長期派遣は3か月以上の派遣であり、長期的に更新が見込めるものを指します。
しかし、このような疑問もうまれるかもしれません。
「長期派遣でも将来性はあるの?」
「長期派遣ってどうやったらわかるの?」
「長期派遣の辞めどきが分からない」
派遣会社にはいくつも契約方法があります。
- 長期派遣
- 短期派遣
- 無期雇用派遣
- 単発
多くてよくわかりません。
この記事では、長期派遣の見分け方から、辞めるタイミング、どういう将来になっているのかを解説します。
私の過去950名程の長期派遣社員を担当した経験からお伝え出来ればと思います。
一つの考え方として、捉えてもらえるとありがたいです。
長期派遣はメリットが豊富です。しかし人によりデメリットもありますので、合う合わないはあるかもしれませんね。
長期派遣とは?
長期派遣は雇用期間が3ヶ月以上であり、更新が見込めるものを指します。
ここでは長期派遣の見分け方ポイントと、長期派遣が多い職種を解説致します。
長期派遣は「雇用期間」と「更新有無」で見分けるといい
長期派遣と短期派遣の違いをみてみましょう。
長期派遣 | 短期派遣 | |
---|---|---|
雇用期間 | 3か月以上 | 3か月未満 |
更新有無 | 有 | 無 |
社会保険加入 | 有 | 無が多い |
業務内容 | 専門知識を要する | だれでもできる仕事が多い |
実は長期派遣と言われる期間は派遣会社により異なります。
期間をこう定義している会社もあるよ
- 3か月未満:短期派遣
- 3か月~6か月:中期派遣
- 6か月目以上:長期派遣
大体の目安として覚えておくといいですね。
派遣会社の営業担当から契約期間と更新有無については必ず言われます。
万が一短期派遣だった場合は、契約期間を更新されることはなく、期間満了終了となります。
また短期派遣の場合は社会保険の加入をしていない会社が多かったのですが、2022年の社会保険適用拡大を受けて、短期派遣でも社会保険に加入できる会社は増えています。
最後に業務内容の違いです。
長期派遣では長年勤めることから、派遣先の社内システムに触れたりと覚える量が各段に増えます。
専門知識を要する業務も行うようになるため、研修体制がしっかりしている会社が多いでしょう。
このように、長期派遣の見分け方は「契約期間」「契約更新」の2つの違いからでも見分けることができますが、さらに「社会保険の加入」「業務内容の違い」からも分別することができます。
長期派遣が多い職種は
長期派遣は下記の職種に多いと言われています。
- 一般事務職
- コールセンター
- 製造業
- 営業職
- 販売職
- 介護福祉
- ITエンジニア
このあたりの職種には長期派遣が多いです。
もちろん同じ職種でも短期派遣をしていることもあります。
例えば販売業で見たときに、年末年始の販売セールなどで短期派遣を募集している場合も多いです。
しかし、セールやイベントを行っていない時期だったとしても、販売社員の数は足りておらず、常に長期的に働ける派遣社員を探しています。
長期派遣と類似の雇用形態の違い
長期派遣と類似して用いられる雇用形態は下記です。
- 短期派遣
- 無期雇用派遣
- 単発
それぞれの違いを表で解説します。
長期派遣 | 短期派遣 | 無期雇用派遣 | 単発 | |
---|---|---|---|---|
契約期間 | 2か月以上 | 2か月未満 | 定めなし | 数日 |
更新有無 | あり | なし | 必要なし | なし |
福利厚生 | あり | なし | あり | なし |
給料 | 時給制 | 時給制 | 月給制 | 時給制 |
ボーナス | なし | なし | ※ありの場合もある | なしなし |
安定性 | 短期派遣よりはある | なし | 長期派遣よりある | なし |
責任感 | なし | なし | なし | なし |
将来性 | なし | なし | なし | なし |
一覧にしてみても似ていますね。
長期派遣の見分けるポイントは改めて「雇用期間」「更新有無」を確認するといいでしょう。
また「責任感」と「将来性」においては、今責任感のある仕事しているよ?と思われるかたも多いと思います。
もちろん派遣社員で会社からの信頼があり、会社の主要人物になっている場合は責任感のある仕事をすることもあるでしょう。
あくまでも比率が多いという意味合いで捉えていただければと思います。
長期派遣でおさえておくポイント3つ
長期派遣では下記3つのポイントをおさえておかないと、後々失敗したと後悔してしまう可能性があります。
- 3年ルールがある
- 給料交渉をしていく必要あり
- 仕事への向き合い方が大事
3つとも大切だと感じているため、それぞれ解説します。
その中でも特に「給与交渉」と「仕事の向き合い方」が大切です。
長期派遣に就いて、後々失敗したと思わないように、認識しておくといいでしょう。
3年ルールがある
同じ派遣先で勤務できる期間は3年と決められています。
個人抵触日が設定されているためです。
3年後の雇用は下記の通り
- 就業中の派遣先の直接雇用になる
- 派遣元会社の無期雇用になって同じ職場で働く
- 他の派遣先を紹介してもらう
- 退職、転職
どれだけ良い職場でも、派遣社員として勤務できるのは3年が限界なのです。
よく言われる派遣の3年ルールですが、事前に3年後を想像して働くといいでしょう。
給料交渉をしていく必要あり
給料交渉をしている派遣社員は少ないです。
もしかしたらこんなことを思っていませんか?
「がんばったら評価されて給料があがる」
「勤務年数に応じて給料はあがっていく」
派遣社員において、これは間違いです。
派遣社員は実力主義であり、かつ派遣会社に利益がうまれない限り、あなたの給料が上がることは考えにくいです。
給料交渉のタイミングは以下です。
・仕事紹介をされたとき
・更新のタイミング
・派遣先企業から引き抜きがあったとき
給料交渉はあなたから言い出さないと、派遣会社は何もしてくれません。
これを言ったら評価下がっちゃうかな。営業担当忙しそうだしな。と考えずに、「給料あげたいです」と素直に伝えるといいですよ。
私自身派遣営業をしていますが、給料が上がっている人は、本人から発言があった方が大半です。
仕事への向き合い方が大事
最も気を付けたいポイントです。
派遣の仕事は正社員と比べ、責任感が比較的軽く、難易度も低めです。
また、仕事も基本的には指示に従って仕事を進めていきます。それでいて月給でみると正社員よりも給料が高いことがあります。
要は、派遣社員は楽して稼げる部類にはいるのです。
しかしそこに甘えたら終わりです。
派遣先企業は下記2点を期待してあなたに来てもらいます。
- 今後の仕事ぶりの期待(未経験に多い)
- 今のスキルを活かして欲しい(経験者に多い)
長く働いても派遣先の期待に応えられない場合は契約終了です。
派遣先の期待に応えるを少し詳しく説明します。
考えとしては仕事のゴールと背景を明確にし、あなたの付加価値を考えて仕事をすることでスキルが上がり価値が高まります。
与えられる仕事をただこなすだけでは、あなたの価値がなくなり、契約終了になります。
あなたである価値を派遣先企業に提供する必要があります。
どのような価値なのかは派遣先企業によりさまざまです。
考え方をお伝えします
依頼された仕事はあなたが処理したあと、何かに利用します。
あなたに任せられた仕事の完成度を確認するのではなく、その先にこの資料を誰に渡すのか、何に利用するのか。完成したあとどうするかをゴールにするといいですね。
長期派遣のメリット9つ
ここからは長期派遣のメリットを9つ解説します。
- 正社員より圧倒的に合格しやすい
- 派遣の中でも安定性がある
- 副業できる
- 時間が取れる
- 転職までのつなぎとしても使える
- ちゃんと残業代が入る
- 契約更新されなかったとしても次がある
- 派遣会社のキャリアアッププログラムを無料で受けられる
- 福利厚生が正社員同等
派遣社員のメリットはこちらの記事でも解説しています。
今回は長期派遣に特化したメリットをお伝えします。
ひとつひとつ解説します。
正社員より圧倒的に合格しやすい
事実です。
理由は以下の通り。
- 必要に応じて雇用終了できるため
- 派遣先企業との顔合わせ(職場見学)前にも派遣会社と対策をするため
- 派遣会社の後押しもあるため
特に未経験の職種を狙う場合は、得策です。
確かに雇用が安定しないデメリットはありますが、これは雇用後の頑張りひとつでリスクを抑えることが出来ます。
派遣の中でも安定性がある
派遣の雇用形態での安定順は下記のとおりです。
- 無期雇用派遣
- 長期派遣
- 短期派遣
- 単発
無期雇用派遣はここでは割愛します。
無期雇用派遣が気になる方はこちらにて解説しています。
長期派遣は長期勤務を前提とした雇用になるため、【期間を定めずに、出来れば長く働いてほしい】のです。
派遣先企業の人員が圧倒的に足りていなく、新しいプロジェクトに必要な人員が揃っていない。
この理由から長期派遣があります。
仕事は人がいないとまわりません。仕事において最も必要なことは「人」なんですね。
そして近年では、どの企業も人手不足に陥っています。
派遣を利用している企業も全企業の中で、30%を超えます。10年前には考えられなかった数字ですね。
派遣先企業で正社員の採用ができたら、雇用終了になることはありますが、まず集まらないので安心してください。
正社員が集まったら派遣はそもそも利用していないはずです。
副業できる
派遣社員のメリットは副業が可能なことです。
副業をokとしている派遣会社がほとんどです。
正社員でも副業を可能にしている企業も増えていますが、副業の中でもアルバイトは禁止しているといった一部制限があることもあります。
まだまだ正社員での副業は動きにくいんですね。
その点派遣であれば、堂々と副業ができます。
短期間でガッツリ稼ぎたい。スキマ時間にバイトしたい。
この選択肢が増えるだけでも、今後の幅は広がります。
時間が取れる
時間が取れる理由は下記です。
- 勤務時間をある程度選べる
- 残業がほとんどない
派遣会社に登録する際、希望の勤務時間を伝えます。その勤務時間に合わせた仕事を派遣会社が選んでくれるからです。
また、正社員の場合、業務上の納期やトラブルがあった際にサービス残業をすることもあります。
ときには休日出勤も命じられるでしょう。
その点、派遣社員は仕事においての責任感は低いです。基本的にはトラブルがあった場合は派遣社員は対応しないことが多いです。
しかし、業務に慣れてきたり、職場に恩義がある場合は自ら仕事を手伝うこともあるでしょう。
手伝って残業になった場合でも、残業代が全額支払われることもメリットと言えます。
また、時間を使い副業を頑張る方も多くいます。
派遣社員は目標を持った方が3年後に大きな違いが生まれます。
こちらの記事で派遣社員で頑張る魅力を解説しています。
転職までのつなぎとしても使える
転職までのつなぎとして派遣を利用することは最適です。
長期派遣でも契約更新をしないことが出来るためです。
仕事のブランク(空白の期間)が転職活動において最大のデメリットとなります。
派遣で仕事を繋ぐことによりデメリットを回避することができます。
実際に私が長期派遣を主にしていますが、つなぎとして勤務している方は半数を超えます。
アルバイトと比べても給料が高く、日払いがあることで、生活水準を下げずに過ごすことができます。
転職までのつなぎとして派遣を利用するメリットは下以下の記事でも詳しく解説しています。
ちゃんと残業代が入る
残業代は必ず入ります。
あなたが残業をすることで派遣会社の売上が上がるためです。派遣会社はあなたが勤務した分、売上が上がります。
もしサービス残業をした場合下記のリスクがあります
- モチベーション低下
- 派遣会社の売上に繋がらない
サービス残業のメリットはないんですね。
もしサービス残業をしている場合は派遣営業に相談することをおすすめします。
派遣営業は交渉してくれます。
契約更新されなかったとしても次がある
長期派遣の場合、万が一契約終了になっても、次の仕事を派遣会社から紹介してくれます。
契約更新されない主な理由は下記です。
- 派遣先企業で人の採用ができた
- プロジェクトの縮小、終了
- あなたのスキル不足
そして派遣会社は下記ふたつの理由からあなたを雇用します。
- 派遣会社の売上を維持するため
- 雇用安定措置によりあなたの雇用が守られるため
雇用安定措置の説明
あなたが3年勤務した後に、派遣会社は厚生労働省からあなたの雇用を安定させるために以下2つのことを行います。
- 派遣先への直接雇用の依頼
- 新たな派遣先の提供(合理的なものに限る)
- 派遣元での無期雇用
- その他安定した雇用の継続を図るための措置
あなたのキャリアアップを図るためにあります。
- 段階的かつ体系的な教育訓練
- 希望者に対するキャリア・コンサルティング
上記が派遣会社には課せられています。
参考:厚生労働省「派遣元事業主の皆さまへ」
派遣会社は1人を雇用するために10万~15万の費用を投資しています。
※細かな内訳は省略します。
ここに費用をかけるよりも、あなたの雇用を維持することの方がコスパもいいですし、効率もいいんですね。
そしてなにより、派遣営業もあなたの人柄を知っている状態のため、次の派遣先企業を選ぶ際、よりあなたにマッチした仕事を選べることでしょう。
派遣会社のキャリアアッププログラムを無料で受けられる
雇用安定措置で義務付けられているためです。
派遣会社によりプログラムは変わりますが、ビジネスマナー研修や配属される仕事の基礎知識研修、キャリアアップ研修をしている企業が多いです。
有料級の研修が無料で受けられるため、今後の仕事の糧になります。
福利厚生が正社員同等
主に以下の福利厚生です。
- 産休
- 失業保険
- 社会保険
- 有給
長期派遣の場合、あなたは派遣会社の「社員」です。
福利厚生の中身は派遣会社により多少異なりますが、正社員同等の福利厚生があります。
逆にフルタイム(週5日勤務)されている方で社会保険に入っていない場合はブラックな派遣会社であることが多いです。
その際は派遣会社を変えることをおすすめします。
福利厚生があるメリットとしては下記です。
- 厚生年金に入ることにより年金増える
- コロナになった場合でも傷病手当があたる
- 有休使える
- 国民保険に切り替える手間が省ける
長期派遣のデメリット5つ
ここからは長期派遣のデメリットを解説します。
- 昇給が見込めない
- 派遣会社にいいように使われる
- やめるタイミングが難しい
- 派遣先企業が業績悪化したらまずは派遣から切られる
- 年齢に左右される
それぞれ解説します。
昇給が見込めない
昇給は見込めません。
理由は以下2点です
- 派遣会社の利益が減るため
- 期間を定めた働き方のため
よく「頑張ったら給料があがる」と思っている方もいますが、頑張って給料が上がることは稀です。
派遣先企業に評価されて、派遣先企業から派遣会社に入ってくる金額が上がったら昇給の見込みはあるでしょう。
しかし、そもそも派遣先企業は直接採用よりも多くの金額を派遣会社に支払っています。
そのため、派遣先企業からもらえる金額をあげることは容易ではありません。
私も営業をする中でこの「単価の交渉」はよくしますが、断られることが多いです。
こんな断り文句です
一年以上働いたらね。
正社員よりも仕事ができるようになったらね。
とはいえ、絶対に上がらないことはありません。
こちらの記事で給料を上げる方法を詳しく解説しています。
派遣会社にいいように使われる
派遣会社はあなたの成長よりも、安定して稼働してくれることを考えるためです。
派遣会社もビジネスのため、会社の売上と利益を第1に考える傾向があります。
そして日々派遣営業は下記の対応をしていることが多いです。
- 勤怠の乱れがあるスタッフのフォロー
- スキル不足で派遣先企業からNGが出そうなスタッフのフォロー
- 新たな求職者を探す
要はネガティブなことに時間を取られており、あなたの成長といつまたポジティブなことに手が回らないことが多いのです。
やめるタイミングが難しい
下記が理由で辞めるタイミングが難しいです。
- 派遣営業がすごい勢いで契約更新を迫ってくる
- 今の職場が居心地がいい
- ある程度のお金は担保できてるし、と甘えてしまう
- まだやりたいことが見つからない
自分にストイックにいかないと、環境に甘えてしまうんです。
派遣社員でプライベートで支障なく生活はできます。
しかし、その働き方に甘えてしまい、5年後、10年後の将来に向けた動きが出来なくなる方が多いのです。
だからこそ以下を意識して仕事をしてみるといいです。
- 〇年後にこうなりたいと決めて逆算して行動計画を立てる
- 能動的な仕事の向き合い方をする
将来の目標をざっくりとでもいいので決めて、半年後は〇〇。3ヶ月後は〇〇と目標から逆算することは大切です。
辞めるタイミングを見失った場合は下記の記事を参考にしてみてください。
派遣先企業が業績悪化したらまずは派遣から切られる
真っ先に派遣社員が切られます。
会社は自社の社員を真っ先に守るためです。
派遣社員は派遣先企業の社員ではありません。
そして雇用期間が定められているため、容易に契約終了が可能です。
変えられない事実であり、現実です。
契約終了になっても派遣会社は別の仕事を紹介してくれますが、今まで一緒に働いてきた仲間と突然別れがきたり、職場で急に素っ気ない態度を取られることを想像すると少しネガティブになります。
ここを回避するためにはある程度信頼のおける派遣会社を選ぶことをおすすめします。
年齢に左右される
35歳を超えてから、派遣先企業が見つかりにくくなります。
年齢制限を設けている派遣先企業は多いです。
- 未経験だけど若手で勢いがあり、将来も見込める人
- 年齢を重ねて経験はある人
パッとみた感じ、経験ある方がいいじゃないと思われますが、
会社は新たなやり方や考え方、システムを導入することが多いです。同じやり方を何年も続けている企業はないでしょう。
そのため、「昔のやり方」では無く「最新のやり方」を取り入れてくれる人を求めます。
年齢を重ねると固定概念に個出すると見られがちです。
もちろん臨機応変に能動的に新しいことを取り入れる経験者も多いですが、「扱いやすさ」も考えて若手をとる傾向があります。
長期派遣の辞めどきは?
長期派遣をしていると、どうしても辞めるタイミングを見失いがちです。
辞めどきを逃す方が多いため、ズルズルと続けてしまっていることもあります。
詳しくは以下の記事で解説しています。
今回その中から特にと思う点を解説します。
- やりたいことが見つかった時
- 収入を増やしたい時
- 精神を崩しそうになった時
ひとつひとつ解説します。
やりたいことが見つかった時
辞めどきです。
特に勤め始めた時は目標がなかったけど、仕事を通じて目標ややりたいことを見つけることがあります。
今の職場がやりたいこととマッチしていない場合、また、将来自分のためにならない
と考えた時は思い切って目標に向かって走り出すのがいいです。
行動をすることは労力を使いますが、ズルズルと派遣を利用していては派遣会社にいいように使われて終わる危険性があります。
収入を増やしたい時
スキルが身について、自分の仕事に見合った対価では無いと思うことがあります。
この時も辞めどきです。
経験者は転職活動において優遇されます。
改めて求人誌を見た時に経験者時給で応募することもできますし、面接のときに自身のポートフォリオ(経験)を伝えることもできます。
定期的に求人誌をみるといいでしょう。掘り出し物が出てきたりしますよ。
また少しタブーとされていますが、同じ派遣先企業の別派遣社員に相談してみるのも一つの手です。
派遣社員から派遣営業に話が伝わり、ヘッドハンティングに繋がることもあります。
精神を崩しそうになった時
精神を崩したら終わりです。
どの仕事でも辛い時は必ずありますが、以下の症状が出たら危険信号かもしれません。
- ストレスで熱が出る。
- 医師から抑うつと診断される
- よく分からない涙が出る
これらは危険信号です。
身体を壊す前に、他の仕事を探す事で、「次がある」という安心からストレスが緩和されることもあります。
限界ギリギリまでは頑張らない方がいいですね。
入社1ヶ月以内が1番きついと思います。
多少の無理は必要ですが、本当にきついと思った場合は以下の記事を参考にしてみてください。
長期派遣で安定化はできるのか?
安定化は可能です。
派遣が安定しないと言われる大きな理由は短期派遣が混在してるためです。
人により安定化の期間の基準が異なるためここでは3年を安定と位置づけます。3年の雇用であれば長期派遣の場合見込めます。
雇用が切られそうになっても派遣営業が守るためです。
また、あなたの評価が高い場合、万が一雇用終了になっても直接雇用の話が上がります。
3年以内に「仕事内容が合わない」「人間関係が合わない」と退職される方がほとんどなんですが。。
正社員でもそうですが、仕事を受動的にしていたら切られます。
それは派遣社員も同じです。
だからこそ日々の仕事の向き合い方は大事になります。
同じ職場であなたの価値を出していくことで安定化は出来ますので、この記事にある「仕事の向き合い方」に気をつけて仕事をするといいです。
また、最も気になることが3年後仕事をしているかだと思います。
3年ルールにより派遣社員は期間が決められていますが、結果として安定出来ます。
以下の記事にて詳しく解説しています。
長期派遣をしている人の将来は?
過去に私が担当した派遣社員の傾向から部類したため、以下が全てではありませんが参考にして頂けると嬉しいです。
- パターン1:派遣先企業へ転籍
- パターン2:ヘッドハンティング
- パターン3:副業、フリーランス
それぞれ解説します。
パターン1:派遣先企業へ転籍
3年経たずして派遣先企業へ転籍することが多いです。
以下の理由からです。
- 直接雇用に切り替えることで派遣先企業の利益になる
- ある程度勤務経験があるため、安心して雇用できる
- 派遣社員も知ってる職場のため安心
- 将来性を考えて
そして、よくある誤認識として、下記があげられます。
「紹介予定派遣じゃないと社員になれない」
「3年経たないと直接雇用になれない」
「転職エージェントを利用しないといけない」
そんなことはありません。
派遣会社もいわゆる転職エージェントです。
今の職場環境が良く、将来も働いていきたいと思った際は派遣営業へ相談してみるのも一つの手ですよ。
ちょっと裏話をすると、派遣会社はあなたを派遣先企業に紹介することで「紹介料」が入ります。
派遣会社にとってもメリットがあるんですね。
直接雇用の申し出をする時は最低でも6ヶ月経ってからがいいです。ある程度職場の雰囲気も分かるためです。
初回更新で直接雇用を希望しても後々失敗したという方もいます。
パターン2:ヘッドハンティング
ここでのヘッドハンティングは別の派遣会社から声がかかることです。
派遣先企業に複数の派遣会社が入っている場合、同じ仕事をしていても他社の方が時給が高いこともあります。
そして、その派遣会社の派遣社員の方と仲良くなることにより、担当営業の話も出てくることでしょう。
ヘッドハンティングにより今よりも給料が高くなる可能性もあります。
しかし同じ派遣先企業に居られないデメリットもあります。
ヘッドハンティングのメリットと注意点は以下の記事でも解説しています。
パターン3:副業、フリーランス
フリーランスで生きていく方も多いです。
派遣でのスキマ時間を狙って自己投資や自己学習を行い、独立を目指すんですね。
非常に良い考え方だと思っています。
同じ業種で人材派遣ビジネスの会社を立ち上げる方や、個人事業主となって業務を請け負う方もいます。
長期派遣におすすめの派遣会社
まとめ
この記事では長期派遣とは何かを解説いたしました。
長期派遣は派遣の雇用形態の中でも安定しているため、つなぎとして働くメリットや、高時給とメリットが豊富です。
派遣よりは正社員のほうがいいでしょう。それは誰もが知っています。しかし、さまざまな理由を抱えて派遣に来られる方も多いのです。
そして派遣に入った場合の「将来像」「辞め時」はしっかりと意識して働くことをお勧めします。
一つの働き方として、派遣を選択することは、いい選択なのではないでしょうか。