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派遣社員として接客業をしていて、現在は派遣会社の営業として接客スタッフの入社前から入社後のフォローを担当しています。
接客業はストレスが多く、時には辞めたくなる気持ちになりますよね。
人間関係の悩みや自分に合わない仕事は、日々の生活に影響を与えることがあります。本記事では、接客業を辞めてよかったと理由や、転職後の生活の変化を紹介します。
接客業が活かせる職種も紹介しますので、是非最後までお読みください。
もちろん、接客業を辞める前に、自分の適性や今後のキャリアプランを慎重に検討することが大切です。接客業を辞めてよかったと感じるポイントや、新しい仕事に転じた人たちの成功例を参考に、あなたの将来の選択肢を広げましょう。
接客業を辞めてよかった10つの理由
先に接客業を辞めてよかった理由を10つお伝えします。
※ボリュームがあるため、好きなところをタップして読み飛ばしてくださいね♪
それぞれ解説します。
接客業を辞めてよかった理由
①:理不尽すぎて人間が嫌いになる
ビズヒッツの調べでも「接客のストレス」がNo1の転職理由と統計が出ていますね。
もう少しかみくだくと、お客さんが理不尽すぎてストレスになるということ。人間を嫌いになっていきますからね。
- 人間の汚い部分が見える
- 態度の悪いお客様が一定数いる
お客様が神様だとすると、他の神様に迷惑をかける行為をする神様が一定数いるのです。
接客業をしていると、わがままなお客様や言いたい放題のお客様に対応しなければならないことがあります。
恐らく友人に対して絶対に言わないような言葉を使われることもあり、ストレスが溜まりやすい状況です。
同じ人間なのに、接客業であえて立場を低くすることで、ストレスがたまり、人間が嫌いになり、結果として辞めたくなってくるものです。
接客業をしていて、人間が嫌いになった理由をまとめたものを準備しました
関連記事:接客業でどんどん人間が嫌いになるのは当たり前?理由や対処法は5つ
接客業を辞めてよかった理由
②:売りたくないものを売る必要がある
特に接客業の中でも販売している場合に該当するかもしれません。
売っている商品の魅力が全くなく、お客様にとってもメリットがない商品を、会社からの指示でノルマ化され「売ってこい」と言われる事があります。
時には、獲得件数をランキング付けされることもあるでしょう。
内心「こんな商品絶対に売れないよ」と思っている販売員は多いです。
売りたくないものを売っていかないといけない状況では、自分の気持ちとの葛藤になってくることでしょう。
あるある。飲食店でもお客様になんとか売ってこいとか…
ビジネスとしてはしょうがないところではありますが、仲には必要のないお客様に押し売りになってしまっていることもありますからね。
関連記事:接客業で性格悪くなる?心が荒む瞬間と防ぐための実例解説
接客業を辞めてよかった理由
③:自分のペースで仕事ができない
- 接客業はお客様の要望に応える必要がある
- お客様の数や状況によって仕事量や難易度が変わる
- チームワークが必要なことが多い
接客業はお客様あっての商売です。
そのため、自分の都合やペースよりも、お客様のペースに合わせる必要があります。
仕事の忙しさや時間には偏りがあり、いつも平均的に忙しいわけではないでしょう。
急にお客様が増えたり、逆に空いた時間ができたりと、時間が偏ることがあります。
事務職や営業職でもお客様対応はありますが、接客業ほど理不尽なお客様対応はしないことが一般的です。
この点でストレスが過多であれば、しているなら、他の職種を検討することも考えられます。
接客業を辞めてよかった理由
④:土日こそ出勤であり、大型連休なし
接客業では土日が重要な勝負の日と言われていますね。
土日はほとんど休めず、ゴールデンウィークや年末年始も働くことが多いです。
一般的なお休みは土日祝日のため、集客が見込まれるからこそ接客業は出勤して対応しないといけないのです。
もちろん、他の業種でも土日祝日が出勤の職種はありますが、接客業も例外ではありません。
ゴールデンウイークの連休にどこに行こうか?なんて、家族や友人が話ししているのを聞いたらちょっと悲しくなりますね。
たしかにそうですね。年末年始の集まりにも参加できない接客業の方もいるのです。
関連記事:【平日休み】やめとけって言われる6つの理由。底辺?最高?どっちなの?
接客業を辞めてよかった理由
⑤:勤務時間が遅くなりがち
上述の理由に似ていますが、店舗の営業時間があなたの勤務時間に影響を与えます。
例えば、店舗が20:00まで営業している場合、誰かがその時間まで勤務しなければなりません。
事務職や営業職では、18:00には仕事が終わることが多いのに対し、接客業ではシフトによっては帰宅時間が遅くなることもあります。
勤務時間がおそくなると、家族との食事の時間はもちろんズレますし、19時から始まるテレビは録画で対応する必要があるでしょう。
ただ、メリットもあり、通勤ラッシュに巻き込まれない事です。
通勤がストレスになっている方も多くいる中で、接客業は出勤時間が通常のビジネスと多少前後するため、快適です。
接客業を辞めてよかった理由
⑥:常に人手不足である
接客業は不人気職種で、人手不足や高い離職率が問題です。
例えば、「宿泊・飲食サービス業」では離職率が15.6%と高い水準です。
しかし、逆に考えると、現在接客業を続けている方は、この厳しい環境にも耐えられる強いストレス耐性を持っていると言えます。
このストレス耐性は、今後のキャリアにおいても大きな強みとなるでしょう!
接客業を辞めてよかった理由
⑦:給料が安い
接客業の平均給料は下記のとおりです。
時給 | 月給 | 年収 | |
---|---|---|---|
アルバイト | 1,050円 | 168,000円 (1日8時間20日勤務計算) | 2,016,000円 |
派遣社員 | 1,297円 | 207,520円 (1日8時間20日勤務計算) | 2,490,240円 |
正社員 | – | 290,000円 | 3,450,000円 |
参考までに派遣社員での業種別給料の違いは下記の通りです。
職種別 | 時給 | 月給(8時間/日、20日稼動/月) |
---|---|---|
オフィスワーク系 | 1,583円 | 253,280円 |
営業・販売・サービス系 ※接客業はここに入ります | 1,475円 | 236,400円 |
IT・技術系 | 2,202円 | 352,320円 |
製造・物流・清掃系 | 1,366円 | 218,560円 |
クリエイティブ系 | 1,887円 | 301,920円 |
医療介護・教育系 | 1,473円 | 235,680円 |
接客業は「営業、販売、サービス業」の中に入っていますが、営業職の給料が高いために底上げされています。
意外と思われるかもしれませんが、オフィスワークは時給が結構高いのです。
接客業を辞めてよかった理由
⑧:スキルが磨かれず将来性がない
- 接客業では専門的なスキルが身につきにくい
- AIによる需要の減少
- 給料が上がって微差
接客業には専門的なスキルが身につきにくい課題があります。
多くの場合、接客業では一般的なコミュニケーションスキルや対人スキルが求められますが、他の職種でも共通して必要なスキルです。
そのため、接客業で独自の専門性を磨いていくことが難しいのです。
また、ChatGPTを筆頭にAIによる自動化が進む可能性があります。
これにより、接客業の仕事が徐々に減少し、将来的には需要が低下することが懸念されるでしょう。
接客業におけるキャリアの安定性や今後の需要拡大を見込むことは難しくなってきます。
よく接客業ではコミュニケーション力が身に付きます!と言われますが、考えてみるとどの仕事もコミュニケーション力は磨かれますね。
そうなんですよね…
コミュニケーション力はビジネスの基本と考えて、そのうえでどういったスキルを学べるのかが大切ですね。
接客業を辞めてよかった理由
⑨:労働環境が悪い
- 休憩室が他の店舗の人と共同で、人が多すぎる
- 休憩が全く取れないことがある
- 体育会系の文化が根付いている
接客業では、お客様に喜びや楽しさを提供することが目的となりますが、その結果、体育会系の文化が根強く存在することがあります。
「お客様のために」を掲げを使って長時間労働を強いたり、残業代を支払わなかったりする企業も存在します。
さらに、上下関係が厳格で、上司が部下を怒鳴りつけることがあるため、悪循環が生まれることがあります。例えば、SVが店長を怒鳴りつけ、店長が社員を怒鳴りつけ、社員がアルバイトを怒鳴りつけ、アルバイトがSVに苦情を申し立てるといった状況が起こり得ます。
特に大型店舗では従業員が多いため、摩擦が起こりやすく、労働環境が悪化する可能性があります。
接客業を辞めてよかった理由
⑩:急なシフト変更や残業がある
- バイトの欠勤が出たときに店長から出勤の依頼が前日や当日に来る
- 急なイベントにより強制出勤
- お客様都合で勤務時間が長くなる
接客業では、急なシフト変更がよくあります。
アルバイトスタッフの欠勤が発生した場合、店長から前日や当日に出勤依頼が来て予定が狂うことがあるでしょう。
また、急なイベントが発生した場合、強制出勤を求められることがあります。これに対応することで、プライベートな時間が減少するリスクがあります。
さらに、接客業では勤務時間が意図せず長くなることがあります。
混雑時や急なトラブルが発生した場合、帰宅時間が遅くなることがあるでしょう。
シフトの終了時間に狙いを定めたようにお客様が来店されることはよくありますよね。
よくあります。そんなときに限って他のスタッフが空いてないんです。
結局そこからお客様の質問ラッシュに合い、残業となるのです。
以上が接客業を辞めてよかった(辞めたくなる理由)でした。
改めてまとめるとつぎのとおりです。
- 理不尽すぎて人間が嫌いになる
- 売りたくないものを売る必要がある
- 自分のペースで仕事ができない
- 土日こそ出勤であり、大型連休なし
- 勤務時間が遅くなりがち
- 常に人手不足である
- 給料が安い
- スキルが磨かれず将来性がない
- 労働環境が悪い
- 急なシフト変更や残業がある
なんか、ここまで聞くだけでも、接客業をやめておこうかなと思うようになってきました。
そう思ってしまいますよね。もちろんサービス業にはいいところもありますが、悪いところが目立つ業種ですからね。次は接客業を辞めたほうがいいケースを紹介しますね。
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接客業を辞めてよかったと思えるケース
どうがんばっても、接客業が向いていなかったり、辞めて別の業種にいったほうが幸せになれる可能性が高い方はいます。
以下に当てはまったら将来どうするかを改めて見返してみてもいいのではないでしょうか。
- ストレスが限界に達している
- 将来に不安を感じている
- 会社に尊敬できる人がいない
- 性格が接客業にあってない
それぞれ解説します。
ストレスが限界に達している
- 動悸が激しい
- 知らず知らずのうちに涙が出てくる
- 物事に興味や関心がなくなる
- 食欲がなくなる、または暴食に走る
ストレスが限界に達していると感じる場合、注意が必要です。
自分自身の危険信号は、自分が最も察知しやすいものです。
ストレスが限界に達していると感じる場合、接客業が自分にとって適していない可能性が高いです。
休暇を取る、ストレス緩和法を試す、あるいは職場環境や仕事内容を変えることも検討すべきです。
自分の健康が一番のため、精神を壊してしまう前になにかしらの行動をしていくといいですね。
精神をやられた後では、行動したくてもできなくなります。
関連記事:接客業に疲れた?しんどいのに続けてしまうのはなぜ?5つの対処法も解説!
将来に不安を感じている
接客業をしていると、漠然と将来に対する不安を感じることがあります。
自分のやりたいことや特技が見つからず、とりあえず接客業を続けている方もいるでしょう。
しかし、接客業をしていても、自分のやりたいことが見つからず、目に見えるスキルの向上も感じられない場合があります。
将来に不安を感じているのであれば、未経験であっても他の職種を経験してみることが一つの選択肢です。
不安を抱えながら働くのではなく、自分に合った職種や環境を探すことで、将来に対する自信を取り戻すことができるでしょう。
でも、いざ別の業種にチャレンジしようとおもっても、怖いんです。
気持ちはわかります。その場合は、いきなり正社員を目指すのではなく、派遣社員から正社員を目指す方法もいいと思いますよ。
詳しくは本記事の「やりたいことが見つかっていなかったら派遣登録でもいいじゃない」を参考にしてみてもらえればと思います。
会社に尊敬できる人がいない
- 役職者が同じ職場環境にいない
- 接客業は正規雇用が最も少ない
接客業では、尊敬できる人が会社にいないことがあります。
どうしても、役職者が別の場所で勤務していたりと、普段会わない雲の上の存在になることが多いためです。
もう一つの違いは、雇用形態の違いです。どうしても接客業の場合、正社員の割合は最も少なく、
結果として、日常的に接する人が店長や会社の上司のみとなり、自分の理想の姿や目指すべき姿をイメージしにくくなることがあります。
尊敬できる人がいない職場で働くことは、自己成長の機会が限られることがあるため、自分のキャリアに対して不安を感じることがあります。
そんなときは、自分がどのような人になりたいか、どのような環境で働きたいかを見つめ直し、適切な職場を見つけることが重要です。
正規雇用と、非正規雇用の割合が以下の図です。
業界 | 月間平均賃金(男性) | 月間平均賃金(女性) | 正規 職員 | 非正規 職員 |
---|---|---|---|---|
宿泊業、飲食サービス業 | 27.8万円 | 20.8万円 | 25.4% | 74.6% |
サービス業(他に分類されないもの) | 28.3万円 | 22.8万円 | 51.3% | 48.7% |
生活関連サービス業、娯楽業 | 30.0万円 | 22.5万円 | 45.6% | 54.4% |
教育、学習支援業 | 42.9万円 | 30.6万円 | 58.9% | 41.1% |
不動産業、物品賃貸業 | 36.9万円 | 26.5万円 | 64.6% | 35.4% |
全体平均 | 33.8万円 | 25.1万円 | 63% | 37% |
性格が接客業にあってない
性格が接客業に合っていない場合もあります。
以下のような状況が当てはまる場合、接客業はおすすめしません。
- お客様にすぐ反論してしまう
- お客様の話を聞かない
- 笑顔が出せない
上記に該当する場合、接客業をしていてもお客様からクレームが来たり、上司から叱られる日々を過ごすことになるでしょう。
自分では良かれと思って行動しても、世間一般的には認められず、考えがズレていたり価値観が違ったりするんですね。
結果として精神的に疲れ果ててしまうため、6か月やっても一向に向いていないと感じる場合は、別の業種を経験してみることを検討しましょう。
違う業種であれば、自分の性格に合った仕事が見つかるかもしれません。
違う職種に行くことで自分の価値観を発揮できる可能性もありますが、念のためビジネスの基礎だけは学んでおきましょう。
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接客業を辞めた人の転職後どうなったのか?
ここからは接客業を辞めた後、辞めた人がどうなっているのかを一例で解説していきます。
- 給料があがった
- 休みが固定され、プライベートでの予定が組みやすくなった
- 体力的な心配はなくなった
- 自分が無能に感じた
それぞれ見てみましょう。
給料があがった
接客業から他の職種への転職を検討する際、多くの選択肢が存在します。
給与面で優れ、未経験者でも応募可能な職種は数多く存在しています。
その中でも、接客業から転職する方が特に多いのが営業職と事務職です。
職種 | 正社員 | 契約社員 | 派遣社員 |
---|---|---|---|
営業職 | 月収 300,000円 | 月収 220,000円 | 月収 240,000円 |
事務職 | 月収 250,000円 | 月収 200,000円 | 月収 253,280円 |
休みが固定され、プライベートでの予定が組みやすくなった
接客業を離れると、休みが固定され、プライベートでの予定が組みやすくなることがあります。
接客業ではシフト制で休みがバラバラなことが一般的ですが、会社勤めやオフィスワークの場合、会社カレンダーに基づいて出勤が決められており、長期の予定や数ヶ月先の予定まで組めます。
また、休日に会社も休みのため、指示が来たり電話がかかってくることが少なくなるでしょう。
接客業を辞めた後、プライベートの予定が組みやすくなったという声はよく聞きます。
特に悩むのは結婚を考えるときでしょう。
そうですね。子供の行事や学校、休日の過ごし方を考えたりします。
接客業では学校の行事があるときにシフトがかぶることが多いですし、調整しにくいですね。
体力的な心配はなくなった
接客業をしていると、40代や50代になったときに同じ働き方ができないと感じることがあります。
身体を動かす仕事全般に言えることかもしれませんが、加齢とともに体力が衰えるため、同じ労働を続けることが怖く感じることもあるでしょう。
また、新人が次々と入ってくると、自分の立場や将来に対する危機感を感じることがあります。
新しい人が増えることで、自分の経験や知識が評価されにくくなることもあるでしょう。
そんなとき、内勤や同じ年代の方が働いている職場があると、言葉にはできない安心感が生まれます。
年齢を重ねるにつれて、自分に合った働き方や職場環境を見つけることが大切です。
自分のスキルや経験を活かし、長く働ける職場を見つけることで、より安心感が得られるでしょう。
自分が無能に感じた
接客業から別の職種に転職した後に、自分が無能だと感じることがあるかもしれません。
接客業ではコミュニケーション能力が高まりますが、他のスキルの向上はしにくいです。
例えば、同窓会では、若い頃は接客業は昇格しやすいことから胸を張れたが、歳を重ねるたびに考えの違いやビジネスに対しての劣等感を感じることもありますね。
だからこそ、接客業をしている中で、自分自身を成長させるためには、数字を考えたり、段取りを考えたりして、目的を持った行動が大切です。
また、接客業においても、マネジメントやリーダーシップを発揮する機会があれば、そうしたスキルを磨くことができます。
接客業に限らず、どの職種においても、自分が何を学び、どのように成長していきたいかを意識することが重要です。
自分の強みを活かしながら、新たなスキルを獲得することで、無能だと感じることからも解放されるでしょう。
接客業を辞めてよかったと言える転職先
接客業をしていた人におすすめの職業は、以下のようなものがあります。
- 営業職
- 事務職
- コールセンター
- 受付
- 介護職
- 営業職
-
営業職は、コミュニケーションを最大限特化させた職種ですね。
接客業で学んだスキルの延長線で営業職でも使えます。
傾聴力や、折衝力など、お客さんの気持ちを分かる力が大切てす。
営業職では、お客様に信用されるようにお客様の問題解決をしていくことが最も重要です。というよりもそれが全てです。
接客業で働いたことがある方は、これらのスキルの土台を持っています。だからこそ、接客業で学んだことは営業職でも役立つのです。
- 事務職
-
事務職は、一般事務、営業事務、貿易事務など様々な種類があります。
接客業で学んだスキルは、事務職でも使えます。
事務職で最も退職理由として多く、日々抱える悩みが人間関係です。
また、事務は上司や依頼主の本質を捉えなければなりません。
ここで接客業の力をふんだんに使ってみてください。
ただコツコツと作業しているだけの事務はありません。周りとコミュニケーションを図りながらするのが事務なのです。
スキルはあとからついてきます。
- コールセンター
-
コールセンターでは、まず、パソコンを使え、タイピングができないとだめですね。
お客様の質問に答えたり、資料を送る手配をます。
そして、きちんとした挨拶や丁寧な言葉、いろんなお客さんと上手に話ができる力も必要です。
これらは、接客業で学んだことと同じといえます。
電話で話すだけで、接客業で身につけたスキルが使えます。
座り仕事のため、体力的な心配はなくなります。
- 受付
-
受付のお仕事は、会社やショールーム、モデルルームなどでお客様を迎える仕事です。
受付の仕事では、たくさんのお客様と話す力や、きちんとした挨拶や服装、丁寧な言葉が大切ですね。
時々、急なお客様が来たり、スケジュールが変わったりすることもあります。そんな時に、柔軟に対応できる力が必要ですが、接客業で働いたことがある人は、その力も持っているかもしれません。
受付に『売り込み』はないため、接客業でノルマや営業で疲れた方におすすめです。
- 介護職
-
介護職は、お年寄りが安心して暮らせるように、お世話や相談をする仕事です。
介護施設や老人ホームなどで働きますが、勤務している方の年齢層が高く、漠然とした年齢の不安はなくなります。
また、今後介護の需要は必ず増えますからね。
仕事がなくなることはないでしょう。
接客業を続けながら転職活動する方法
接客業を続けながら転職活動をする方法は2つです。
- 全力でシフト調整する
- いざとなったら体調不良
全力でシフト調整する
転職活動をする際、面接は突然入ります。
転職活動を進める際には、確かにシフト調整が重要です。
接客業の場合、平日に休みが取りやすいことが多いため、転職活動は比較的しやすいですが、面接が出勤日と被ることもあります。
そのような場合、早めにシフト調整をする必要があります。
まずは、抜けられない予定を作り、管理者や店長にその旨を伝えて、協力をお願いしましょう。
店長は嫌がりますが、意志の強さでゴリ押しするしかありません。
また、あなたがいないと仕事が回らない職場であれば、長期的に考えても転職を検討するべきかもしれませんね。
転職活動を進める中で、自分の価値観や優先事項を見つめ直すことが大切です。
いざとなったら体調不良
シフト調整ができない場合でも、体調不良を理由に休むことを検討してもいいかもしれませんね。
コロナの影響で、体調不良で休むことに対する理解が以前よりも増しています。
もちろん、あなたが休むことで他のスタッフに負担がかかることもありますが、あなたの人生において、一日の犠牲は大丈夫だと思います。
周りも次第に忘れます。
やりたいことが決まってなかったら派遣もあり
今の接客業が嫌でも、やりたいことが決まっていないこともありますよね。
そんなとき、選択肢の一つとして派遣社員を考えてみるのも手かもしれません。
派遣社員は世間体からはあまりよく見られていませんが、使い方によってはあなたのプラスになる働き方が可能です。
例をいくつか挙げます。
それぞれ解説します。
派遣をつなぎとして利用する
派遣の強みの1つ目として、正社員や転職までのつなぎとして利用できることです。
通常派遣社員は、2ヶ月〜3ヶ月の更新で勤務します。
一度の契約で更新せず、終了が可能です。
退職する際は仕切りが高いことが一般的ですが、派遣社員は期間が区切られているため、辞めやすいのです。
つなぎで勤務する際の注意点やコツは以下の記事で解説しています。
関連記事:【決定版】とりあえず派遣でつなぐのはあり?注意点やよくあるトラブルに気をつければあり!
未経験でも大手企業に勤務できる
業界経験者じゃないと採用されないことも、派遣社員だと派遣会社のサポートもあるため合格しやすくなります。
未経験からその業界をやってみて、そこから合う合わないを決めていってもいいのではないでしょうか。
職務経歴に傷がつくと考えられがちですが、もし派遣先企業が合わないと退職しても、派遣元会社を変えずに別の派遣先に移動した場合は、退職扱いにはなりません。
※派遣会社を辞めたら退職になります。
面接合格率が高い
合格率は50%~70%です。
一般的な企業の面接合格率が30%と言われている中で高い合格率は、企業側の採用リスクが少なく、派遣会社のサポートがあるためです。
もし、正社員で合格率が高い企業はブラックな会社であったり、入社後に言われていなかった内容が出てきて、入社後に失敗したと感じることもあるのです。
その点、派遣は合格率が高く、入社後のギャップがあっても派遣会社がサポートしてくれます。
派遣社員として勤務する流れは以下の記事で詳しく解説しています。全体像を把握したい方におすすめの記事です。
関連記事:派遣登録から仕事が決まるまでの期間は?すぐ決まる人の特徴を解説
派遣から正社員になることも可能
派遣社員から正社員を目指す方法があります。
- 派遣会社の正社員を目指す
- 派遣先企業の正社員を目指す
2点目の場合、メリットが豊富で、事前に派遣社員としてその職場を経験できるため、正社員雇用後に失敗したとなる確率が少なくなります。
派遣社員から初めて、その後派遣先の正社員になる紹介予定派遣も検討してみるといいと思います。
関連記事:派遣から正社員になれる確率は26%?切り替える方法5つすべての確率を解説
副業ができる
派遣社員は正社員と比べ、副業が可能です。
実際に派遣社員の13.1%が副業をしています。
コロナの影響もあり、副業の関心は高くなり、仲には、副業収入が本業を超えてしまった方もいますからね…
派遣社員は正社員にはない、副業を会社がOKしてくれているメリットがあります。
本業だけではない職を見出すために副業の選択肢もありなのではないでしょうか。
以下はおすすめの副業と副業可能な派遣会社となります。
関連記事:派遣社員必見!派遣×副業がおすすめの理由!会社にバレない方法も
自分の強みを引き出してくれる
派遣社員になると派遣営業との面談や、キャリアアップ研修を無料で受けられます。
そこで、新たなスキルや強みが見えてきたり、引き出したりします。
しかし、派遣会社によってはこの研修がないこともありますし、あくまでも任意の参加となります。
率先して受講することにより、スキル向上や派遣会社からはいい見られ方がするため、投資と思い最大限活用してみるといいでしょう。
私がおすすめしている派遣会社は以下の通りです。
- 派遣をつなぎとして利用する
- 未経験でも大手企業に勤務できる
- 面接合格率が高い
- 派遣から正社員になることも可能
- 自分の強みを引き出してくれる
よくある質問
【まとめ】接客業辞めてよかった人は結構多い
この記事では接客業の大変さや抜け出したあとについて解説しました。
- 接客業ではお客様がすべてのため、休みや勤務時間が一般とは異なる
- 離職率は接客業が業種別でNo.1
- 将来に対しての不安がある方は他の職に目を向けるのも一つの手
- やりたいことが決まっていなかったら派遣を利用してみるのも手
少し今後を考えてみようかな。
そうですね。今後の人生は今の行動の積み重ねで造られますからね!