アデコのキャリアシードに落ちた人に共通する5つの原因を現役営業が解説

こんなお悩みを解決します。

• 本記事の内容

• 簡単に自己紹介

キャリアシードは株式会社アデコが運営している無期雇用派遣のサービスです。

無期雇用派遣は派遣会社の正社員であり、派遣よりも落ちる確率は高くなるのです。

でも、実は無期雇用派遣の面接と一般的な正社員の面接では、面接で見られるポイントが違うことはご存知でしたか？

間違った対策をして、時間を無駄にしている人は多いと感じます。

私自身、今も現役で無期雇用派遣の1次面接官をしているので、本記事でキャリアシードに落ちた原因を掴み、次の行動に活かせるよう、徹底して解説していきますね。

⇩キャリアシードと同様のサービス比較⇩

キャリアシードのキャリアシードエルの違いは事務経験があるかないか

そもそも、キャリアシードには2つのサービスを展開しています。

キャリアシード

事務経験者用

キャリアシードエル

事務未経験者用

キャリアシードを受けるにあたり、会社理解しておくことは大前提であるため、まずはキャリアシードとキャリアシードエルの違いを見て見ましょう。

	キャリアシード	キャリアシードエル
コンセプト	自分で考えて自分で動ける即戦力	意欲の高い若手人材。未来のスペシャリスト
①：事務経験の有無	有	無
②：採用エリアの違い	エリア数：29 ・首都圏（東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県内） ・近畿（大阪府、兵庫県、京都府、 滋賀） ・東海（名古屋、 豊田、刈谷市、浜松、静岡、沼津市） ・北陸（富山、金沢、 福井） ・中国（広島、岡山） ・九州（福岡） ・北関東（つくば、宇都宮、高崎） ・信越（ 新潟、長野・松本） ・北海道（札幌） ・東北（仙台、 盛岡）	エリア数：20 ・首都圏（東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県） ・近畿（大阪府、兵庫県、京都府） ・東海（名古屋） ・北陸（富山、金沢） ・中国（広島、岡山） ・九州（福岡） ・北関東（つくば、宇都宮、高崎） ・信越（長野・松本） ・北海道（札幌） ・東北（仙台）
③：配属先の業務内容が違う	・営業事務 ・一般事務 ・OA事務 ・人事・総務 ・貿易事務 ・英文事務・秘書 ・経理・財務	・営業事務 ・一般事務
公式HP	キャリアシード	キャリアシードエル

違い①：事務経験があるかないか

キャリアシードとキャリアシードエル。名前が変わるため、別物と考える方も多いでしょう。

姉妹サービスのため、別物ではありますが、キャリアシードエルでグレードをあげることで、キャリアシードへステップアップするのです。

未経験採用であるキャリアシードエルは「Job Level1」からはじまりますが、勤務経験を積むことによりJob Levelが上がっていきます。

キャリアシードエルに応募をしても、行きつく先はキャリアシードとなりますので安心して応募していくといいでしょう。

違い②：採用エリアの違い

事務職経験者の場合、派遣先の採用が決まりやすいため、キャリアシードでは取引先があるエリア全域がカバーできます。

住まいのエリアにキャリアシードエルが対応していない場合は、同サービスの中で最もエリアカバー率の高い「ミラエール」がおすすめです。

違い③：配属先の業務内容の違い

キャリアシードエルは未経験者でも入社しやすい「営業事務」「一般事務」を主に紹介しています。

事務職の難易度は専門性の高さによって異なります。

以下の図は、事務職の難易度を表したチャートです。

キャリアシードエルは未経験者用のサービスであるため、未経験でも入りやすい職種が多くなるんです。

もう一段階スキルアップした事務職を提案しているのがキャリアシードなんですね。キャリアシードでは、より専門性の高い事務職の配属先が増えます。

キャリアシードでは、より専門的である事務職を紹介しているのが特徴です。事務職経験者の方や、特定の分野でスキルを磨きたい方にとって、いいサービスだと言えるでしょう。

アデコのキャリアシードに落ちた5つの根本的な理由

キャリアシードではスキルや経験で落ちることが多いため、キャリアシード・キャリアシードエルの両方に通ずる落ちる項目をまとめました。

それぞれ見てみましょう。

①：人物判断で落とされた

キャリアシードは無期雇用派遣です。アデコの正社員ではありますが、派遣先で働くため、派遣先からは派遣スタッフと同様に扱われます。

つまり、派遣先に行っても問題ないかを見られているんですね。

無期雇用派遣で、派遣会社が最も怖がることは「派遣先に受け入れられなくなること」です。

派遣先に受け入れられそうか、どうかは重要な内容になってくるのです。

②：派遣の理解ができていなかった

よく、無期雇用派遣＝正社員ということから、派遣じゃないと誤認識される方もいますが、派遣先から見たら派遣です。

だからこそ、派遣の理解を頭に入れておく必要があるのです。

派遣の特徴としては、以下のようなものがあります。

派遣の特徴を理解せずに、正社員と同じ感覚で応募してしまうと、面接中に話が噛み合わない瞬間がうまれます。

特に、「派遣先が変わる可能性がある」点は重要です。

③：事務に対しての志望動機が弱い

キャリアシードの配属先は100％事務職です。事務職以外を狙うならキャリアシードは不向きです。

どうして事務職を選んだのかを考えておく必要があります。

しかし、これだけでは弱いでしょう。

強みを加えてこんな志望動機にしてみるといいでしょう。

④：主体性が見えない

アデコは他社と比べ、主体性を重要視しています。

主体性があるに越したことはありませんが、こういった姿勢になっていませんか？

たしかにその考え方も一理あるかもしれません。しかし、その想いでは正社員としての採用は難しいでしょう。大切なのは、自ら情報を学びに行き、わからないことは聞きに行くという姿勢なのです。

⑤：勤務条件を提示した

無期雇用派遣は勤務条件を提示できません。

キャリアシードの配属先は事務職が多いため、ほとんどの場合は土日休みとなります。

しかし、「時短勤務」や「通勤時間が近いところ」といった、より細かい条件を付けてしまうと落ちる原因となります。

勤務条件を選べるのは派遣です。しかし無期雇用派遣は勤務条件を選べません。
配属先も会社指示となり、あなたの希望よりも会社の希望が優先されます。

無期雇用派遣は、派遣会社に雇用されながら、派遣先企業で働くという働き方です。

そのため、勤務条件は派遣会社と派遣先企業の間で決められます。

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ここまでアデコのキャリアシードに落ちた原因を5つ解説しました。あらためてまとめると次の通りです。

• なぜスキルが重要視されていないのか？

それは、「スキルは後から身につくもの」と考えられているからです。

現在持っている事務職のスキルを100％活かせる職場はありません。そればかりか、今までのスキルを強調しすぎると、面接官から「プライドが高そう」「派遣先とトラブルになりそう」といったマイナスのイメージを持たれてしまいます。

どんな仕事でも、新しい職場に着任したら、必ず学ぶべきことがあるものです。大切なのは、学び続ける姿勢や想いがあるかどうかなのです。

アデコのキャリアシードに落ちたらどうする？

キャリアシードに落ちたら次の3つの行動をしてみるといいですよ。

他の無期雇用派遣を受けておく

キャリアシードと似た「事務職に強い無期雇用派遣」は数多く存在します。

ちょっと比較をしてみましょう。

無期雇用派遣は普通に落ちます。

そのため、複数同時に受けておくといいですよ。私自身1次面接の際に「何社応募していますか？」とくとき大抵3社以上は受けているかたがほとんどですね。

事務職に就きたいと考えるなら「マイナビキャリレーション」か「ファンタブル（funtable）」がおすすめです。

登録型派遣を受ける

キャリアシードを運営しているアデコは登録型派遣を主体として運営しています。

無期雇用派遣では落ちても、登録型で受かることはあります。たしかに登録型派遣は安定しないといったデメリットもありますが、アデコは「ハケン2.5」という安定性を考慮したサービスも展開しているため、派遣会社の中では安定しますよ。

他にも事務職を狙う上で登録型派遣を受けておきたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

スキルアップしてから再度応募する

アデコのキャリアシードは、事務職経験があることが応募の条件です。

一方で、経験のない方はキャリアシードエルという選択肢もあります。

ただし、キャリアシードエルは採用エリアが限られているので注意が必要ですね。

とはいえ、アデコにはキャリアコーチ制度や、質の高い配属先など、魅力的な特徴がたくさんあります。そのため、一度落ちたからといってあきらめるのはもったいないかもしれません。

長い目で見れば、いったん別の道を探るのも一つの手です。他社の無期雇用派遣に挑戦してみたり、登録型派遣で経験を積んだりするのも良いでしょう。そうすることで、幅広いキャリアの選択肢を持つことができます。

アデコのキャリアシードの特徴

ここからはキャリアシードの特徴を見てみましょう。

①：事務職に就ける

アデコのキャリアシードは、応募者全員が事務職に就けるのが大きな特徴です。キャリアシードエルでは、一般事務や営業事務への配属が中心となります。

事務職は昔から人気の高い職種ですが、実際には採用難易度が高いのが実情です。

そんな中で、未経験者でも事務職に就けるキャリアシードのようなサービスの存在意義は大きいと言えるでしょう。

企業の直接雇用ではなく、キャリアシードの正社員として採用されるため、採用率が格段に高まるのです。

②：3年以上同じ職場にいられる

キャリアシードのような無期雇用派遣の場合、派遣先でずっと働けることが大きなメリットです。

派遣社員の場合、派遣期間に制限があるため、3年を超えて同じ職場で働き続けることができません。

しかし、キャリアシードなら、そんな心配はないのです。

派遣先の環境が良ければ、ずっと同じ職場で働き続けることも可能です。

長く務めることで、仕事の幅も広がっていくでしょう。スキルアップを図る絶好のチャンスになるでしょう。

そのまま派遣先企業の直接雇用を狙うことだって出来ます。

③：給料テーブルがあるため、昇給がわかりやすい

キャリアシードには、給料テーブルが存在します。経験年数や役職に応じて、給与がどのように上がっていくのかを示したものです。

例えば、「未経験から入社し、3年目でリーダーになれば月収30万円」といった具合に、キャリアアップのステップと給与アップの関係が一目でわかるようになっているんですね。

大抵の企業は給料水準が曖昧なものが多いです。特に中小企業の事務職に入社した場合、担当者の好みで査定されることだってあるでしょう。

また、給料テーブルがあることで、給与の決定プロセスも透明性が高くなります。上司の評価次第で昇給額が変わる、なんてことはありません。誰もが納得できる基準で、公平に評価されるのがキャリアシードの特長なのです。

④：キャリアコーチにより就業後のフォローが手厚い

アデコのキャリアコーチ制度は、他社にはない大きな魅力です。就業先が変わっても、同じキャリアコーチがずっとサポートしてくれるのです。

会社の基準にあせてコーチするのではなく、働くあなたの過去からキャリアコーチができるのです。

また、就業先が変わったタイミングは悩みが出てきやすく、疲れやすい時期です。

そんな時、キャリアコーチが味方になってくれるのは、何よりの支えになるでしょう。一人で戦うのではなく、共に戦う仲間がいるのです。

経験者にとってはワンランク上の仕事ができる

キャリアシードは事務職経験者用のサービスです。他の無期雇用派遣のサービスでは未経験の採用が多いのに対し、キャリアシードでは経験者向けの仕事も揃っています。

私自身、派遣営業をしているからこそわかるのですが、経験者と未経験者への派遣先の営業手法は大きく異なります。

もし経験者であったとしても、配属先の業務難易度が低く、スキルの成長が見込めないケースもあります。

しかし、キャリアシードは経験者用のサービスだからこそ、ワンランク上の仕事に就くチャンスがあるのです。経験を活かせる環境で、さらなるキャリアアップを目指せるでしょう。

国内の上場企業で働けるチャンスが広がる

キャリアシードの配属先の50%以上が国内上場企業です。

なんかほっこりします。

たしかに、キャリアシードの働き方は派遣社員と変わらない働き方です。

でも働いている場所は世間から見ると「すごい！」となるんですよね。

転勤なし

無期雇用派遣全てのサービスに共通している内容ですが、転勤ありません。

地元で長く働きたい方も多いのではないでしょうか。

私もそうです。

一般的な正社員の場合、会社都合で転勤は当たり前。

大手企業になればなるほど全国に支店があるため、2年~3年周期で転勤がくるでしょう。

会社の雰囲気としても転勤できる人が「上に上がっていく謎システム」どうにかして欲しいものですね。

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ここまでキャリアシードの特徴を解説しました。改めて特徴をまとめます。

アデコのキャリアシードに落ちたときによくある質問

【まとめ】キャリアシードは面接で見られるポイントをおさえないと落ちる

本記事ではアデコのキャリアシードに落ちた理由、落ちたあとの対策を解説しました。

最後に要点をまとめます。

キャリアシードは事務職に特化した無期雇用派遣サービスです。

経験者の採用を前提としているからこそ、経験者にとってはワンランク上の仕事に就け、自分自身の専門性を高められるでしょう。

事務職のプロフェッショナルを目指すなら受けておきたい会社です。

しかし、正社員面接であり落ちることもあることから、別の無期雇用派遣を同時応募しておくことをおすすめします。

類似したサービスの中で、おすすめの企業は以下の通り

• マイナビキャリレーション→とにかく未経験者に優しい
• ファンタブル（funtable）→企業の直接雇用を目的とした無期雇用派遣
• ミラエール→採用実績No.1