。
無理に派遣から抜け出せそうとして正社員になって失敗してきた人を見てきました。
本記事は一般論とは反する内容かもしれません。
本記事では派遣から抜け出す方法ではなく、抜け出さないまま派遣と似た働き方で安定して働く方法を解説します。
派遣から抜け出せない5つの理由
まず初めに、派遣から抜け出せない理由についてついて考えてみましょう。以下とおりです。
- 責任感がちょうどいい
- プライベートの時間を削りたくない
- 簡単な仕事をしていきたい
- 派遣会社からの囲い込みがある
- 生活が苦しく今を生きるのにいっぱい
それぞれ解説しますね。
責任感がちょうどいい
派遣社員としての働き方には責任があまり重くなく、比較的自由度が高いです。
だからこそ、残業なしで帰れたり、精神的に負荷の高い判断や作業は社員に任せられたりするもの。
仕事がすべてではありませんので、責任が重くなってストレス過多になってしまうのもいやですよね。これがちょうどいい責任感が派遣を続ける大きな理由になります。
もちろんプレッシャーが全くかからないわけではありませんが、ちょうどいい責任感から抜け出せなくなる方もいます。
プライベートの時間を削りたくない
派遣社員は自分のライフスタイルに合わせて働けることが魅力です。特定の日だけ働いたり、限定された時間内で働けるため、プライベートの時間を大切にしたい方に適しています。
- 家でゲームの時間を確保したい
- 家族との時間をとりたい
- アニメをみたい
どれもまとまった時間が必要になることです。
もちろん派遣社員も残業はありますが、休日出勤など、過度に勤務時間が増えることはないでしょう。
簡単な仕事をしていきたい
派遣社員はサポート役が多く、単純な作業や事務処理が中心になることがあります。
簡単な仕事を希望する人にとってはメリットになりますが、キャリアアップを望む人にとってはデメリットにもなりえます。
派遣社員は役職に就きにくいでしょう。
役職に就きたくない方には天職。どうしても正社員になると異動や昇格が出てくるため、責任の割に給料が変わっていないこともしばしばですからね。
派遣会社からの囲い込みがある
派遣社員が長く勤めるうちに、派遣会社から別のお仕事を紹介され続けることもあります。
特に、以前勤めた現場での実績が認められると、良い条件の仕事を提案されることがあり、派遣ループから抜け出せない理由の一つになっています。
中には経験された方もいるかもしれませんが、「辞めます」と伝えると給料が上がる変な仕組み。それが派遣です。
あなたを辞めさせないために、あの手この手を使ってくるのです。
そこから派遣の無限ループから抜け出せなくなってくるんですね。
実際に私も現役派遣営業として、どうしたら続けてもらえるか?を常に考えています
生活が苦しく今を生きるのにいっぱい
大抵の派遣会社は「日払い」が可能です。
※日払いとは給料日よりも先に給料が入る仕組みのこと
実際に、私が派遣登録会を実施している中で感じるのは、「日払い」を利用したいから派遣を選んでいる方が多いことです。
なかなか日払いから抜け出せず、結果として派遣から抜け出せなくなってくるのです。
ここまで派遣から抜け出せない理由を解説しました。
改めて内容をまとめます。
- 責任感がちょうどいい
- プライベートの時間を削りたくない
- 簡単な仕事をしていきたい
- 派遣会社からの囲い込みがある
- 生活が苦しく今を生きるのにいっぱい
派遣は居心地がいいです。正社員から派遣になってよかったという声もあります。
ちょうどいい立ち位置と感じて、派遣から抜け出せなくなる方も多くいるのです。
よく、派遣から抜け出す方法として、「正社員への転職」が進められます。
たしかに今よりは安定性は良くなるでしょう。でも働く環境や責任感はガラッと変わります。
次の章からは正社員への転職ではなく、派遣の立ち位置を利用した方法を解説します。
派遣から抜け出せない場合に考えたい3つのパターン
3つのパターンを紹介します。
- 無期雇用派遣を狙ってみる
- 派遣先の直接雇用を狙ってみる
- やりたいことを全力でする
無期雇用派遣を狙ってみる
無期雇用派遣は、期間の定めがない雇用契約で、派遣先がない場合でも派遣会社に雇用され続ける形態です。
派遣会社の正社員となり、派遣先には派遣社員として出向します。
つまり、雇用が安定した状態で働き方は派遣なのです。
- 月給制
- 昇給あり
- ボーナスあり
さらに派遣のときに縛りがあった「3年ルール」も無くなるため、同じ派遣先にずっと勤務し続けることも可能になります。
おすすめの無期雇用派遣会社は以下の記事を参考にしてみてください。
無期雇用派遣の詳細も解説しています
派遣先の直接雇用を狙ってみる
紹介予定派遣は、最初から派遣先企業での直接雇用を前提として働き、最長6か月の派遣期間を経て、双方が合意すれば派遣先の直接雇用になれる道です。
派遣期間が試用期間となり、この間に「職場の内部事情」を把握できます。
すでに事情が分かっている会社に入るからこそ、自分の言いたいことも言えますし、入社前に「残業少なめに」などの微調整もできるのです。
一般的な転職では考えられないメリットがあるのが紹介予定派遣です。
紹介予定派遣について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
やりたいことに全力を注ぐ
副業を始めてみるのも一つの方法です。
今はどの会社も副業を解禁しています。しかし、正社員は残業が多く、副業の時間を取れないことは多いでしょう。
対しての派遣社員であれば、残業が多すぎる場合でも派遣会社が調整してくれます。
つまり、あなたのプライベートの時間を守ってくれるんですね。
残業少なめを上手く利用して、やりたいことに徹底的に向き合う時間を作っていくと、1年後には副収入で正社員よりも稼いでいる状態を作り出すことも可能です。
おすすめの副業は以下の記事で解説しています。
ここまで派遣から抜け出せない場合に試してみたい方法について解説しました。
改めてまとめると次のとおりです。
- 無期雇用派遣を狙ってみる
- 派遣先の直接雇用を狙ってみる
- やりたいことを全力でする
中でも無期雇用派遣はオススメしたい雇用形態のため、調べてみて損はありません。
【末路】派遣から抜け出せなかったらどうなる?
派遣社員が派遣から抜け出せなかった場合、いくつかの将来的な課題や制約に直面する可能性があります。
- 5年後に契約が切られる
- 年下の上司が増える
- 年収が20代と同じ
- 突然契約を切られる
5年後に契約が切られる
派遣労働者は、「5年ルール」により、同一企業での有期雇用が通算5年を超えた際に無期雇用への転換を申し込むことが可能になります。
しかし、この無期転換の申し込みをしない、または企業が無期雇用への移行を望まない場合、結果として雇用が終了することがあります。
5年ルールは以下の記事でも解説していますので参考にしてみてください。
年下の部下が増える
長期にわたり派遣社員として働き続ける場合、キャリアパスや昇進の機会が限られます。
そのため、年下の正社員や直接雇用された同僚や後輩が上司になるケースがあるでしょう。
職場内での立場やキャリア形成に影響を与える可能性がありますね。
年収が20代と同じ
派遣社員は契約期間が決められた働き方のため「昇給なし」が基本です。
そのため、経験年数と給料が比例しないことが特徴。上記の図からもわかる通り、年齢による給料の違いが少ないのです。
突然契約を切られる
派遣社員は正社員に比べ、雇用が不安定です。派遣社員は期間を定めた働き方であるため、契約更新のたびに更新確認が必要になってくるんですね。
つまり、契約期間が定められているということは、将来的に契約が更新されないリスクが常に存在しているのです。
派遣先企業が派遣社員に求めているのは、あくまでも労働力の提供であることを忘れてはいけません。もし派遣先企業があなたの仕事ぶりに不満を感じた場合、契約を打ち切られるリスクがあるのです。
以下の記事では、派遣に切られた本当の理由を解説しています。
該当していないかチェックしてみましょう。
派遣で働くデメリットでもありますね。
その通りです。派遣で働くデメリットは次の記事でも解説しています。
派遣から転職はできるの?
上記の雇用形態であれば、一般的な転職と比べて採用率が高いです。
そのため、特別なスキルがなくても合格を目指せるでしょう。
さらに、派遣会社が転職活動を支援してくれる場合もあります。
紹介予定派遣や正社員紹介をすると、派遣会社に利益が入るのです。
派遣会社は、企業との人脈や転職市場の情報を持っているため、自分に合った求人を見つける手助けをしてくれます。
派遣社員で働いていたからと言って不利になることはありませんよ。
事務職で採用されやすい無期雇用派遣をランキングにしました
\ 事務職で採用されやすいのが無期雇用派遣 /
派遣から抜け出したいなら考えてみるべきポイント
「派遣はもう嫌だ。正社員で働きたいんだ」
そう考える方もいるでしょう。
真っ先にやってみて欲しいことが3つあります。ここをしないと転職の軸がぶれるため、失敗する確率が高まります。
- 今の状況を客観的に分析する
- 自分が本当に望む働き方を考える
- やる気を出してから行動ではなく、行動したらやる気が出る
それぞれ簡単に解説します。
今の状況を客観的に分析する
現在の職場での経験やスキル、満足度を分析し、転職によって得られるものと失うものを冷静に考えましょう。
「事実と感情」を切り分けて、事実に目を向けるといいですよ。客観の逆の言葉の主観には「感情」が入ります。感情を除くことが客観の第1歩ですね。
自分が本当に望む働き方を考える
どのような働き方が理想かを考え、それを実現するためにはどのような職種や業界が合致するかを考察しましょう。仕事の内容だけでなく、働く環境や企業文化も重要な要素です。
やりたいことが見つかっていない場合は、国が運営している「jobtag(日本版o-net)」を利用してみるといいでしょう。
有料のコンサルに申し込む前に、無料で自分でできる範囲をしていくことをおすすめします。
やる気を出してから行動ではなく、行動したらやる気が出る
第1歩を踏み出す場合、自分自身のやる気を上げてから行動する方が多いでしょう。
しかし、やる気は行動することで上がってきます。
ほかの事例でも、上を向いて満面の笑みでネガティブなことは考えられないんです。
試しにやってみて下さい。
よくある質問
【まとめ】派遣から抜け出したいなら無期雇用派遣がおすすめ
今回の記事では派遣から抜け出せないについ理由と対処法について、解説しました。
最後に記事の要点をまとめます。
- 派遣から抜け出せない原因
- 責任感がちょうどいい
- プライベートの時間を削りたくない
- 簡単な仕事をしていきたい
- 派遣会社からの囲い込みがある
- 生活が苦しく今を生きるのにいっぱい
派遣から無理して抜け出す必要はありません。派遣の延長線にある「無期雇用派遣」を狙ってみることで、正社員でありながら、派遣としての働き方を実現できます。
この記事では、他にも派遣に役立つノウハウをまとめていますので、ぜひ以下の記事も合わせて読んでみてください。